見出し画像

食べ物の好き嫌いが多い人は人の好き嫌いも多い?


先日ルームメイトと夜中までこんな話で盛り上がった。
「食べ物の好き嫌いが多い人って、人の好き嫌いも多くない?」

それが良いことなのか悪いことなのかは置いておいて、私が今まで出会ってきた食べ物の好き嫌いが多い人、食わず嫌いがある人は男女関係なくみんなそうだった。

当人たちの反感を買いそうで怖いが、別に好き嫌いが多いこと自体は悪いことじゃない。

ただ、私が出会ってきた人の中で、ちょっと人に対しての偏見が多かったり、噂話(陰口)が好きだったり、人の好き嫌いが多い人は食べ物の好き嫌いも多かった。

逆に、食べ物の好き嫌いがなくて色んな食べ物に挑戦できる人はオープンマインドで、自分が見たものだけを信じる人が多かった。

それをルームメイトに話したところ、ルームメイトが出会ってきた人たちにもそれが当てはまったらしく、私たちは早速『好き嫌い 多い 人間』と検索窓に打ち込み調べ始めた。

トップに出てきたのが以下の記事だ。

好き嫌いが多いということは、逆に言えばいつも同じモノを繰り返し食べているということで、それは新しい物事を受け入れることが苦手だということです。人生に於いて、良くない状況を改善して、良きモノにするためには、新しい何かを積極的に受け入れるという心構えが必要になるんですよ。その根元にあるのが、食べ物なんです。

https://www.mag2.com/p/news/556882/2

確かに状況を改善したり、新しいことを受け入れる姿勢って大切だ。

私は小学5年生までトマトと鯖が嫌いだった。泣きながら2時間かけて食べてたくらい嫌いだった。
でもイッテQでイモトアヤコさんを見てから、「海外に行きたいならこの人くらい何でも食べられるようにならないといけない」と思って、好き嫌いを克服する練習を始めた。

小さい頃からずっと嫌いだったトマトは手強かった。特にミニトマトがダメだったので、泣きながらミニトマトを食べ続けた。5個食べたところでトイレに駆け込んで、母に「吐くくらいなら最初から食べるな!」ってトイレのドア越しに怒鳴られたことを覚えている。でもその次の日も食べた。

そのおかげで、今では普通に食べられるようになった。
台湾では、グラノーラとトマトにヨーグルトがかかったデザートが出てきたりするから、やっぱり好き嫌いをなくしておいて良かったと本当に思う。小学生の私、偉い。

グラノーラ、マスカット、トマトに苺ヨーグルト


ついでにもう1つ食べ物の話をしたい。
私は米軍基地内の日本語教室もやっている施設で1ヶ月インターンをしていた。
その教室にはアメリカ人はもちろんタイ人や台湾人、韓国人など、様々な人が日本語や日本の文化を学びにきていた。

そこで出会ったタイの方がとても優しくて、授業のたびにインターンの私たちにタイのお菓子やデザートを用意して来てくれた。貝殻の形の砂糖菓子だったり、かぼちゃにカスタードがかかったデザートだったり。

貝殻の形をした砂糖菓子
かぼちゃにタイ式カスタードがかかったデザート

「これも異文化交流だし、貴重な経験だな」と私は完食したが、同じインターン生の先輩は違った。
彼女は砂糖菓子も断り、タイ人の方が帰ると「よく食べれるね。私には無理」と言ってすぐにかぼちゃも捨ててしまった。私も初めて食べる味で衝撃的だったけど、それ以上に先輩の言動の方が衝撃的だった。

元々食べ物や飲み物にうるさい人だなとは思っていたが、ただ単に好き嫌いが多い人だったらしい。てか普通、捨てるにしても一口は食べない?

でもこの人に限らず、好き嫌いがある人って食べてる人の横でその食べ物がいかに嫌いかスピーチを始めることが多い。この食べ物の匂いがダメ、食感がダメ、まず見た目が無理、とか。勧められたら「ごめんね、苦手なんだよね。ありがとう」って言って断れば良いだけじゃん。別に拘束して食べろって言ってるわけじゃないんだし、黙って見てれば良くない?

ここまで来ると問題があるレベルの『好き嫌いが多い人』になるけど、もちろん、好き嫌いが多くても良い人はいる。

私の友達の中に1人、「私は食べ物の好き嫌いも多いし人間の好き嫌いも多いから、本当に人間の好き嫌いある人は食べ物の好き嫌いも多い」と言っていた子がいる。
その子が県外に進学しても手紙でやり取りをしていたくらい仲が良かったので、私にとってはその子の人間の好き嫌いは問題ない範囲だったが、確かに人間関係の好き嫌いがハッキリしている子だった。自分が好きな人たちに対しては尽くすが、嫌いな人のことはとことん嫌うという見事な清々しさだった。その子は竹を割ったような性格の人で陰口も言わないので、食べ物の好き嫌いが多くても"それ自体"は問題じゃないんだと思う。

さっきも言ったが、私が出会ったオープンマインドな人たちの中に食べ物の好き嫌いが多い人はいなかった。そういう人たちは、噂話にも耳を貸さないし、聞いたとしても忘れてる。自分が見たものと経験したことに基づいて判断するから、偏見も少ない。

食べ物と性格はイコールで結ばれてるわけじゃないけど、もし食べ物の好き嫌いがその人の人間関係に影響を与えるなら、少しでも嫌いなものは減らしておいた方が今後の人生には役立つよな、と思ってこんな夜中からnote更新しちゃった。

ここまで読んで頂いた方のなかに「私は好き嫌いが多いけど噂話なんてしないよ!」という方がいらっしゃいましたら、是非エッセイにしていただき、ご意見を伺いたいと存じております。おやすみなさい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?