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簡単理解ヨガに使えるポリヴェーガル理論

楽しいこと、嬉しいことは誰にでも話せる。でも辛いことは話せない。
私は辛いこと、悲しいことを聞いてあげられるインストラクターになりたいですって、マタニティヨガ指導者養成講座に来てくださった生徒さんがシェアしてくださって。。。
私、本当にそうだなって。
みんながみんな、そうであれたらどんなにこの世界が平和になるか。。。

辛くて・悲しい時、思考も体も停止して、不登校になったり、会社に行けなくなったり、人と話したくなくったり。
鬱病になってしまったり。

それは、自律神経の働きの一部だと聞いたことはありますか?
そこでとどまると、それは癖になって、どんどん動けなくなってしまいます。

自律神経は私たちを生かしてくれている、自分ではコントロールできない心臓や内臓の働きを助けてくれる神経。
交感神経(シャッキーン)と副交感神経(リラックス)でバランスをとっています。
ヨガでは呼吸で自律神経に働きかけることで、ストレスを軽減することが出来ると言われています。

ところで、
ポリヴェーガル理論知っていますか。
最近ヨガ界ではちょっとしたブーム(気になっているのは、私だけでなないはず)
この理論では副交感神経には二つの機能があるよ、と言っています。

ひとつはコミュニケーションがうまくいっている時、私たちが幸せや穏やかさを感じる機能。
これは、哺乳類になってから獲得した機能と言われています。

もうひとつはストレスを感じて死の危険があるとき、機能停止するトラウマなどと繋がる機能。
これは古代、まだ海にいた時代、脊椎のある古代魚の時から持っていた機能と言われています。

私たちが社会活動や周りとのコミュニケーションを安心して行っている時、私たちは副交感神経のうち腹側迷走神経の働きが高まっています。
この腹側迷走神経の働きは、心拍をゆっくりにし、リラックスを優位にさせます。
(そのうえこの機能が働いている時は、いきいき活動するための交感神経ともバランスが取れて、心も体も元気に、実際に免疫力も高くなります)

さて、ストレスを受けると、今度は交感神経の働きが優位になり、心拍が早くなり、血液を体中に送り、臨戦態勢、戦うか逃げるかの状態になります。別名、闘争逃走神経。

さらにストレスを受けると、今度は副交感神経のうち、背側迷走神経の働きで、死を避けるために体と心の機能をストップさせます。
例えば、すっごく忙しくストレスに耐えて頑張り続けた結果、突然何もしたくなくなり、鬱になったり。。。
怖い目に合っているのに、動けなかったり逃げられなかったり、トラウマになるような思い出を完全に忘れてしまったり。

だから、大事なところで、どうして逃げだしてしまったの??とか、危険なのにどうして逃げられなかったの??とか、これは人間の副交感神経の機能的な問題だ、と最近では言われるようになっています。
ポリヴァーガル理論によって。

で、ここからが大事なんです。

私たちは生まれてから、一生、人との関係を続けていきます。
突然、機能停止してしまっては、うまく生きていくことが出来ません。不登校になったり、会社にいけなくなったり、誰とも話せなくなったりしたら困りますよね。

私たちにとって大事なのは1人で機能停止する背側迷走神経の働きではなく、コミュニケーションの中でハッピーになる腹側迷走神経の働きなんです。

辛い時、何でも話せる友達がいたらどうでしょうか。
気分転換に連れて行ってくれる友達がいたらどうでしょうか。
人は、人を助ける力を持っています。

辛いことをいつでも話していいよ、って言ってくれる人がいたら、それはとてもありがたいことですよね。

だからこそ、自分も辛いこと話していいよって言える自分でありたいと思ったら、そのためにはまず、自分が辛いこと悲しいことを知っていないと、なかなかそんなことできない。。。

辛い経験ドンと来い!!じゃないよ、もちろんいやだ、辛いし、しんどいし、悲しいし、、、でもそういう時が、悲しいけれど人間として深みを増す機会になることはよくわかる。。。

なんで人間ってこうなんだろうって思うけど、、、。全体から見たら、なんだって必要な経験だったと、私はいつかそう思うだろうってこれは経験値として知っています。

辛さや苦しさって人生で避けられない、人の死がそれを避けさせない。
それを全部、嫌いだ、嫌だ、考えないようにしよう、思い出さないようにしよう、と避けていたら、人生で得られる経験値は少なくなってしまう。

だから、そういうこと含めて成長していけるよう、支えてくれるパートナーや仲間がいたらいいな、と思う。
正直に、自分1人じゃそんなに強くなれないから。
コミュニティに属することによって、誰かの幸せに繋がる役割を果たすことによって幸せになる人間だから。

辛い時、悲しい時に、ありのままを受け入れてもらえること、批判、評価されないこと、責められないこと、そういう人が周りにいることが、私たちが元気で生きるためにとっても大切。

だからね、元気がもらえて、辛さが分かち合える人と仲良くなろう!!そして、そういう人間で出来るだけあろう。

そんなわけで、私の今のテーマは共に生きる!

と、今日の
リラヨガ・インスティテュート
でお話ししたヨガ哲学内容をここにもかいつまんで書いてみました。

ちょっと熱く。
だってもう、最近、みんな落ち込んだ私に優しすぎて、本当にありがたかったから!!辛い時に周りにいる人に救われるってこういうことかって、よくわかりました。
私をありのままにそのまま受け入れてくれてありがとう!!

長々と!!
読んでくれた方もありがとう!!笑

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