93.2019年3月24日(日)
昨日は休みで時間もあったので、フィギュアスケートの世界選手権男子フリーの生中継を見た。最終グループの感想をつらつらと書いておく。
ヴィンセント・ジョウ選手 アメリカ
私が勉強不足なんだけど、この選手を知らなかった。アボットが引退して、アメリカの3人目の選手はこの人なのかと、初めて知った。
けど、すんごいね。4ルッツなんかすごかった。たっか!きれい!最終グループの1番最初という状況で、完璧な演技をしてくる精神の強さがすごい。そして銅メダルおめでとう。アメリカ男子、最強時代来たかもね。3強はすごい。
宇野昌磨選手 日本
宇野君にもやっぱりメダル、なんだったら金メダルを獲って欲しいという期待をしながら、緊張しながら見た。
演技の気迫や表現力はさすが。でも得点源となるジャンプが引っかかってしまって、「あぁ…」と不安になってしまう。攻めた構成だから完璧に踊ったら本当に世界トップレベル。でも、ミスすると、逆に得点がどんどん減ってしまう。それくらい難しい。
体が固そうにに見えたし、最後もよろめいていて気になった。
演技後の本人が一番満足できないだろうなという表情に見えた。4位でも十分に素晴らしいけれど、やっぱり完璧な演技を見たかった。来季にはもっともっと素晴らしい姿を見せてくれるはず!お疲れ様でした。
マッテオ・リッツォ選手 イタリア
QUEENメドレーで最高に盛り上がった!矢印の衣装が気になったのだけれど、あれはフレディ・マーキュリーが来ていた衣装を模しているのかも?見応えがあった。
羽生結弦選手 日本
練習やウォーミングアップのときから、気迫がすごかった。もう目つきが普通じゃないというか。やってやるぞっていう気持ちの強さ。
それは最初の4ループに現れていたように思う。ふらついたけど、絶対転ばないぞとこらえて、次の4サルコウもこらえた。減点にはなってしまったけど。4トーループ+3アクセルのコンビネーションは、最高だった。
「絶対に勝つ」「絶対に負けたくない」って気持ちが強い。演技の気迫が、ぐんぐん伝わってくる。やっぱり気持ちの強さが並みじゃない。この曲を滑るという意味も深く感じたしね。
演技後のプーさんの嵐がすごすぎて笑ってしまった。みんなが見たい羽生選手が帰ってきた、というあたたかいムードだった。
得点も300点超え。ケガからの復帰だし、ものすごいことだね。ステップのレベルの取りこぼしと、加点のもらえなかったジャンプと、というまだ伸ばせる点がたくさんあるから、来季はもっと進化してくれるんじゃないかな。
銀メダルおめでとうございます。来季も期待しています。
ネイサン・チェン選手 アメリカ
羽生選手がものすごい演技をしたから、ネイサンが押しつぶされず、ベストな演技をして勝負して欲しいと思っていた。
そしたら、期待以上にすごかった。ジャンプは全てクリーンで加点をもらえる。レベルの取りこぼしもない。少しの隙もない。これぞ完璧。羽生選手とはまた違う、自信にあふれた気持ちの強さを感じた。
最後のジャンプを終えた後のステップ、いやコレオシークエンスだったかな、での感情が爆発する演技は、ぐっと来た。いやあ、これは完璧すぎて優勝だなと思ったら、圧倒的な点数差での1位。すごい。
いや、ショートもフリーも完璧だったから、やっぱりネイサンが優勝だよ。素晴らしかった!
そして、まだ10代という恐ろしさ。もっと言うなら、GOEを伸ばせるから、伸び代もまだまだある。すごいよ。
ジェイソン・ブラウン選手 アメリカ
今季はあまり見ていなかったから知らなかったのだけど、ジェイソンいつの間にか髪の毛切ってたのね。羽生君と同じチームに入ったのね。筋肉がついて男っぷりが上がってて、「いいじゃん!」ってなった。ロングヘアのジェイソンも好きだけどね。
たしかにジャンプも力強くて、でもしなやかで、柔軟性が素晴らしい。スパイラルが本当にきれいだった。力強くありながらも、ジェイソンらしさが出ていて良かったなぁ。
演技はミスが多くて、少し気の毒だった。でも、スケーティングはキレイだし、表現力も素敵だし、もっと見ていたくなる演技だった。
得点が出てかなり順位が下がってしまったも、ポジティブで笑顔のジェイソンに癒やされた。ショートで喜びを爆発させるジェイソンも見ておこう。
本当に選手たちはすごい。リアルタイムは冷や冷やするけど、見て良かった。今シーズンは一区切り。みなさんお疲れ様でした。来シーズンも楽しみ。あ、エキシビションも楽しみ。
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