敗北、叶わなかった希望、私の失恋：比江島選手の移籍会見について

シーホース三河から栃木ブレックスへ移籍した比江島慎選手の入団会見を見ました。
そこには一体何人のシーホースブースターを悲しませたのかわからないのに、いつもと変わらないふにゃふにゃ笑顔の比江島選手がいて、安心したというか拍子抜けしたというか、何とも言えない感情になりました。

会見の内容としては、海外移籍や移籍の理由に関しては具体的に語られることはなく、シーホースブースターには疑問の残る内容だったとは思います。

私の感想としては、単純にシーホース三河の環境、体制、チームの戦術に見切りをつけられたんだなという印象です。フロントが熱心に誘ってくれたから、田臥選手や竹内選手が熱心に誘ってくれたからという話もありましたが、私には正直詭弁にしか思えませんでした（まったく関係が無かったとも思ってませんが）
会見の中で、ブレックスは激しいディフェンスからの速攻、全員バスケが特徴で、代表のバスケ戦術とも似ている部分があり、対応しやすいとありました。シーホースは桜木JR選手を中心とするハーフコートバスケが中心で、昨シーズンは速いバスケへの転換を掲げていましたがそれも中途半端に終わった印象でした。
シーホースのハーフコートバスケと国際基準の走るバスケをいちいち切り替えるのは比江島選手も大変だったのでしょう。

私の希望としては、SFのA東京戦を見た後、鈴木HCと桜木JR選手を半ば強制的に引退させてでも、比江島選手が望む、比江島選手のためのチームを作って欲しかったです。それは、私の地元はホームアリーナのある刈谷の近くなのですが、あそこが比江島選手が学生時代を過ごした京都、東京よりは田舎で、娯楽が少ないところだと知っているから、そんなところに来てくれた比江島選手（ほかの選手も含めてですが）に最大限の感謝しているからです。それに日本代表選手がチームにいるということは、初見のお客さんを呼べる重要なことだと思っているからです。

昨シーズンを通して応援は恋と同じだなと思ったのですが、昨シーズンはほんとにひえじに”ガチ恋”だったと思います。ファンはお金でしか明確に選手に愛を示すことは出来ないので、6番のナンバー入りのタオルを買い、ひえじのカードやキーホルダーが出るまでそれらを買い、大阪、滋賀、地元の愛知までできる限りですが試合観戦をしました。自己満だなんてことはわかってるんです。それでも私にとって比江島選手そこまでするほど魅力的で会いたい人でした。ですが、今回はあっさり振られてしまいましたね。

今はほんとにほんとに悲しくてこのブログを書いてる途中も泣いてしまいそうです。
シーホース三河と私はもう一生の半分を共に過ごしており、そんなチームをここまで否定しなければならなくなったことは本当に悲しいです。

ここまでくるとバスケ観戦も止めちゃうかなーって感じなんですけど、シーズン始まったらアッサリ滋賀のエビコンビび乗り換えてるかもしれないので石投げないでください！！！

最後に私の気持ちかよーと思った宇多田ヒカルの歌詞を引用します。

初恋
うるさいほどに高鳴る胸が
柄にもなく竦む足が今
静かに頬を伝う涙が
私に知らせる　これが初恋と　
I need you,I need,you 
人間なら誰しも
当たり前に恋をするものだと
ずっと思っていた　だけど
もしもあなたに出会わずにいたら
誰かにこんな気持に
させられたとは思えない