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君へ

このnoteは、自分の書きたいことを自由に書く場所なのだが、ある人に読んでほしいことを画面を通して伝えている節がある。今日は、どうしてもこの場を通して書かずにはいられないことを、自分の日記兼創作ノートに鉛筆でぶっつけ本番、ほぼ一筆で書いた内容を載せようと思う。一筆という文字通り一気に書いたものなので、わかりにくい表現もあるが、一部誤字を訂正するのみ、あとはそのままにしておく。この文章の解釈は、もし君が受け取ってくれたなら、君自身の判断に一任したい。

前書きはこのくらいにして、君へ。


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明日死ぬかもしれないから、死が身近に迫っているように痛感するこの頃だから、君に書いておきたいことがある。どうしても書かなければいけないことがある。何かが崩れてなくなってしまっても、どうしても今ここで書かなければいけないことがある。

私は君に依存していない。だから、君がいなくても大丈夫だ。君が死んでしまうことなんて考えられないし、考えたくもないリアリティのないことのように思う、もちろん悲しいし耐えられない。だから、君と会わなくても平気、寂しさなんてこれっぽちもない、という意味ではないのは理解ってほしい。「君がいないと生きていけない、私を離さないで」という依存は今もこれからもしない、そう決断し覚悟している、ということだ。あくまでも覚悟している、というつもりのだけだけれど。もし、本当に何かしらの大きな穴に落ちてどうしようもなくなったら、依存してしまうかもしれない。それは誰も未来を知らないのと同じことだ。だから、今回は考えないでおくことにする。

私は君のことを都合のよいように相手しているかもしれない。君の素直でなんでも褒めて納得してくれるところに安心して、自分のやりきれない気持ちの掃き溜めにしてしまっているかもしれない。私は、もちろん君の素直でまっすぐで私の話をいつも親身に聞いてくれる共感力や優しさが好きだ。でも、本当に尊敬しているだろうか。本当に大切にできていない気がする。私の掃き溜めに都合よく相手になってもらっているだけではなかろうか。同時にこの甘えた思いに「そんなことない」と否定してほしいと更に都合よく甘えてはいないだろうか。

友達というのは、不可思議でよくわからないなと、子どものころから薄々感じていた気がする。一緒にいて盛り上がればそれでよい、かもしれない。腹を割って話せるからそれでよい、かもしれない。でも、なんだろう、やっぱり人間は一人なのだ。孤独と共存して生きている。友達がいてもそうだ。それに、友達は迷惑にだってなり得る。自分と相手が同じくらい満足できる関係を持つ、ことはほとんど奇跡のようなものだ。どちらかが少しでも「負担だな」「なんだか自分ばかり損じゃないか」と思ってしまえば、終了なのだろうか。友情には賞味期限がある、というが、この自分と相手のバランスがよい時期もあれば、そうでなくなってしまって離れざるを得ないときがある、という意味であろうか。私もこの言葉には大旨同意できる。人間関係には旬がある。人は変わらないように見えても、やはり変わる。それは時間が経てば経つほどそうなのだと思う。


少し話が逸れてしまったような気がする。君に言っておきたいことがある、と言いながら 言いたいことがよくわからない。きれいごとにまとめるつもりも無い。これによって君と私のバランスが崩れるようなことがあったら、それは大変心苦しいことだと思うが、でもやはり致し方ないような気がする。君と私の旬がいつなのかはわからないし、今であっても昔でも未来でもいとわない。そういう運命なのだと受け入れよう。
君にとって私は迷惑でしょうか。バランスは取れているのか。本当なのか。君のその素直さを悪いように都合よく使ってしまっている私は、とんでもなく悪い人なのだと思う。申し訳ない、ごめんなさい。どれだけ自己を問いただして、人間の愚かさを自覚しようとしたって、やはり私も人間でありとんでもなく愚かだと思う。思う、だけで本当に腑に落とせていない私はやはり愚かなのを、許してください。いや、許されてはいけない。君のその素直さを、都合よく使おうとする人間が他にもいるかもしれない。これからも出会うだろう、でも利用されてはいけない。君のその実直さと 初心を保ち続けるために、悪い人を寄せつけないようにしながら、この世の中の不条理と予測できない未来のために闘い続けなければ生きていけないと思う。どうか、めげないでください。いや、めげる時があっても、立ち直るために必要な栄養を取ってください。立ち直ろうとして、都合よく利用するためにおいしそうな悪魔の実を差し出す大人が現れるかもしれない。でも、そんな手に乗ってはいけない。君の大切な初心をなくさないで。なくしてしまっても、君はまだ持っているものの中から作り直せばいい。

「ありがとう」とか、「そんなことない」とか、言ってもらえると安心するなという甘えた心があるけど、やっぱり言わせてしまうのは心外だ。君と私の友情の賞味期限がいつかわからないけど、そんなものがあったら切れてしまうのが怖いなという気持ちがあるけど、いつでもいいや。とりあえず、今書かなければいけないことはこれだけ。読んでくれたならありがとう。長くかけてごめん。もしありがとうとか言わせてしまうならそれもごめん。率直でいることが大事だから、率直でいてください。また今度 ふつうに会おう。


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