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「このライトノベルはすごい!」って本当?

 昨晩、Twitterでこんなツイートを見つけた。

「このライトノベルはすごい!」(以下このラノ)に入賞したにもかかわらず、打ち切りを発表した作家さんのツイート。嬉しいお知らせのはずなのに「残念なお知らせです」という書き出しになってしまったことが悲しい(と言いつつこの小説読んだことない……すまん)。出版社ももっと良い売り方出来なかったのかな、という気持ちでならない。
 この一件に関するツイートを見て思った、わたしなりの所感を述べていこうと思う。

 

1.今の世の中は娯楽が多い

 わたし(35歳)が子供の頃は携帯電話がまだそんなに普及していなく、スマホも当然存在していなかった。小学生~中学生の頃はスーパーファミコン、プレイステーション(1、2)、あとはライトノベルが好きだった。エンタメにはお金がかかって当然、の世代。
 そんな時代も今は昔。
 2022年の今はみ~んなスマホを持っているし、パソコンも一人一台が当たり前。インターネットも普及し、タダで楽しめるゲームやweb小説もある。お金がない10代にとっては最高の世の中だ。

 そんな中、お金を出さないと読めない紙の本は肩身が狭くなっていく。雑誌の休刊が相次ぎ、電子書籍が主流になりつつある。
 わたしとしては漫画と雑誌は電子でいいかな、と思うけど、小説や活字の本は紙で読みたい派。だって目疲れるじゃん……!(あと純粋に本屋に行って面白そうな本を見つけて買うの好きだし。ネタ収集に本屋行くのも好きなんだよな)

 話が逸れてしまったけれど、タダで読めるものがあるのにわざわざお金出して買わないよね、って話。Web小説が書籍化しても売れないのはそのせい。

2.ヲタク向けのラノベはもう売れない

 ヲタクの皆様が好きなラノベのツートップ、異世界転生とラブコメ。今はどのラノベレーベルもWebから拾い上げてじゃんじゃん出している。
 しかし、このツートップ。出版社がじゃんじゃん売り出すもんだから、二番煎じ、三番煎じが続々と出てきている。結果「タイトルでお腹いっぱいなんで読みません」と一部の層に飽きられてしまう。確かにタイトル長すぎだよ。

 上のツイートの小説とは別の作品だけど、打ち切りになった作者さんのツイートを見かけた。そちらの小説はラブコメだった。ラブコメは設定次第ではテンプレを回避出来るんだけど、見かける作品は割とテンプレ傾向。「陰キャの俺がクラス1の美少女に言い寄られて~!?」みたいのが多い。が、最近は陽キャ主人公のラブコメもあったりするらしい。しかも人気作らしい。時代変わったな。

 そういった作品がこのラノにランクインする反面、実際は内輪にしかウケていない→売り上げが伸びず→打ち切りを生み出す……というのが今回の事の顛末てんまつ。普段ラノベを読まない層にも手に取ってもらえるような作品がもっと増えて、打ち切り作品が一作でも減ってくれることを祈りたい。ていうか、わたしに書かせて。
 
 個人的には、ラノベ=10代のイメージが今は薄くなってきているので、20~30代でも楽しめる作品が出てきてくれるとラノベ界は発展するんじゃないかと。ていうか、わたしが書くのでどなたか出版しませんか。

3.Webからの拾い上げ

「小説家になろう」や「カクヨム」といった小説投稿サイトからの拾い上げが増えている。小説に対する敷居が低くなったのは書き手としては嬉しいことだけど、喜べない部分もたくさんある。

・二番煎じ、三番煎じの作品が多い
・一度出版出来ても、ランキング上位を獲らないと次巻を出版させてもらえない。結果一冊出して終わりになるケースがある(これは噂)
・めでたく漫画化、アニメ化出来ても作画が残念

 こういう二番煎じたちに椅子を取られた者たちが打ち切りの道を歩むのです……悲しいね。純粋に書きたい小説書きなよ、って言いたくなっちゃうね。そうなったらWeb作家人口減りそうだな。

4.出版社何しとん?

 今回の件は、出版社の売り方にも問題がありそうな気がしてならない。せっかくコンテストで賞もらっても「打ち切りです! はいさよなら!」はあんまりだぜ……。今の出版社は作家を育てられる編集者がいないってのも問題点だと思いましたん。作家と編集者できちんと話し合って、良い小説を生み出してほしいものです。
 あと、ガガガ文庫さん。わたしが送った小説に賞ください!(切実!)

5.最後にどうでもいいお知らせ

 なろうに自作小説を上げてたんですけど、やっぱりここじゃウケないと思い退会しました(二回目)!
 今募集中のジャンプ+原作大賞に出そうと思います(ビターバレーの狩人とは別に)。小説として出したかったけど、誰かの手によって漫画にしてもらうのもいいかなと思ったのでね。原作を改悪しなければ、漫画家・アニメ化・実写化どんとこい!タイプなのでね(個人的に実写見たい。ネトフリ製作じゃないと納得しなさそうだけど)。

 ちなみにその小説は、以前note創作大賞に出した「ミュータント・ザ・クインテット」です。前は1話しか上げてなかったけど、今度はちゃんと最後まで書きます。ジャンプラは3話までしか審査対象にならないけどw
 近日中にまとめてアップしたいと思います。あと、ビターバレーの狩人もね。

 






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