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短歌 「針」

傍にいる 匂いが私を 縮ませて 跳ねる鼓動に 怯えてるだけ
敏感な人だと気づく あなたこそ 鋭い針を 飲み込んでるの?
おかしいな 客観的になれないし 根拠もないし 痛いだけだし
顔色が 変わる瞬間 背筋冷え それでも思い出してしまう なぜ
あの日から わかっていたこと 擦り切れるほどに練っては 捨てようとして
無機質な 文字しか送れない人と 思われないと 目を見れなくて
絶対に 見せない言わない忘れない 決めているから 気付いてよ、あなた

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