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トークできる身体

5日のサイン会が無事に終わり、ほっとしている。
初めてだったので、自分に対して緊張していないふりをしていたけどやっぱり緊張していて、すごく汗をかいた。
ふだん山に籠もっていて、初対面の方と話したり社交したりするための領域が退化しているので、わりとすぐバッテリーがなくなってしまう。

それにしても、読んでくださる方とリアルでお話できたのは本当に良い機会だった。
意外と20代前半の若い人たちもいたし、高校の図書館に勤める方が「高校生たちにも人気ですよ!」と、図書館用にもう一冊購入してくださったのも嬉しかった。
「管理栄養士をしていたのですが、『キッチン・セラピー』を読んで自分のしたいことはこういうことなんだ!と気づいてカウンセラーの資格も取りました。きっかけをくださってありがとうございます」
という方もいた。『キッチン・セラピー』に関しては、編集者さんたちからも「久しぶりに自炊しました」「すごく料理をしたくなって、行動を起こしたくなる小説」「エンタテイメントであるだけじゃなくて、実用書みたいに行動に影響する」という声をもらっていて嬉しかったのだけど、こうして誰かの行動や人生に影響を及ぼせたことは本当に光栄なことだと思う。

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2,952字
すべて未発表、noteのみのエッセイです。

シェアハウスでゆるく共同生活をしながら、人生のあれこれについて小声でお話しするようなマガジンです。 個人的なこと、「これはシェアしたほうが…

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