目の前の人を無視するということ:Bリーグの契約情報のあり方について

やっと比江島選手の契約の動向が発表されて一安心した人も多くいるんじゃないでしょうか

以下シーホース三河公式ホームページから引用

「選手契約状況に関するお知らせ
いつもシーホース三河にご青援ありがとうございます。
現在、#6比江島選手とは契約更改に向け協議継続中であることをご報告します。
詳細が決まり次第、こちらで発表させていただきます。発表までお待ちいただけますよう、よろしくお願いします。」
https://go-seahorses.jp/news/news20180717_01/

私はこの情報を発表したのは良いことだと思います。

ツイッター上では、選手にとって不利になるという意見もありますが、私なりの意見をここに書きたいと思います。

たとえばですが、みなさんがコンビニで商品を買おうとレジに並んだとします。そのときに店員があなたのことを無視し、レジのそばで作業していたとしたらどう思いますか?イラッとしますよね。

でもそのときに一言「レジの調子が悪いので少々お待ちいただけますか。」と言ってくれればイラッとすることはなくなり、急いでいるなら商品を買わずに店を出る、時間があるなら待つというように自分の行動を選択できます。

これを今回の比江島選手の契約に置き換えると、先日の発表はたとえ話の中の「レジの調子が悪いので少々お待ちいただけますか」に当てはまるわけです。

そもそも、Bリーグの日本人選手の多くが6月末に前年度のチームとの契約が終了し、継続、退団いずれかの発表があるものだと認識していました。しかし今回は7月になっても選手、チームからの発表がなく、他の選手のSNSによって比江島選手の姿を見るという日々が続いていました。ですが、今回の発表によって今比江島選手とシーホース三河が何をしているのがわかり、ブースターの勝手な憶測を少しは制御でき、安心できると思います。それでも私はもう少し早く発表してほしかったと思いますが。

私がこんな文章を書いている理由としては、今回のような「何も教えてくれない」という状態がシーホース三河の場合Bリーグ初年度からまったく変わっていないということが挙げられます。

私が覚えているだけでも初年度の橋本選手の長期離脱、2年目の比江島選手が代表戦直後で欠場したこと、比江島選手の母親が亡くなり急遽地元へ帰ったこと、金丸選手が前日の試合で負傷し欠場したことなど、これらのことは、シーホース三河からその試合の前に発表されたことは1度もありませんでした。試合後の記者会見やテレビ中継からその情報は発表されています。その事によりブースターが試合会場で選手に直接どこを怪我しているのか聞きにいったり、ツイッター上で嘘の情報が拡散されることは容認できるはずがありません。他チームでは、詳細な内容は明かさないにしても、選手が怪我で長期離脱するとき、遠征に帯同しないときには、試合前に発表されることが多いです。シーホース三河にもできるはずなんです。

お金を払って遠くまで観戦をしに行ったのに好きな選手のプレーが見られなかったときの落胆は大きいものです。しかし、それでもプレーを見られないということを試合直前に知るか、前日、もしくは試合開始3時間前に知るかではショックの受け止め方も違ってくるでしょう。私はこの2年でこの落胆を何度か経験しました。確かにシーホース三河を、試合を見れたことは楽しかったですが、帰り道にもやっとした感情が残ったことを覚えています。

シーズン終了直後に私がツイッターで書いたように、今年はただのファンからブースターに変化した1年だったと思います。しかしそのブースターにはチームとの相互関係、信頼関係が重要であると思います。選手やチームから素晴らしい試合やファンサービスをもらったら、ブースターは現地観戦をし、声援を届ける。この良い関係を築くためには片方が努力をしても成り立ちません。しかし、今のシーホース三河の情報を規制しすぎた状態ではチームへの不信感が募るばかりです。

わがままなのかもしれませんが、すべての情報を教えてほしいと主張しているのではないのです。しかし、選手の怪我や契約などのブースターが心配しやすい情報は早く的確にお知らせしてほしいのです。

まだ始まったばかりのBリーグ、プロチームとしてのシーホース三河。改善されることを私は願っています。




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