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ピントのずれた日20230105thu182

起きる。ぼうっとする。がんばりすぎか。いや、ここでがんばらねばいつやる。

いろいろなことが手に負えない。部屋探しは後回しにしたい。昼の中国人スタッフは優秀だった。武漢出身、大分県の佐伯出身の日本人の妻。覚えてるの、それだけ。

昼、記憶がない。師匠だった作家のいうとおり吐きだしたレジュメは1/20も使わない。もっと捨ててる。

得たもの。自分のマテリアルっぽいものだ。高橋留美子、鳥山明、クリストファー・ノーラン、村上春樹、よしもとばなな、表現の文脈は作家それぞれだが自分の内側にドロドロするマグマのようなものは、だれかの真似かもしれぬと恐れたり、だれかの批評にビクついたりして、我慢する必要はない。絶対にだ。それに気づいた。

何回も何回もかきつづけて、そのなかで手を変え品をかえ、作品をかえて、自分が納得がいくまでくりかえし描いてもいいのだ! 小さい頃からの疑問もぜんぶ、なんども作品にぶつけて、またかけばいい。

今回、かき足りなかった残り滓をまた沼にしずめ、次回かくときにまた網を沼につっこんで底に溜まった澱を掬いあげればいい。今回はこれで書く。と決めて別の作品をかけばいいのだ。デビューもしてないのに、なにも恐れる必要はない。

十六時。洗濯物が冷える前に取りこんでいると、田んぼのスピーカーから、大音響で、
「塩町○丁目で竹やぶが燃えた火災は、沈火しました。第五消防団の出動の必要はありません。国東防災本部なんちゃらほにゃらら… 」DA・KA・RA・なん度もいうけど、その放送は必要なのか!?
心でつっこむ。大黒摩季の歌が心のなかにこだまする。

〽︎ららら、ららら、ららら、ららら、きょうもあしたはあなたに会えない〜♪
あれは『ら・ら・ら』だった。(*゚▽゚)ノ

なんか、日記のテイストがだいぶ変わってる気がする。テンションおかしない?

散歩にでる。手がかじかむほど寒い。都内、四畳半一間。今までのびのび過ごしてきたウチのネコ。気が違っちゃうんじゃないか? スーパーでぶた肉を買う。肉はいい、体を燃やせる。持ちがいい。あとは執筆には糖分だ。
寒い、帰ろう。
帰りに、いつもの中村橋を、別角度で写メを撮ろうとしたそのときだった

あっ。
息をのんだ。
日が暮れて、黒い川に浮かぶ無数の石。そう思っていたものはみな鴨の群れだった。

鴨は三百羽ほどいて、黒い塊になって海に流れる川に浮かんでいた。
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