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趣味のつくり方 覚え書き。

ほぼ毎日イラストをインスタにアップしているaoitatanです。

趣味にも「作り方」がある!?

長年の趣味0生活から、「趣味が合っていいね」と家族に言われるようになるまでを振り返って、趣味つくるためのちょっとしたコツをまとめてみました。


無趣味という小さくて大きな悩み

大学卒業までは勉強+部活動やサークル、で

一日のほとんどの時間を使っていましたが

社会人になったときに「趣味」と言えるような趣味が無くなってしまい・・

自己紹介の時に、毎回すごくつらかったのを覚えています。

適当に言える適当な熱量がなくって。

休日は、寝てるか、買い物をするか・・・

映画もたまにしか見ないし・・

自分ってなんてつまらない人間なんだろう、と思い

趣味に興じていてそれを堂々と人に語れる周りの人たちが

とっても羨ましいなと感じていました。


趣味= 興味×継続性 

趣味がある生活を、私もそろそろおくってみたい。

鬱屈とした思いが煮詰まったわたしは、

趣味を作ることにしました。そのためにはまず

「趣味」とは何かを理解することが大切です。

「先週パンを焼きました。」これは趣味でしょうか。

趣味と言い切れば趣味だと思います。では、たとえば

「日曜はだいたいパンを焼いています。」

これはより趣味っぽく聞こえるなあと。

「毎週金曜はひとり映画なんです」とか。

「10年サイクリングをやっています。今はたまになんですけどね」とか。

つまり、自分が瞬間的に興味を持ったものを、

現在まで何度か継続して行うことが趣味の定義なのではと考えました。


人と約束がいる趣味 or 独りでやる趣味 

趣味が自分の興味を継続して実践させることだとすると

自分が続けやすい趣味を選ぶことはとっても重要です。

いろんな趣味を考えてみると、人と一緒にやる趣味と

一人でやる趣味では続けやすさが異なる気がします。


みんなでやる趣味の例

 スポーツ系の一部(フットサル、バドミントン、ゴルフ etc)

 女子会、登山、一人ではない旅行、ホームパーティ

 〇〇教室系(自宅以外に予約して通うお教室)、バンド活動

 など、実施までに予定調整が必要で自分ひとりで完結しないもの


独りでやる趣味の例

 お裁縫、お絵かき、24時間いつでも通えるジム、

 自宅での料理、資格の勉強、海外ドラマ視聴

 など、自分ひとりで実施決定が完結するもの


私の場合は、お絵かきと海外ドラマ視聴、24時間ジムと

続けている趣味は独りでやる趣味カテゴリーの物が多いです。

お仕事のスケジュールが変動的で、急な残業がないとはいえず

人と平日に約束をするのがすこしカロリーがいるため

いつでもできて、いつでもキャンセルできる

人に気を遣わずにできる独り趣味のほうが向いているようです。

逆に、定期的に会いやすい友人が近くにいる場合や

日程をあらかじめ決めたり仲間と一緒の方がモチベーションがあがって

続けやすい方の場合は、みんなでやる趣味カテゴリーの方が

しっくりくると思います。

自分によりマッチするほうのカテゴリーを選ぶのが、

趣味を続けるポイントのひとつだと感じています。


外趣味 or 家趣味 

人と一緒or独り と似た考え方で

外でやる趣味(ジムや公園、映画、美術館、スクールetc.)と

家でやる趣味どっちのほうが続けられそうか?というのもポイントです。

趣味活動でいきいきしている私の母(ライブ鑑賞、映画、登山、サイクリングなど)は、

「外趣味と家趣味一つずつあるといい」と教えてくれました。

外趣味は気分が晴れますが、それだけですと

悪天候時や具合の悪い時に続けにくくなります。

なので私も、外趣味(ジムで筋トレ、映画鑑賞)と家趣味(お絵かき、ハンドメイド)を両方キープするようにこころがけています。


具体的ブツで「やったった感」を得る

今の自分の生活リズム的に続けやすい趣味を考えられたら、

まずは3回やってみましょう。できれば最初は週2~3回できると

すぐ「趣味ができて」と話せるようになります。

最初は多めにがんばって、

趣味が生活サイクルに乗ったら頻度を落としていくのがおすすめです。

そして趣味を継続するポイントの一つは、「アウトプット=ブツ」を何か作るということです。

お料理教室なら作った料理またはその写真。

映画なら半券やパンフレット、お絵かきならまさに描いた絵そのもの、

ガーデニングならその植木鉢ということですね。

色々試して気付いたのですが、どうやら

「かたち」があるブツが目の前にあるほうが、

人は実感を得られやすいきがするのです。

「哲学について1時間考える。」たとえばこれも趣味になりえますが

考えたことをノートに雑記でメモしたりすると、

より「趣味やったった感」が増す気がするのです。なので

趣味が軌道に乗るまでは、自分のモチベーションをキープできるよう

なにかブツを持って、お部屋にそのブツの置き場を作ったりするのがおすすめです。

わたしは線の入っていない安いノートを買って、毎日そこに線画を一枚描くようにしました。

そうするとノート1冊書き終わるとなかなかの「やったった感」があり

次のノートも続けられるのです。

※なので最初のノートはページ数が少なめの方が、早くやったった感を得られてよいです。


私の場合は「毎日お絵かきを投稿する」

そんなこんなで趣味を作ろうと考え、

わたしは熟考の結果「家独り趣味」=お絵かき にいそしんでいます。

2017年の終わりごろからお絵かきをはじめたのですが

人って不思議なもので、続けてると知識も経験もついてきて

やりたいことが想像できるようになるんですね。

2017年の終わりには「絵を描きたい」だったのが、

2018年の2月ごろには「LINEスタンプを発売したい」になり

2018年の6月ごろには「ZINE(自主制作の雑誌のこと)を売りたい」

2018年の冬には「オリジナルグッズ(iphoneミラーケース)を作りたい」

と、少しずつ趣味が具体的になっていきました。

毎日絵を描く→投稿する→他の人の投稿も見る を大量に繰り返すと

他の人がどうやって活動しているかの知識が増えて、

それなら自分も・・となるみたいです。

結局2018年は

・LINEスタンプ発売

・イラストレーションZINE発売

・オリジナルiphoneケース制作(自分用、試作)

・イラスト制作の発注をインスタ経由で受けてご納品(!) 2件。

と、さまざまな「ブツ」のかたちで趣味活動にいそしみました。

私は甲状腺(首にある、ホルモンを出す大切な臓器)に橋本病という持病があるため、

将来的に具合が悪くなって外で元気に過ごせなくなったときのためにも

家独り趣味はキープしておきたいなあ・・と考えているのもあり

2019年も、あたらしいZINEを作ったり、

地道に趣味継続活動をしていこうと思っています。


趣味は、あるものではなくて作るもの。

無趣味が悩みだった自分が、一年以上同じことを

継続できたのには趣味の選び方が大きなポイントだったなと思います。

働いていたり忙しいと、なかなか趣味が継続できなかったりして・・

何かをやりたい!と感じる瞬間的な衝動はあっても

それを続けられないと自己嫌悪に陥ってしまい

自分をゆるやかに傷つけることになるので、とにかく

自分がやりやすいかたちで!を考え抜いてお絵かきに落ち着きました。

わたしは線画だけアナログで、着彩はデジタルで描くことにしていまして

そうすると、通勤電車で描けるので(iphoneで指でちまちま指で・・

これまでの生活リズムへの負担がないまま

お絵かきをつづけることができています。

(これまで電車でネットサーフィンしていた時間をお絵かき時間に変えたイメージです)

生活を劇的に変えることってとても難しいというか時間がかかるので

最初はとにかく、継続しやすい趣味を継続しやすいやり方で始めることがコツかと面もいます。

この記事を通してたくさんの方が趣味作りで楽しい時間を増やしていただければ幸いです。

長い文章でしたが、ご一読いただきありがとうございました。

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この記事を書いたaoitatanの趣味活動まとめ

instagram @aoitatan  ほぼ毎日イラストアップしています(2018~)


LINEスタンプ 自分の飼っている犬や鳥、近所の猫などをモチーフにやわらかい水彩のスタンプを作りました。「なあんにもしない」「じゅうでんちゅう」など、自分をいたわるやさしい言葉を入れ込んでいます。おすすめです!


★montzineでのZINE販売(2018年上期に描いたイラストを選抜してイラスト絵本にしました) 都立大学にあるZINE専門店で発売しています。イラスト13点に英語と日本語でお話が書いてあります。2019年5月頭までの発売です!ぜひチェックしてみて下さい↓


★ペットさんのイラストオーダー受付(ココナラというお仕事オーダーアプリで、動物さんのイラスト制作(データ)を始めました。2019年バレンタインまでオープンで、その後は自分の忙しさによって不定期でオープンします。お知らせは全てインスタでリアルタイム更新します!)

★twitter

インスタはお絵かき完成版のアーカイブなのに対し

Twitterは日々のつぶやきや習作もあげるようにしています。


★上記がひとつにまとまったaoitatanホームページ

自分でもだんだん何やってるか分からなくなってきたので、

昨年末にすべての活動先に飛べるホームページを無料ホームページ作成サービスでちまちまデザインして作りました。


おしまい

御拝読ありがとうございました!


いただいたサポートは、ZINEの印刷代または必要に応じて家族にコーヒーをごちそうするために活用させていただきます。