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日々是短歌、ひりだす哉。

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素人俳句です。 手元に一冊「短歌研究2021年6月号」を持ち、それを頼り(ほとんどバイブル)に日々一首をひりだしていきます。
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#物語

すべての「定年」に、死を! / 20240527mon(400字)

「定年」 誰が作ったのか? 昔の帝、士農工商民、穢多に定年はない。 「定年」を作ったのは明治政府か? ググった。 1887年に定められた東京砲兵工廠の職工規定で、55才定年制。 現在「上陸者」は238,823字。原稿用紙597枚。 文字検索で「定年」は無し。 いままでブログで「定年」を使った試しはない。 この記事でオサラバしたい。 定年とパソコンに打つだけで、反吐がでる。 なぜだろうか? 僕の小説のキャラに定年は居ない。僕は核爆弾を背負った兵士が首都を爆破する物語は描け

闇の循環。「タイ米」を読んで、 / 20240517fri(400字)

嫌味の記事ではない。 男性。年齢不詳。早稲田出身。 ロス滞在の健全な日記だ。 青空の下を走ったり、懸垂をしたり。青空文庫で江戸川乱歩に夢中になって、ケネス・ブラナーのハムレットを鑑賞。太宰治作品に対しての鋭い見識を垣間見せる。心身ともに健康な陽の当たる人生を送る人間が描いた備忘録だった。 ぼくは中国では半地下のヒモ生活だった。彼女が紹介した家庭教師と真っ昼間から肉慾に溺れる。半地下から逃げだして韓国人と結婚。娘を儲けるが家庭を失った。薄っぺらの人生だ。中身のないボテだ。

ある「化石」の仮説 / 20240504sat(400字)

最近「村◉春樹」の言葉を使った記事を書いた応報でじぶんのページに村◉春樹が上がってくる。うんざりだ。 物語を書くことはじぶんの無意識に眠った化石をそのままの形で掘りだす作業だ。じぶんを信じて書けばいい。S・キング 彼から知る前に、ぼくは薄々じぶんの内部で察知していた。 三月ぼくはプロット(物語の骨格・青写真)を作成した。 すべての伏線をラストシーンで完全に回収する。それがエンタメ作品だ。 師匠のことばが頭に引っかかる。 S・キングと記者出身の師匠の言葉は矛盾する。

エンタメ版のマクガフィンの問題 / 20240430tue(398字)

マクガフィンは小説や映画などのフィクションにおけるプロット・デバイスの一つ。話を進めるために用られる作劇上の概念。 ヒッチコックのマクガフィンの定義はプロットの進展に必要であるものの観衆はさほど気に留めないオブジェクト(ネックレスや書類)。対してジョージ・ルーカスは「まるでヒーローと悪役の決闘シーンのように観客を虜にするものでなければならない」と語る。 ぼくはルーカス版「悪役:綿鍋銀次」を物語に登場させた。とはいえ、マクガフィンだ。綿鍋銀次が死ぬと物語は急速に力を失った。