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死生観

親からもらったこの命
親からもらったこの身体
親からもらったたくさんの言葉
親からもらったモノはたくさんある
それは
ヒトがこの世に誕生してから
ずっと引き継がれてきたもの
もしかしたら地球が始まった時から
引き継がれてきたものかもしれない
ワケミタマ
タマシイは引き継がれ続ける限り生き続ける
永遠の命とも見て取れる
でも…
人はいつか必ずこの世に別れを告げて旅立つ

3年前の流行病の出現は
『命』について考えるきっかけになった

生きるために
死なないために

親の命
自分の命
子供の命

不安と安心の間で
たくさん考えた
『命を守るため』に…

生まれることが選べないように
死ぬことも選べない

人生の始まりも終わりも
全てが宇宙の自然の采配

たとえ飛行機が落ちようとも
生きるさだめの命は生き残る

帰っておいでと呼ばれた命は
いつも通りにお餅を食べただけなのに
この世から旅立つということもある

その時はいっさい選べない。
その事実を明らかにして眺めたとき
『命を守るため』の生き方に疑問を持った

『守るため』から
『命をどう使うか』に考えがかわった

好きに生きていいんだと思った
自分が信じたいものを信じていこうと

何を選んでも
どっちを選んでもおそらく結果は同じ
確かめようもない

生きることがさだめの命なら生きるし
帰ることがさだめの命なら帰ることになる
その時が来たら帰るだけのこと

だったら
もう
いつ来るかわからないことよりも
今を大切にしていこう

明日その日だったとしても
後悔しない生き方は?
どうしたいか?
を考えよう

そう思えた時から
不安は消えていった
…というか
諦めがついたのかも

豊かさを感じる生き方を
選んでいきたいな

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