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創作物覗き部屋

※初月無料は2024/8/31で終了となります。ご了承ください。 望月葵が創作した小説が読めるマガジン。 電子書籍化したもの、長編の続き、新作、書き下ろしなどを、ワンコイン(5…
電子書籍化した作品や長編の続き、新作、書き下ろしなどを更新していく場所です。長さを問わず、電子書籍…
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望月の創作部屋にようこそ!ご縁をいただき、誠にありがとうございます♪ 存分にのぞいていってくださいませ! 以下、当マガジン「創作物のぞき部屋」の構成と各リンクページになります。 。+゚+。・゚・。+*+。・★・。+*+。・☆・。+*+。・★・。+*+。・゚・。+゚+。。+゚+。・゚・。+*+。・★・。+*+。・☆・。 部屋別へのご案内看板当ページは作品を電子書籍化したものを掲載しています。 ●長編 10万文字以上ある長めの作品。 東京異界録 霊力が常人より強い

戦乱の刃 咲き誇る花々 第5巻

※書き下ろしなので、誤字脱字や展開など、今後内容が変更される恐れがあります。ご了承下さい。  日が昇っているうち、たけは結局、真っ正面から勝負を挑んできた。やはり、武家の娘だけあって、正々堂々が基本、と思っているからだろう。その点、庶民育ちの明心(あこ)は生きるためなら手段を選ばないところがある。  もちろん、これが卑しいなどと、光正(みつまさ)は思っていない。武士には武士の、庶民には庶民の生きかたがあるというだけだ。それに、影に調べてもらった背景では、選んでなどいられず致

東京異界録 第9録

※こちらは電子書籍化した作品ですので、有料になります。 ※1話ずつ購入(150円、週1回更新)されるよりも有料マガジン(月500円)のほうがお得に読めます。 以上、ご了承ください。

¥150

戦乱の刃 咲き誇る花々 第4巻

※書き下ろしなので、誤字脱字や展開など、今後内容が変更される恐れがあります。ご了承下さい。  夕餉後、たけは用意された寝具に包まると、気疲れもあってかすぐに深い闇へと落ちた。  ふ、と、意識が戻ると、辺り一面火の海と化している。だが、不思議と落ち着いている、奇妙な感覚があった。  ぼんやりと周囲を眺めると、見覚えのある掛け軸があった。幼い頃から目にしていた、力強く書かれた言葉だ。  揺れる火の中、遠くから悲鳴が聞こえた。男のものである。  たけは急に頭がさえると、熱源をかき

東京異界録 第8録

※こちらは電子書籍化した作品ですので、有料になります。 ※1話ずつ購入(150円、週1回更新)されるよりも有料マガジン(月500円)のほうがお得に読めます。 以上、ご了承ください。

¥150

戦乱の刃 咲き誇る花々 第3巻

※書き下ろしなので、誤字脱字や展開など、今後内容が変更される恐れがあります。ご了承下さい。  「今日からここがそなたの部屋だ。隣には若様の部屋があるが、分かっていような」  「ご心配召さるな。寝首を掻くなど武士の恥」  「ならば良い。そうじゃ。私はうめ、若様のお目付け役じゃよ」  「うめ殿か。宜しくお頼み致す」  と頭を下げる、たけ。次期当主の光正の乳母で、現当主とは乳兄妹だという。  それにしても油断ならない雰囲気を持つ方だ。本当にただのお目付け役なのか。  気の小さい者

東京異界録 第7録

※こちらは電子書籍化した作品ですので、有料になります。 ※1話ずつ購入(150円、週1回更新)されるよりも有料マガジン(月500円)のほうがお得に読めます。 以上、ご了承ください。

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戦乱の刃 咲き誇る花々 第2巻

※書き下ろしなので、誤字脱字や展開など、今後内容が変更される恐れがあります。ご了承下さい。  合流した小山田軍は、出撃直前にも関わらず軽装な女武士がきたと、意気揚々と話している。勝利は当然、といわんばかりの騒ぎであった。  謎の高揚感からさけるために、たけは軍の端っこに身をよせる。  「あ、いたいた」  たたた、と駆けよる明心(あこ)は、軍が楽観的な理由を調べてきたという。  どうやら、規模が大きい故の勝利確信らしい。兵の数は数千人おり、対して源家は数百人ほどしかいないとい

東京異界録 第6録

※こちらは電子書籍化した作品ですので、有料になります。 ※1話ずつ購入(150円、週1回更新)されるよりも有料マガジン(月500円)のほうがお得に読めます。 以上、ご了承ください。

¥150

戦乱の刃 咲き誇る花々 第1巻

※書き下ろしなので、誤字脱字や展開など、今後内容が変更される恐れがあります。ご了承下さい。  戦乱の世に生を受けた、一人の女がいる。骨太で背が約五尺五寸もあるが、顔は目に毒を含む可憐な花のよう、と言われていた。  「姉貴、どうしたの」  隣で寝ていた少年が、寝ぼけ眼で声をかける。彼の目には、息が荒くなっている女性の姿が視界にはいった。  「ご、ごめん、明心(あこ)。起こしちゃった」  「ん、へいき」  ごしごしと目をこする子供。まだあどけなさが残っている。  背伸びをした明

東京異界録 第2録(試し読み)

 あの出会いから七回目の桜が散り始めている今、私は高校二年生になった。今は窓の外にある道がピンク色に染まる光景を見ながら、眠くてぼんやりとしている。  まあ、相変わらず、妙な存在である彼らとの関係も、続いているけれどね。はあ。  きっかけは、あの始業式の後。指定された公園にいくと、人外なる者の姿がふたつあり、手招きをされたのだ。近づいたら、片方からチョコレートをもらったような気がする。  お菓子はともかく、そこで話されたのは、驚くべきことだった。私の力が必要だから協力してほし

東京異界録 第3録(試し読み)

 時は流れ、今は正午。ホームルームが終わったあと、彼らはクラスメイトに囲まれ、質問攻めにあったのだ。  なぜか私も巻きぞえになったんだけど。  で、お昼近くなったから、空腹に耐えかねてコンビニまで行ってきたってわけ。部活動もあるから誰かか残っていても不思議ではないし。  「しっかしまあ、盛大な頭突きだったな」  「メガネ、はずしててよかったね~」  誰のせいだ、誰の。  言葉の代わりにため息で妖怪兄弟に返事をする。ちなみに、先に話したほうが弟にあたるカヌス君、後のほうは兄のカ

東京異界録 第4録(試し読み)

 学校を案内させられた後、今日は異常なかったようなので、そのまま帰路へとつく私たち。彼らは真昼間なのにも関わらず、ゴエイだからとかってついて来ているけれど。  「ため息ばっかついてっと、幸せ逃げるぞ」  「あのねえ」  「それなら、また吸いこめばいんじゃないの~」  「それもそうだな」  何でそうなる。  もはや突っ込む気にもなれないが、彼らなりに気を使ってくれているのはわかった。今までは夜だったから送り迎えしてくれたが、昼もこうしないといけないとなると、先が思いやられるので

東京異界録 第5録

※こちらは電子書籍化した作品ですので、有料になります。 ※1話ずつ購入(150円、週1回更新)されるよりも有料マガジン(月500円)のほうがお得に読めます。 以上、ご了承ください。

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