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400字日記(リニューアル版)

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400字日記をリニューアル 日記に通底するテーマ 「すべては作家人生のために」 400字に入れること➡︎日々に見た感じたもの(具象) 四百字をどのような形式で見せるか? ➡︎「第…
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#小説

判ったぞ、あの女兵士の正体が! / 20240618tue(500字)

■ファミレス カラン。 折り鶴をする手は止まった。 「こっち!」 リョウはふらふらで歩いてくる。 「来たね」 リョウは椅子に座ってセナを睨める。 「セナのノートは色んなことが書いてある」 リョウは銃声が聞こえる向かいのスーパーを指さす。 「あそこに現れる女兵士。セナが書いた」 セナはうなずく。 「ずいぶん前から共闘して、さっきのループで、やっと気付いた」 「ループ?」 ノートを開くセナをリョウは遮る。 「開くな! また新たな次元が開いちまう。おれにはもう手に追えない」 重々

文学的な或る仮設⑵/ 20240522wed(400字)

小説の設定 肉体に反物質の核爆弾を吸収したキムは脳を液体金属のAIに侵食される。キム自体がブラックホールの怪物になる。 タイムループの概念 今までのすべての小説において「タイムループ」は人間が人間の都合で人工的に起こしてきた時間旅行の道具だ。それと別に「宇宙では自然事象でのタイムループが存在する」と仮設する。 ファミリーズ白馬店の地下で、キムの怪物=ガルガンチュア(巨大ブラックホール)がタイムループしている。 高次元とは 時間と空間を自在に折りたたむことができる世界だ。

ザ・恐怖(ホラーとは?) / 20240512sun(400字)

ホラー小説は、恐怖を主題として、読者に恐怖感を与えるため(恐がらせるため)に書かれた小説。恐怖小説あるいは怪奇小説などとも呼ぶ。 書き始めのころ「地下に繋がれる裸の女は時間になると陰部に覚醒剤を打たれる」女の地獄の極限を描いた。批評家の先生に「これは寓話だ。ジャンル小説を書きたいのか?」と言われた。後に冷静になれば「ぼく(筆者)が勝手に思いこんだザ・女の恐怖」だった。 恐怖は読者(あるいはキャラ)によって違う。ADHDで同僚の会話が恐怖だったり、子どもで親がネグレクトで継

ある「化石」の仮説 / 20240504sat(400字)

最近「村◉春樹」の言葉を使った記事を書いた応報でじぶんのページに村◉春樹が上がってくる。うんざりだ。 物語を書くことはじぶんの無意識に眠った化石をそのままの形で掘りだす作業だ。じぶんを信じて書けばいい。S・キング 彼から知る前に、ぼくは薄々じぶんの内部で察知していた。 三月ぼくはプロット(物語の骨格・青写真)を作成した。 すべての伏線をラストシーンで完全に回収する。それがエンタメ作品だ。 師匠のことばが頭に引っかかる。 S・キングと記者出身の師匠の言葉は矛盾する。

作家性を作るもの / 20240502thu(399字)

作家は「私」は客観的に観察はできない。 ここでいまの私はどうだ。などと書きたくない。 「これは他者も読まれる日記」割り切って書く。 ぼくは作家は固有のスタイルをもつべきと思っている。 いま小説を下記の意気込みで書いている。 筋はAIにも書ける。が表現はAIには真似できまい また、 固有の作家文体は確立していない。なのに作家性は作品のどこでだすか? 丸山健二先生の授業を受けた。 先生と対話をして、なるほど。と腑に落ちた。 もしや、ぼくにはコレかもしれない。 ある箇所を思

読者よ。小説に何を求めている? / 20240423tue(398字)

「何をどのように書いてもいい。それが小説だ」 筒井康隆 イギリスの批評家テリー・イーグルトンは『文学とは何か』でこう語る。 「雑草」とはある決まった種類の植物の名ではなく庭師が庭に生えてほしくないと思う種類の植物全体を指す語であるのと同じように「文学」という言葉は(文学という決まった種類の何かがあるのではなく)何らかの理由で誰かが非常に高く評価する種類の文字表現全体を指すものなのだ。 その誰かとは、作家や批評家たちからなる権威機関だ。 読者よ。好きなものを自由に読め

三島由紀夫もやなせたかし皆もおなじ作家だ / 20240422mon(317字)

自身の筆に、素人が抜けなかった頃、 君が信奉する大作家も絵本作家もおなじ作家。客層が違うだけだ。 師匠に言われた。これでぼくは目覚めた。 三島由紀夫もやなせたかしもおなじプロなのだ。読者を楽しませる土俵が違うだけだ。 「小説の世界をどのようにして描くか? 」 ぼくは「村上龍」「村上春樹」を教科書にした。 かれらの作品をいく度も読んだ。 己の小説がじぶんなりに、ようやく描けるようになって、皮肉なことが起こる。かれらの小説の「粗」が見え始めた。こう思うようになった。

丸山健二先生に宛てたメール(後編)20240417wed(398字)

丸山健二先生の「魂」を「丸山塾」で一子相伝で受け継ぐ。 じぶん固有の文体を作り上げる。作家としてこれは非常に困難な作業です。 才能とは己の欠落を補強する力だと思います。 では才能はどこにある?  才能はそもそも存在しない。そう思います。 (才能については割愛) 数年前、鉄道旅行にて。 秋田駅のホームでぼくは盲目の女のステッキで躓いた。 「あっすみません」  と小声をだしたつもりでした。が、 「ぎゃっ」  と彼女はぼくの声に反応して悲鳴をあげた。 このときぼくは思った。女は盲

丸山健二先生に宛てたメール(前編)20240416tue(395字)

何度も録画を見て、勉強しております。 「きみ、なんで新聞記者の先生に習ったの? 」 丸山健二先生の質問に答えます。 純文学を書いていました。純文学講師の添削では「文章がペダンチック」「ありふれた文章がほど難しいのだ」「既視感がある」半年間寝込みました。 その年末にネットで小説講座で先の先生に会いました。 「批評家の言うことは聞かなくていい。奴らは作家じゃない」 救われました。それで「純文学は諦めてエンタメの職業作家になろう」と舵を切ります。先生はこうも言いました。 「文章は書

子どもの1時間は大人の五年

253文字・5min 先日、Yutakaさんのコメントで「一時日が短い」とあった。 これについてぼくはnoteで五回くらい書いた。 今回で六度目だ。 至極簡単に書く。 子どもは一瞬一瞬をいちいち感動する。 大人はそれに慣れてしまっている。 いつもぼくはハンバーグで喩える。 朝食の食卓でハンバーグでる。 こどもにとっては人生で何度目だろうか? 父は母は何度目だろうか? 白飯にワインソースを混ぜる感動! 子どもはいちいち発見をし感動する。 大人はどうか? 二年前にそれ

コメディ殺人事件の不条理小説を書いて / chatGPTにおねがい! 3

2283文字・6min コメディ殺人事件の不条理小説を書いて(衝撃的な結末も書いて) 舞台は小さな町、日常がふんだんに詰まったその中で、ひときわ奇抜な事件が発生した。 ある晩、町の名物喫茶店で、地元のコメディアンたちが毎週のように集まり、おしゃべりや笑い声が絶えない中、一人の男が突然死亡したのだ。その男は町で知られるよき人だったが、その死因はなんと、大量のバラの花びらで窒息したことだった。なんとも不条理な事件だ。 警察は調査を開始し、喫茶店の常連客たちを取り調べるが、どの

文字を知らない少女の小説を書いて! / chatGPTにおねがい! 3

926文字・5min 七歳の文字を知らない少女の小説を書いて 七歳の少女、孤独なる存在。家は彼女の牢獄、愛情は彼女から遠ざかる。父は市役所の職員、立場は高いが心は遠く、母は消えた存在。夜が訪れると、彼は女を連れ込む。彼女はその存在を感じ、心の奥で孤独を嘆く。 窓辺に立ち、外の世界を眺める。夜風がそよぎ、星が微笑む。彼女は夢を見る、遠い場所へ飛び立つ夢を。家の壁が狭く感じ、心の翼が羽ばたく。 母の面影を探し、父の愛を待つ。でも彼女は知っている、愛は時に冷たく、希望は時に

雪原行軍の厳しさの文学的なひと段落を書いてくれ! / chatGPTにおねがい! 1

4390文字・15min ◉雪原行軍の厳しさの文学的なひと段落を書いてくれ 吹雪が雪原を覆い尽くし、風は氷の刃のように肌を切り裂いた。一行の冒険者たちは、凍てつく寒さの中で進んでいた。その足跡は雪に埋もれ、風によって消される一瞬の間にもう消し去られてしまう。彼らは各自の目的を胸に秘め、凍える寒さと不安に耐えながら進んでいく。時には目の前の景色が真っ白になり、方向を見失いかけることもある。しかし、彼らの足取りはたゆむことなく、進むべき道を探し続けた。その中には、過酷な自然の

お返しの記事(読書と書物について)

3588文字・34min ぼくは基本、パソコンもケータイも画面もディスプレイカラーを反転させています。これは京都に住んでいた時分の設計士の友人に教わりました。設計士はいまはデスクでCAD作業です。立体の橋、教会、タワー、図書館、家などを無数の線で白地に黒線で書き続ける。やはり目が疲れるそうです。 執筆も基本はおなじです。 僕はディスプレイを黒地にして文字は柔らかいオレンジや青色などにしています。 さて、野原綾さんの下記の記事にて  ぼくのnoteでは村上春樹さんの作品