カレンデュラ
カレンデュラ
去っていく彼の足音が 響いている
目も合わせずはじまった恋だから
まだ胸騒ぎを覚えている
でももう気持ちはないみたい
離れたくないわたしが
ひとりここにいるだけ
こぬか雨の日
窓の外を見つめているわたしが
ひとりここにいるだけ
千に一つでいいから
あなたに届く詩を 作りたかったな
千に一つでいいから
あなたが忘れられない詩を
作りたかったな
そしたらね その詩を手土産にして
さいごに 握手ぐらいはしたかったな
笑えなくても 言葉を交わせなくてもさ
良い文章を作れるように、 作るために、 大切に使わせて頂きたいと思います。