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プロット沼(倉庫)。

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日々プロットを作っていき、脳裏に沈めておく沼(倉庫)です。随時サイレントアップデート。
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#全記録

「消えた小説」プロット最終版

829文字・無料 ■1章 プロローグ菜の花畑に転倒 ■2章 3/17(金)喜ちゃん飯店のバイト面接 ■3章 3/18(土)☞ LINEのやりとりの章(男、リョーマにバイトの服装や靴などの相談をする、田中未知子とはデートの日程の相談)男とミチはLINEで口喧嘩(助産師の有給の話で)、男はミチと息子(ショウ)の親子喧嘩を電話のこちらで聞いてしまう(母子相姦の伏線)。南京の男と電話=■11章 あとがきへ。 ■4章 3/19(日・祝)バイト初日(男はプレハブのなかで手淫をす

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⬛︎見直しチェックシート

タイトル決まる「消えた小説」、最後のどんでん返し。

4236文字+有料 ■ あとがき(四月五日・水・晴明節) 南京    この物語の編集に代えて。  私は中国の南京に住んでいる。私はこの物語の筆者である「男」と十八年前に上海の職場で知りあった。五章で男は電話をかけた。その電話の相手は私だ。  あとがきを上梓するに中国の晴明節に間に合った。  晴明節とは人々が墓に参って先祖や死者をまつり若い娘は野山にでかけて春のあそびをする民間の祭日だ。川の多い江蘇省には晴明節のこんな歌がある。  正月灯 二月鷂 三月上墳船上看嬌

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平坦な日常小説にドラマを作る。(GM全記録)フィードバック

62663文字

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店の雰囲気、男の緊張、オクサンのキャラ(GM全記録)

11840文字+有料  ミホと入れ替わりで店内に入るとディシャップではヤマさんが取り皿に黄色い粘土のようなものを練っていた。 「それはなんですか? 」  男はメモ帳を開いて訊(たず)ねる。 「マスタードだよ」とヤマさんは言う。 「和からしですね」男はメモ帳に記した。■十時五十分。和芥子練り。と男は記した。 「これは決まった時刻はないよ。手が空いたときでいいんよ」  ピッチャーの置きかたはヤマさんが教えてくれた。もち手の上部に◉印があるのとないのがある。 「それ

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人気動画、真実を書く小説家、視点の違い。

3480文字+有料  130万再生を叩きだす人気ユーチューバーの動画(エンタメ)。  無名の私小説作家。  どちらも真実だ。  びっくりした。原稿のスケッチが足りなくてネットサーフィンをしていたら、「男がバイトをした初日の動画」が、まんまアップされていた。  そのYouTube動画のコメント欄もほぼ好意的だった。  解釈は、視聴者(読者)に委ねられる。  作り手はどこを切り取るか。   どこを見るか、どこを読むか。  作家としては「闇」「弱い立場」からしか物語は描けない。

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男の性格(メモ癖)を道具で使う(GM全記録)

8320文字+有料  そろそろ立ち上げ準備のはずだ。  十時二十五分。男は、メモ帳に記した。 「どうだい? やっぱり良いじゃないか」  勝手口の敷居に仁王立ちをして腕を組んでオクサンは立っていた。 「先ずは、ぼくはなにをやればよろしいですか? 」 「最初は誰だって何もできやしないんだから、見てればいいんだよ」  まわりが一瞬、黙った。男は、パニックになりそうになって、咳きこむ。 「アキさん。マスクね。そこにあるよ」  ヤマさんは言った。  男は氷水のピッチ

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メインプロットを変えない推敲。20230406thu289(GM全記録・有料)

29041文字・300min 男の性格 膨らませても物語のメインプロット(筋)は逸脱しない キャラのせりふの掛け合い ネコの存在感   プロローグ 菜の花畑にて ■湯善納骨堂前の菜の花畑にて  目を覚ましたとき、男は菜の花畑に倒れていた。  鼻についた黄色い花粉を手で払い落として、男は顔をもたげた。男が乗っていた自転車はアスファルトの道の端に、スタンドが立てられた状態でちゃんとそこにあった。  男は上半身を上げて盗まれたりした物はないかと自らのからだの節々

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小説らしい文章って何だろう?20230404tue285

255+1999文字+α・45min  記事は前後する。風邪を引いたらしく風邪薬を飲んで寝た。深夜に起きて、書きたい気持ちがあって冒頭をいじっていた。推敲といえば推敲だが、これは採用はない気がする。泉鏡花だとか昔の宇治拾遺集だとか川端康成だとか村上春樹さんもそうだけど、ちょっとそういう「物語」を書く作家になりきって書いてみようか。と思ってぼんやりと書き始めた。  すると、そういうふうな文章が勝手にするすると浮かび上がるのが不思議な感覚だった。ある意味、別の何かに成り切る。他

小説『GM』全ノートvol.9。直接的に書かれない背景を、どう描くか?20230403mon284

3626文字・120min 直接的に書かれない背景を、どう描くか? ⑴ 物語(舞台)のスケジュール(事件、場所、5W1H)は別紙にできるだけ細密に書いておけば物語の日程の矛盾は回避できる(井上ひさし)。 (2)(1)を踏まえて、背景の表出は氷山の一角(ヘミングウェイ)理論だ。 ⑶ この小説の男の背景の表出は新感覚派(川端康成)を参考に ◉男の足跡=物語では直接的には書かれない ☆回想で挿入される(物語のなかで日時が前後する) ■会話や書類:物語上に直接的に書かれる

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小説『GM』全取材ノートvol.7。20230330thu279_二章プロット

2569文字・5min  二日目 バイト初日(三月一九日・祝) 登場人物 男オクサン リョーマ ミホ タツ ナオキ マスター シゲ ヤマ ■自宅にて(出勤するシーン)。  九時十五分だった。  これからゆっくりとペダルを踏んでも、出勤時間まで十五分ほどの余裕はあった。  男は上がり框(かまち)に尻をつけてスニーカーのヒモを結ぶ。縁側に抜ける西がわに植木鉢があって、それに隠れるようにシクラメンの鉢が赤く咲いていた。毎年男の父が沼田のカンベオートからひ

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小説『GM』全取材ノートvol.6。20230330thu277_一章二稿

7148文字・240min  面接の時間は迫っていた。男は菜の花畑から立ち上がって、地図アプリの女の声に従って目的地に行くことに決めた。  向かってきた高速の側道を道なりに自転車のペダルを踏み始める。すると地図アプリの女は案内方向を正しい方角にもどした。このまま走ればあと五分で目的地に到着する距離だった。青い空は、急に黒くなり始めた。

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小説『GM』全取材ノートvol.5。20230327mon273_序二稿と一章一稿

6133文字・180min 序  目を覚ましたとき、男は菜の花畑に倒れていた。  鼻についた黄色い花粉を手で払い落として、男は顔をもたげた。男が乗っていた自転車はアスファルトの道の端に、スタンドが立てられた状態で、そこにちゃんとあった。  盗まれたりした物はないかと男は自らのからだのふしぶしを触ってひとつひとつ検分をする。黒いパンツは臀部(でんぶ)でつぶれた菜の花で濡(ぬ)れていた。紺色のシャツはどこも汚れていなかった。男は安心してため息をついた。それにしても、男の胸

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小説『GM』全取材ノートvol.4。20230327mon273_章別執筆プラン

6305文字・120min ■「ゴッド・マザー」は本稿では「オクサン」と記す。レジュメやプロットでは「GM」と記す。 ■小説「ゴッド・マザー」は短編(原稿用紙100枚〜120枚)の予定。 ■執筆期間(半年間)〜2023年10月末 第一稿は5月末 第二稿は6月末(以下、推敲のくり返し) 第七稿は7月末 第七稿を純文学の有料添削へ。 最終点検をして応募する(群像新人賞が10月末。が12月末か来年の3月末の新人賞応募を希望、投函はいつでもできる) 一章の(段落別)執筆

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