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No.413 「ちゃんとしなきゃ」症候群

「ちゃんとしなきゃ」「ちゃんとしたい」

私の口癖。または思い癖。思い癖とは、わざわざ口には出さないけれど、よく頭の中で思っていることである。by aoikara。

よく思ってるし、よく言ってる。「ちゃんとしなきゃな」「ちゃんとしたいな」って。ここ最近の話じゃなくて、昔からよく言っていた。

この仕事を始める前に、別の将来像を描いてひとり暮らしして学校にも通っていたときから。バイト先の人と自分が高校中退したとか、家族とかの話をして、「私はちゃんとしたい」なんて話していたことを思い出す。

そのときから「変わったなぁ」って部分はたくさんあるのに、「根本は変わってないんだなぁ」と微笑ましくもあり、苦々しくもある。その「ちゃんとしなきゃ」に勝手に苦しんでいたりもするから。

結局バイトも学校もやめて、ひとり暮らしもままならず実家に戻ってきてしまったから、全然“ちゃんとできなかった”わけだし。


そう、「ちゃんと」と口癖になるのは、自分に対して「ちゃんとしてない」って意識があるから。経済的にも精神的にも自立できていないし、食欲や体型という意味で自律もできていないし、生活の中での自分の体や心のバランスも保てていないから。

「ちゃんとしなきゃ」って言うと、なんかした気になる。「ちゃんとしようって思ったぞ」って安心する。「ちゃんと」ほど漠然とした言葉はないのに、本当に解決したいなら具体的な行動をしなければならないのに、「ちゃんと」という漠然とした意識を持つことで、少し「ちゃんと」に近づけたような安心感を持つ。たぶん、私は。

なんて話を人にすると、「ちゃんとしなきゃって思いすぎなんじゃない?もう少しラクにしてみなよ」と言われる。たしかにできもしないことを「ちゃんと」と考える方が良くないよな、だってできないんだもん。できない自分を認めた方がいいよね。

と思って「“ちゃんと”ちゃんとしないようにしよう」と思う。「何もしないをする」みたいなことで、意識的に“ちゃんと”が結局あるから意味があるようなないような状況。


これはもはや「ちゃんとしなきゃ」症候群だ。漠然とした気持ちを解きほぐして、「私はどうしたいんだろう」「私はどうなりたいんだろう」を見つけてあげれば、打開するヒントが隠れているかな。

今の私の場合、「食欲をコントロールしたい」「目指す体型まで鍛えてキープしたい」「収入を安定させたい」「精神的に安定したい」「自立したい」「規則正しい生活リズムで過ごしたい」…山ほど出てきた。

とりあえず一つに絞ろうか。「規則正しい生活リズムで過ごす」が心と体への健康の近道な気がするので、これに決めた。私、これをちゃんとします。


2020年2月6日(木)

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