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風の時代を考える① ~「風」とは?~

今回はイベント(節目)の星読みではなく、
もう少し大きな星々の流れについて、少し発信してみたいと思います。

表題にある、「風の時代」という言葉なんですが、
最近の占星術界隈では、この言葉が出ないことがないのでは?と思うくらい、良く話されている言葉です。(それだけ大きな節目であるということ)

12月下旬、詳しく言うと、12/21に、♃木星と♄土星が合(地球から見て重なる)になる、グレートコンジャンクション(GC)が水瓶座で起こることで、本格的に「風の時代」のスタートになります。
この「時代の要素」の変異は約200年ごとにグラデーション的に行われており、「風の時代」の前は、「地の時代」でした。(まだ残骸は残っているけど^^;)

じゃあ、「風」って何? てことですが、
西洋占星術では、12星座(12宮)を分類する方法の一つに、「元素(element)」ごとに同類項を分ける方法があります。
元素は、「火、地、風、水」の4つです。

12星座のトップバッターである牡羊座から、上記の順に3巡します。
そうすると、風の元素であるのは、【双子座、天秤座、水瓶座】の3つになります。

どのように風の元素を使うか?どこで特徴が出やすいか?は星座によって違いますが、上記のどの星座も、風の要素を持っているということになります。

なので、なぜ風の時代と呼ばれるかというと、20年ごとにあるGCが、この3つの風の星座の中で、これから後200年近く行われていくからなのです。

じゃあ、その3つの星座に共通する「風」の元素の意味することとは何か?というと、

象意として主なものは、【知性(思考力)、精神性、情報(知識)】

「風」は、ラテン語のspiritus由来の「spirit」、つまり、日本語に訳すと【精神、霊、霊的な性質のもの】という語源からきています。
(⇒spiritの語源を遡ると、ヘブライ語の「ネシャマー(ルーアハ)」や、ギリシャ語の「プネウマ」であり、「霊、風、息」という語義があるため)

「風」の持つ性質としては、一つのところに留まらないで、横に拡散しやすく(ついでに色々なものを巻き込みながら)、【分化】していきます。

良い意味で(ポジティブの方向で)分化が進むと、色々なものが差別化・区別化され、多彩さにつながり、「多様性」がある状態につながっていくものなんだと思います。

知性を高めれば、色々な事がわかるので、物事をどう判断するか、判断能力がついてくるし、違いを識別できるようになる。
(知性を高めるということは、外部とコミュニケーションを図りながら、色々な情報を集める・手に入れるということ)
また、その多大な情報を上手く扱うことができれば、どこかに偏ることが減り、公平さが身につくし、理性的になれる。
そして、知性(思考)というものはブラッシュアップすると、その人の価値観というものになり、その先には精神性というものになるということですかね。

つまり、そのような風の性質の時代になるということは、「情報」の扱いが重要になり、「情報の価値」が肝(キモ)になるということ、そして、人の持っている「人間性(精神性)」が大事にされる時代になるということかなと。
また、分化ということを考えると、情報は、限られた数のものではなく、それぞれの固有の価値をもった情報が、多種多様に存在するという状況になるし、人間性も多種多様にあるので、それぞれの持っている価値観が現実的に(理想だけでなく)存在できるような状況になっていくということですかね。

「多様性とは、価値観を共有しないこと」➡これは、私のメンターの方がおっしゃったことで、私の心の中に刻まれた名言なんですけど、聞いた瞬間、「正に!」と思いました!まさに真理をついた一言だな~と!

地の時代の産物である、カタチだけの組織体(中身が弱い)は解体せざるを得なくなっていくのでしょうし、(実際になってきている(・・;))あまり大きな組織体というのも最小限になっていくのだと思います。カタチ(入れ物・集団・組織)の中に安穏といるだけ(或いは、言われたことをautomaticにやっているだけ)では、守られない時代ですね。

ざっくりまとめると、組織やカタチだけが強いモノ(中にどれだけモノがあったり、人がいようが)に人やお金が集まるのではなく、アイデアやコンセプトに人とお金が集まり、同類項でまとまることで、風通しがよくなり、コミュニケーションも活発になり、発展していくというところだと思います。

また、この記事を書きながら思ったんですが、私が個人的に色々な場面で、この10年位の間に痛感してきたのは(占星術を知る前から)、
【考える力】(情報が多い社会が故に、与えられた情報をただ受け取るのではなく、取捨選択していく能力、自分にとって大事なものをつかみ取る能力、自分とは違うものを理解する能力)を如何に携えていくか、育てるかが大事だなということなんですが、
今、占星術と照らし合わせてみると、まさに、「風」の力ですね。

ただ、すべての物事にはバランスの強弱があるように、「風」の性質が行き過ぎると(他の性質より強すぎると)、先入観や偏見になってしまったり、行動面(根拠である認知面の影響)が歪んでしまったり、人の感情というものが置き去りにされてしまったりということがあるので、それらのネガティブ面にも注意していく必要があるということもあるかと思います。

これからの時代はそんな「風」の時代となっていきますが、
トップバッターは、風の最終形態である、「水瓶座」からスタートします。
それについては、また今度。

あ、そうそう、ちなみにですが、
四元素には相性というものがあって、
「風」と相性が良いのは「火」、逆に相性が良くないのは、「地」と「水」です。
(私なんて、地と水でほとんどが構成されているので、風が強い人は明らかに種類が違うなーと感じます( ̄▽ ̄;))
なので、風の性質がある、【双子座、天秤座、水瓶座】の人たちは
しばられることを嫌ったり(自由に動けない、関係が固定される)
責任を負わないでするっといなくなったり(カタチの中にとじこめられる)
Wetな感情表現を嫌ったり(理論ではなく感情優先(水の性質)だから)
します。

周りにそんな方がいれば、その方は、「風」の性質を持った人かもです(>_<)

#風の時代 #風 #知性 #精神性 #スピリット #星読み

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