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助産師目線で、子育て前にすると良いと思うこと



このタイトルはずっと私がお伝えしたかった内容だ。

個人的に子育て前にすると良いと思うことがあって、それは自分が受けた子育てを振り返ること。


言い換えると、これは幼少期の自分を振り返って、子供のころの自分を癒すことでもあるかもしれない。


理由は、人は自分が受けた子育てのやり方しか知らないため、そのやり方をまた自分の子供にする傾向があるから。

親から受けた子育ての中で、こうして貰ったら嬉しかったことと、こうされたら嫌だったことというのがあると思う。

それを思い出して行くうちに、自分がされて嫌だったな、これはしないほうがいいなと自分の中で腑に落ちていると、それを自分の子供にしなくなると思う。


これは知り合いと話していたときの会話。

「自分は母親から一般常識というのを強く植え付けられて、それが辛かった。いざ自分が親になると、子供にも母親から受けたように常識を押し付けようとして、苦しくなった。でもその子育てのやり方しかしらないから、どうしたらいいかわからなくて、それをしないように、必死にその部分を抑制しようとしていた。でもそうすることによって、苦しくなるし、子どもにもあまりいい影響はなかったんじゃないかと感じた」。

私もこれは実体験で同じように感じている。


潜在意識では、子供にしたくないと思っているのに、無意識で親と同じことをしてしまう。

世の中のお母さん達は、このため苦しい思いをしている人がたくさんいると思う。
そうやって子どもに接する自分を悪く思って、自己肯定感を下げることにもなる。


だから私は、妊娠前・出産前に自分の受けた子育てを振り返ることは必要だと思う。

そうすることで、出産する前に自分の自己肯定感を上げることにも繋がるだろう。


一人でしてもいいし、一人でするのが怖ければ、パートナーや信頼できる人と一緒に話し合って向き合えばいいと思う。



出産した瞬間、「お母さん」と呼ばれるようになるが、実際は赤ちゃんと一緒にお母さんになっていく。
最初からお母さんができる人はいないので、大丈夫とお伝えしたい。


これは子育てだけじゃなく、人を育てることも同じだと思う。

この記事が誰かの役に立てば嬉しい。



マイノリティのたわごと。より


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