記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

ナポレオン

水曜日のカンパネラというユニットが好きでちょくちょく聴いている。
“ナポレオン”という歌があって、ナポレオンボナパルトのイメージはこの曲と、ナポレオンパイと、ルーヴルでみた戴冠式や各地に銅像を建てたくらいのものである。あとフランスとイギリスはめちゃくちゃ仲が悪いということくらいの、山川の世界史よりも薄い知識でリドリースコットのナポレオンを見てきた。好きすぎるあまり2回も見た。

リドリースコット好きとしてはキングダムオブヘブン、デュエリスト、エクソダスのカテゴリーにはいるなと思うなどした。

全編絵画のようで、美醜の中に放り込まれる。過日行ったゴッホアライブという没入型の展示よりも没入感がある。戴冠式など豪華絢爛で、ルーヴル美術館で見たやつ!と進研ゼミにある付録漫画の気持ちになった。
私はリドリースコットの騎馬戦が大好きなので、合戦のシーンはずっと興奮しぱなしであった。
特にアウステルリッツの戦いなど最高で、実際の合戦などは入り乱れてしっちゃかめっちゃかになりそうなのに、ナポレオン軍vsロシア・オーストリア軍の構図がわかりやすく描かれていたし、氷上での戦いの色彩のコントラストが素晴らしかった。全部見せるリドリースコットは、馬が死ぬシーンも、当たりどころが悪くて足がもげる市民も全部映すので賛否あるかもしれないが、私はそこがこれだけ悲惨な戦争をしながらも生き抜く力のあったナポレオンの人間臭さを引き立たせるのだと興味深く見ていた。
ラストシーンのジョゼフィーヌのセリフがるろうに剣心の志々雄真実と駒形由美の関係を想起させ、オタク大歓喜の歌だった。


たぶん全く知識がないからこそプレーンな気持ちで楽しめたのかもしれない。“ぼくの考えた最強のナポレオン”がなかったからこそ、これをきっかけにいろいろ読んでみようと思う。

この方の記事が大変参考になった。
(唐突の引用失礼しました。)


サポートしていただけるとめっちゃ嬉しいです。 少額からでもめっちゃ嬉しいです。よしなに。よしなに。