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今学期を振り返って

みなさんこんにちは!Aoiです。

大学が長い夏休みに入り、実家のある札幌に帰ってきました。こちらはもう雪が降り積もり、ホワイトクリスマスの準備が万全な寒さですが、みなさんの住んでいる地域のお天気はいかがですか?みなさんが各地でお元気に過ごされていることを願っています。

寒くても雪が大好きな道産子です

noteはかなりご無沙汰していました。今学期は色々と挑戦したり、新たに経験したりしたことがたくさんあったので本当はnoteに書きたい内容がたくさんあるのですが、頭の中から外に出せずにいます。忘れないうちにアウトプットをして、皆さんに共有できたら嬉しいです。

久しぶりにnoteを書くことにしたのは、今学期の振り返りをしようと思ったからです。IB生のお家芸・リフレクションです。本当は一つのツイート(Xになってからポストに呼び名が変わったのは知りつつ、まだTwitter・ツイート・リツイートと呼びたい私です)にまとめようと思ったのですが、今学期を振り返ると本当にたくさんのことがあり、大切な思い出が増えたので、もったいぶらずに全て書き出してみようと思いました。

自分でも信じられないのですが、この夏休みは大学生活の折り返し地点で、来学期からは大学生活後半になります。あっという間です。学期中は勉強で忙しく、特に理系の勉強ばかりしていると、自分自身と向き合ったり、自分の感情を表現する時間がどうしても少なくなってしまいがちなので、少し余裕のあるお休み中に言葉を連ねてみようと思いました。(今成人式に向けて美容室で人生初のパーマをかけてもらっています🦁)

お散歩中の一枚

まず、今学期を振り返って最初に思い出すことは、初めて日本からお友達がメルボルンに遊びに来てくれたことです。遥々南の大地に足を運んでくれたことが本当に本当に嬉しくて、見慣れた街並みがすごく輝いて見えました。お別れをした後もそのお友達と行った場所を通るたびにその時のことを思い出し、一緒の時間を楽しむことができる友達の存在の大きさに改めてありがたみを感じました。そして、今まではまだ自分が案内してもらう側だったのが今回初めてガイドする側になり、メルボルンという街で生活する自分の成長を感じることもできました。

まだ、第二の故郷と呼ぶには未熟ですが、メルボルンが確実に自分の中で特別な街になってきていることを嬉しく思います。そのお友達が通っている大学のお話や住んでいる地域、生活の様子などを聞くと、それだけで行ったことも見たこともない街に対する愛着が湧いてきて、いつか近いうちに今度は私がその街にお邪魔したいなと夢が膨らみました。さらに、今学期大学で仲良くなったイギリスの大学からの交換留学生の子がお休み中に札幌に遊びに来てくれることになり、楽しみがまだまだ続くことに幸せを感じています。

寮の中庭でヘンリーと🐾

生活面に追記すると、今学期は初めて母からのお荷物(支援物資?)なしで過ごした学期でもありました。2年目になり、何が必要で何が不要なのか、何は日本のものが良くて何はオーストラリアで買えば良いのかがわかってきました。特に今学期はメルボルンの中でも今まで行ったことのない場所にたくさん足を運ぶことができ、マーケットやシティから少し離れたところにあるお店でクリエイターさんやお店の方と直接お話をしながらお買い物をする楽しさを知ることができました。母からお土産のチョイスがローカルの人っぽくなったねと言ってもらい、主観的にも客観的にも異国の地での生活に慣れた自分がいるようで嬉しく思っています。

ポッサム

勉強面では、ついに専攻の内容に近く、興味の中心に位置する解剖学や生理学、薬理学などの科目を履修できたことに喜びを感じました。一年目では生物学や高校で履修していなかった化学、心理学等を学びました。ずっともっと専門的な勉強をしたくてワクワクしていたので嬉しく思う一方、一年目で科学の基礎になるような勉強をしっかりとしておいて良かったなとも思っています。一年目で学んだ内容が今学期学んだ内容に通じていて、前の学期に学んだ知識をしっかりと応用できている感覚が楽しかったです。

今学期履修した科目はどれも暗記が多く、特に母国語である日本語でも聞いたことのない専門用語が多く登場したことに最初は不安を感じました。ただ、初回の講義で近くの席に座っていて仲良くなった子と、授業前や授業後にスタディセッションを重ね、一緒に学ぶ人がいたことで自分を甘やかさずに勉強に励むことができました。来学期も同じように似た志を持つ子と仲良くなり、勉強に対するモチベーションを高め続けられると良いなと思っています。

勉強のお供に友達が焼いてくれたクッキー

今学期はさまざまなことに挑戦しました。スケールの小さな個人的なことでは、食わず嫌いだった食べ物や幼い頃に食べておいしくなかった記憶からずっと避けてきた食べ物に挑戦したこと(ズッキーニとアサイーが好きになり、コーヒーもおいしくいただけるようになりました🥸)や新たにポジションについて始めた活動やお仕事があること、ラボの学生ボランティアに応募したり、英語で面接を受ける機会が複数回あったことなどがあります。

相変わらず奨学金にも応募し続けています。面接に進んだものの家庭の事情に関してかなり踏み込んだ質問が続き、心が折れてしまい、その後の質問で上手く回答できずに失敗してしまいました。もう少しどんなことを聞かれても、何が起きてもどんと構えて冷静に対処し、気持ちを切り替えられるように成長したいです。

ソイ(大)、ミソ(小/左)、トーフ(小/右)

他にも学内の組織のインタビューでも結果が残念なものがありました。今まで面接で不合格になったことはなかった(とは言っても英検、中学受験、国内医学部受験、海外医学部受験、海外奨学金受験、お仕事応募くらいの少ない場数ですが)ので正直ショックでした。逆に今まで面接での失敗経験がなかったからこそ楽観的に考えすぎていたのが裏目に出たのかもしれません。結果が分かった時は落ち込みましたが、その後勉強の他にお仕事や諸活動に割く時間がかなり増えたので、実際そのポジションに就くことができてもキャパオーバーで体調を崩すか仲間に迷惑をかけていたかもしれないなとも思いました。

最初は残念な結果だと思ってもあとからその結果で良かったんだと思った経験が今までに何度もあります。特に私は思い立ったらすぐに行動するタイプで、良くも悪くも自分をどこまででも忙しくさせてしまうクセがあるので、時には残念な結果がアクセル全開の私にブレーキをかけてくれているのだと思います。もちろん、絶対に逃したくない大切な面接での合格のチャンスを増やすために、今までの反省点と改善点を考えることは継続します!

アイスドティラミス

もうひとつ、今学期の反省点として健康的な生活を蔑ろにしてしまった時期があったことがあります。学期の最初半分くらいまでは、23時就寝・7時起床で8時間の睡眠時間を確保し、朝と夜に運動をし、朝ごはんはオーバーナイトオーツ、お昼ごはんと夜ご飯は野菜を中心に良質なタンパク質の摂取と炭水化物と脂質を控えめにすることを心がける…といったような生活をルーティン化できていたのですが、中間試験前くらいから勉強に割きたい時間が増え、少しずつ生活リズムを崩してしまいました。特に毎朝体重を測ったり、毎食事のカロリー計算をしたり、良かれと思って始めたことが後々精神的な負担になってしまったこともありました。

その一方で、バランスの良い食事、十分な睡眠時間の確保、適度な運動、その習慣化といった基本的なことがいかに大切かを身をもって学ぶことができたと思います。来学期はこの反省を活かして、新たな目標を立ててより良い学生生活を実現したいと思います!

ご褒美ヨーグルトは半額の日にまとめ買い

精神的な面では、Twitterで海外大生が増え、関連の投稿をより多くの人から見るようになり、世界各地で活動的にそれぞれの情熱を追いかける様子に刺激を受ける一方、劣等感を抱き、自己否定をしてしまったことも何度かありました。特にTwitterで見かける海外大生は財団の奨学生であることが多く、私のようにほぼ全額自費で通う生徒はあまり見ないので、正直に言うと肩身の狭さを感じることが多々あります。実際、Twitterで休日に楽しかったことや遊びの時間など、勉強以外の様子を発信することに抵抗があります。そういった内容の投稿をする時、ほぼ必ず「授業のあとに〜」や「夕方からはお仕事や勉強〜」といった一言を添えてしまうのはこれが背景だと思います。

ただ、シングルマザーの母をはじめ、周りの多くの方々が私を信じ、支えてくださっていることに対する感謝は絶えません。物理的に距離が離れていてもいつも隣にいるかのように心を温めてくれる人たちの存在にいつも本当に救われています。もし私のように自分の選択・出費は自分で責任を取ろうとしている高校生がいるのならば、前例として心の支えになることができればとても嬉しいなとも思います。

友達が印刷してくれた思い出の写真

今まではボランティア/趣味として行ってきたような活動がお金の発生するお仕事になったり、参加・アドバイスをもらう側から運営・アドバイスをする側になることが増えたりし、少しずつ社会貢献ができているような気がして身が引き締まる思いです。まだまだ支えるよりは支えてもらう方が多い私ですが、今後も皆さんのおかげで実現できている日々の学びを後輩たちに恩送りしていきたいなと思います。

あっという間に大学生活前半が過ぎ去ったことを考えると、大学生活が終わってしまうのももうすぐなんだと思います。周りの人たちのおかげで思い出が増え、学期を重ねるごとに愛着が増えつつあるメルボルンという街の景色を日々大切にしていこうと思います。この学期を通じて、いろいろな経験をできたからこそ卒業してここを離れる日のことを想像すると寂しさを感じられるようになったのが少し嬉しくて誇らしくもあります。

まだメルボルンは私にとって「戻る」街です。もしかすると卒業の頃にはオーストラリア・メルボルンを「帰る」国・街と呼ぶことができるようになっているかもしれませんが、私にとって「久しぶり〜」だけではなく「ただいま〜」と言える国はきっとこれからも日本だけなんだと思います。

SunshineやJewell, Aircraft, Batman, Bell, Darling…
メルボルンにはユニークな駅名が複数あります

最後に、来学期の目標をここで宣言しておこうと思います。それは、being motivated の状態から being disciplined の状態へ移行することです。今学期の目標は、study smarter, not harder でした。この目標に沿って、今学期は効率を重視し、無駄な時間や手間をできるだけ省き、大学の勉強と様々な活動の両立に注力しました。この目標は、前の学期に自分の中でお仕事やボランティア活動などの予定と勉強のプライオリティの設定を上手くできなかったため設定したものでした。大学の勉強スタイルや課題のこなし方や、勉強だけではない一日の流れに慣れてきたので、スケジュール・時間管理に工夫をし、1週間単位で各タスクと締切を可視化することでこの目標は達成できたと思います。

私の中でここまでの大学生活は、モチベーションだけで時には半ば無理矢理勉強や諸活動を押し進めてきた印象があります。これが前述の being motivated の状態にあたると考えています。今学期までで私が将来を見据えた上で関わるべき活動には大体参加できたかなと思っています。現状に満足せず、常に新たな機会に対する準備は整える姿勢ですが、ひとまずはこれ以上無理に手を出さずに、現在関わっていることひとつひとつに時間をかけて真摯に向き合う時が来たように思います。これが前述の being disciplined の状態にあたると考えています。

絵画のような空

社会では成人と呼ばれる年齢になり、大人としての自覚を強く持って自分の言動に注意しなければいけないという意識が芽生えたので、成人初心者の現段階で self-discipline について考える期間を設けることが私には必要だと思います。大人になると、「自己責任」という前提で行動の自由の幅が広がります。それは、大人であることに対する社会的な信頼によって許されたものだと思いますが、同時にルールを自分で考え、自分で作り、自分で守っていかなれけばいけないということなんだなとも思います。

私たちはどこにいても何らかの集団に属しているので、常に自分の言動が所属する集団全体に影響を与え得るということを改めて自覚する必要性を感じています。

友達と作ったブランチ

少し脱線してしまいましたが、self-discipline というキーワードは、必要な時にはNOと言う勇気を持ち、目標や目的を見誤らずに日々本当に必要なことに励むための羅針盤になってくれる気がします。他社による制限やルールで守ってもらっていた子ども時代が終わり、自分が自分自身の主人として「自分のことは自分で守る」ことを意識して、来学期は生活してみようと思います。

とりあえずは何でも手を出してみて経験を積むことができた being motivated 期から、夢の実現のために現実と向き合って着実に誠実になすべきことをなす being disciplined 期へ。

来学期の目標が固まったところで今回の振り返りnoteは終わりにしたいと思います。誰かの役に立つわけではない内省録でしたが、最後までお読みいただいた方がいらっしゃったらありがとうございます!

素敵な一日になりますように🌱✨


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