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エンゲルベルクの成績から4HT(ジャンプ週間)の結果を予想できるか?その2



前回のふりかえり

その1の記事から、今回特に重視することを抜き出しました。

過去20年間にエンゲルベルクで1回以上表彰台に立った選手は87人おり、そのうち34%にあたる30人は4HT総合3位以内、13人が総合1位になっている。
エンゲルベルクで2回以上表彰台に立った選手は、50%以上が4HTの総合3位以内に入っている。
・シーズン別にみていくと、エンゲルベルクで表彰台1回以上かつ4HT総合3位以内に入る人数は1人が11大会、2人が5大会、3人が3大会、0人が1大会あった。
4HT総合3位以内の選手のうち、50%の選手がエンゲルベルクで表彰台に立っていないが、そのうち73%の選手が4~10位に1回以上入っている

詳細を見たい人は以下のリンクからどうぞ。
エンゲルベルクから4HT(ジャンプ週間)の結果を予想できるか?その1|青い (note.com)

エンゲルベルク2試合の結果からみた4HT総合3位以内の候補者

試合結果から、以下の15人が候補者と考えました。試合の成績から、それぞれの選手をS(表彰台2回)からC(4~10以内1回)の4階級に分け、その組み合わせを考えていきます。

表1 候補者の一覧

3人の組み合わせ

前回の調査結果から、エンゲルベルク表彰台1回以上から1名の4HT総合3位以内が出る場合と、エンゲルベルク表彰台1回以上から2名の4HT総合3位以内が出る場合が、よく起きるだろうと考えました。そうすると、組み合わせの数は286通りです。それぞれの詳細は以下の表2に示します。

表2 今回考える組み合わせ数

なお、エンゲルベルクで表彰台1回以上の人が4HTで総合3位以内に3名入るパターン(SSA等)と、エンゲルベルクで表彰台なしの人が4HTで総合3位以内に3名入るパターン(CCC等)は、過去20大会の傾向からあまり起きないと考え、今回の記事では扱いません。

予想その1 エンゲルベルク表彰台1回以上から1名の4HT総合3位以内が出る場合

過去20大会において、最も多くみられたパターンがこれです。
組み合わせが多く、220通りあります。一応すべての組合わせを表3で示したいと思います(表が長いので気を付けて)。

表3 エンゲルベルク表彰台1回以上から4HT総合3位以内が1人の組み合わせ

予想その2 エンゲルベルク表彰台1回以上から2名の4HT総合3位以内が出る場合

過去20大会において、次に多くみられたパターンがこれです。
組み合わせは以下のとおり66通りあります。

表4 エンゲルベルク表彰台1回以上から4HT総合3位以内が2人の組み合わせ

個人的に有力な組み合わせは何か

286通りを示しましたので、おそらく読んでいる方の予想は、ほぼすべてこの中に入っていると思います。そこから、独断と偏見で有力なものを12個選びました

表5 有力な組み合わせ

さらにこの中から1個だけ選ぶとすれば、

SCCのパターンで、 クラフト、ヴェリンガー、小林陵侑 と考えます。
順位は 1位クラフト、2位ヴェリンガー、3位小林陵侑としておきます。

ただ、今回候補に挙げた選手は皆、一流選手であり、良い風があればヒルサイズ付近まで飛んでくるでしょうから、結果がどうなるかは全くわかりません。彼らの中から3人しか4HTの表彰台に上がれないのは辛いところがあります。みんな怪我無く大爆発してくれれば、それが一番良いです。個人的予想が外れても、全く問題ありません。

次回予告

4HTが終了したら、一応答え合わせをします。


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