あおいとり

旅が好き。ベトナム、ミャンマーに駐在、ミャンマーのクーデターに遭遇し帰国。ミャンマー関…

あおいとり

旅が好き。ベトナム、ミャンマーに駐在、ミャンマーのクーデターに遭遇し帰国。ミャンマー関連プロジェクトのお手伝い。ASD LD ADHDの子育て、帰国子女受験、海外大学進学した息子の一人暮らしなど、日々の忘備録。福祉系フランチャイズに派遣中。

最近の記事

支援の輪の中にいること

ミャンマーのヤンゴンでクーデターを経験し、帰国して1年が経とうとしている。ミャンマーをいつか旅することはあっても、暮らすことは、しばらくないだろうなと諦めている。 兄姉弟で始めたヤンゴンかるたプロジェクトは、たくさんの方との出会いに支えられ継続している。これからも、年代、国籍、さまざまなボーダーを超えた活動を広げたいし、私にできることは手伝うつもりだ。 娘がこういう活動をしていると、「意識が高い」とか、「ご両親もさぞ国際貢献や教育に熱心なんだろう」とか「どんな子育てをして

    • 子が子なら 親も親

      子育て中、現に今もなお。 「お母さん、どうにかしてください」 「お母さんが説得してください」 「お母さん、教えてあげた方が良いですよ」 と言われることが、結構ある。いや、かなりある。その度に困る。 何が困るのかって、実はそれを言っている人が、 一体子どもの何に怒っているのか、何に困っているのか、 子どもをどうして欲しくて、私に何を求めているのか、 実は私に怒っているのかが、実はよくわかっていないことだったりする。 10年前の私は、真面目だったし、自分の人生で人を困らせたこ

      • 長男が海外進学した後の変化

        長男が家を出て約1ヶ月。寂しい?不安?と時々聞かれるけれど、自分でも驚くほど何も変わらない。 今日、オランダにいる長男から久しぶりに電話が来た。何かあったのかな?と思ったら、店に料理酒がなくて菊正宗ならあるんだけど、これって日本酒だよね?と。「そうだよ」と答えると「わかった、じゃあね」と切られた。とりあえず、今日も生きているようだし、何か作るつもりなんだろう。 変化といえば、次男と一緒に過ごす時間が増えた。 次男は勤勉な長男とは違い、驚くほど勉強しない。全くしない。何や

        • 自立を支えるもの

          長男がオランダで一人暮らしを始めて3週間。 最初からあまり連絡がないけれど、最近はLINEさえ既読にならない。生存確認したくてLINE、messenger、メール、すべてに連絡してみると”いまご飯作ってるから”と写真が送られてきた。  「いつか一人暮らしするときのために簡単なメニューを教えて」と言われて、よく一緒に作ったピーマンの肉詰めやパエリア。ちゃんと自炊していることに驚いた。 外食も食材も高い、とぼやいていたけれど、ベトナムでもミャンマーでも、長く住んでいる人に聞くのが

        支援の輪の中にいること

          異才発掘プロジェクトROCKET

          異才発掘プロジェクトROCKETというプロジェクトがありました。息子は5年間、プロジェクトのメンバーとしてお世話になりました。 現在、ROCKETはLEARNという新しいプロジェクトに引き継がれていますが、ROCKETに関わりのある保護者が集まり、ポータルサイトSpaceJunkを運営しています。 保護者のブログL点Storyに時々ブログを書きますので、良かったらご覧ください L点Story〜保護者ブログ ラグランジュポイント(Lagrangian point(s)、

          異才発掘プロジェクトROCKET

          反省なんてしない

          難しい子育てをしている間、両親と夫の言葉はいつも厳しかった。 「子育てが苦手なあなたが子供なんか産むから」 「甘やかすから子どもが我がままなんだ」 「母性でなんとかしろ」 「お前にはホスピタリティがない」 正直、今なら斬って捨てるのだが、若く真面目で自己肯定感の低かった私は、ひたすら耐えて追い込まれていった。 あるきっかけで、子どもは変わらなくていい、私が変わるんだと決めた日。私は子育てをやめた。 子育てが苦手なら、相手を子どもだと思わなければいい。対等な人間だ

          反省なんてしない

          ひとの言葉に囚われてきた私

          ひとの言葉に驚いて一歩も動けなくなる時がある。 校長先生から「こういう子供が犯罪者になる」と言われたとき。 家庭訪問に来た担任から「お母さんは部屋の掃除ばっかりしていないで、もっと子どものことを見なさい」と言われたとき。 ROCKETで「なぜ彼を高校進学させるのか。お母さんは息子さんの邪魔だ」と言われたとき。 高校の配慮申請で「君のような生徒はリスクになる。さっさと帰りなさい」と言われている息子を見た時。 息子をなんとかしなくちゃいけないと使命感や善意から出た言葉な

          ひとの言葉に囚われてきた私