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闘鷲降臨~魔術師、覚醒(23-24Game22-24) #FE名古屋

 その脚は魔法の如く軽やかなステップを刻み、放たれる魔術は柔らかく輪を射抜く。彼の名は、アーロン・ヘンリー。

12/20 FE名古屋 62-71 横浜BC

Summery

  • まずまずの滑り出しから8点のリードをとった前半

  • 3Q、河村の12点5アシストで猛チャージをかける横浜BCを止められない

  • 最終Qは焦りからか力み過ぎか、あらゆるシュートがリングを通過せず

  • 守備ができても、最終的にリングを射抜かなければ勝てない

  • まあ、攻撃の形ができていなかったわけではないので、こんな日もある

  • とはいえ、全員が平均点ではスーペルな選手がいるチームには勝てませんを地で行く試合に

Rating

3 ルーク 5.5
復帰したてだしこんなもんだろう
6 根來 5.5
シュート機会には恵まれてないけどやってることは相当効いてる
8 佐土原 5.5
ファウルを取り切ってFTで得点積んでくれたらうれしい
10 杉本 5.5
守備意識が明確に高くなっているのは良し
11 ヘンリー 5.5
アーロンのドライブだけで点が動いていることも多く。TOVは減らしたいけど
13 中村 5.5
勇気は買いたい。あとは周りを使いながら精度を上げること
15 川嶋 5.5
こんな日もある
16 満尾 5.5
最低限の仕事はしているけれども
22 JJ 5.5
いつも通りでした
24 鍵冨 -
攻撃が上手くいかない試合だと出番をあげづらいね
54 オマラ 5.5
スコット相手に力み過ぎた印象
HC 5.5
流石にあれだけ人を入れ替えてもシュートがリングを通過しないのではなんとも

PotG 河村勇輝 7.0
23Pts11Ast。後半のギアチェンジで試合を支配

12/23 Game1 FE名古屋 77–89 川崎

Summery

  • 5連敗中の川崎と、前節4Q3点に終わったFE名古屋、どちらが先にショックから立ち直るか

  • 川崎でした(息を吸うように1Qにランを許す弊チームを眺めながら)

  • 追撃の原動力はBリーグにも慣れてきて実力を発揮しつつあるアーロン・ヘンリー

  • 1Q後半からコートに入っていきなり3Pを成功させると、2Qは11点の荒稼ぎ

  • 2Q途中では3点差まで詰めるも、ここで踏ん張れないのがこの日のFE名古屋

  • 3Qも1Q序盤と同じような形で離されて点差は10点を超える展開に

  • 4Qも5点差までは詰め寄ったものの、そこで捕まえきることができず、最後まで川崎の上手さに躱されて敗戦

Rating

3 ルーク 5.5
病み上がりで長時間勤務はちょっと気の毒であった
6 根來 -
出番は少なかったけどもっと使ってよかったのでは感
8 佐土原 5.5
高さに劣るとはいえもう少し信じて使ってあげてもいいのでは
10 杉本 5.5
守備良くなってきて長い時間使えるのはありがたいし、その方が良さそうなタイプ
11 ヘンリー 6.5
覚醒。負け試合だったけど彼のプレーを現地観戦できたのは満足
13 中村 5.5
そんなに悪い出来ではなかったけど
15 川嶋 5.5
2本のプルアップ3はよかった。仕事はしてる
16 満尾 -
出番の作り方が難しい
21 笹山 5.5
復帰即通常勤務お疲れ様。こういう相手だとゲームメイクが光る
22 JJ 5.0
珍しく対面のウィンブッシュにやられていた
24 鍵冨 -
根來の背中を追いかけようね
54 オマラ 5.0
ファジーカスとヒースから上手さ比べに持ち込まれるとしんどかった
HC 5.0
上手さ比べに持ち込ませてしまったのは良くなかったね

PotG 長谷川技 6.5
川崎の上手さをあれだけ完璧に仕上げられたらお手上げ

12/24 Game2 FE名古屋 84–67 川崎

Summery

  • 前日は質の高さに負けたFE名古屋。相手に80点以上取られるペースでは勝ちの目はない。その上、前日の転倒時におそらく前に痛めたところを再度痛めたと思しきルークが再度欠場。再度のスクランブルにまずは禁断の笹山川嶋の2ガードでのスタートの手段に

  • 1Q、最初の2分こそ6点をスムーズに取り切ったFEだが、その後4分で4-16のランを出される苦しい展開。しかし、この間打った2つの手がリズムを劇的に変えた。根來の投入とオマラ→ヘンリーの交代である。根來がクレバーさとハッスルプレーでコート内を整えるとともに、ヘンリーからのパスを受けて今季初となる3Pを決めて追撃開始。最後の2分は守備も素晴らしく、8-0のランで締めて逆転に成功

  • 2Qはつかず離れずの展開。ゾーンとマンツーマンを併用して目先を変えつつ、平面で守る形で相手にリズムの悪いシュートを打たせてリバウンドを回収。それでも試合巧者の川崎は2Q残3分で逆転に成功。FEはタイムアウトを余儀なくされる。ここでチームを救ったのはヘンリーの引力と杉本の決定力。タイムアウト明けから2つ目のポゼッションでヘンリーのアシストから杉本が3Pを決めて再逆転。相手に取らせたタイムアウト明けのポゼッションを守り切ると、さらに杉本が3Pを決めて4点差に。勢いに乗ったFE名古屋はそのまま川崎のスコアを抑えつつ4点を積み上げ、42-34と前日とは明確に違ういい形で折り返し

  • HT明け、いきなりオマラが3つ目のファウルを犯してベンチに下がり、やや硬い立ち上がりで4点差に。ここで素晴らしい働きを見せたのが佐土原と笹山。ヘンリーに集まったマークを活かしつつ得点を重ねる。ヘンリーも今日は集まるマークに対し無理をしない、というか無理してもすり抜けてパスを通す変態ぶり。川崎も粘って一桁差で推移するものの、なかなか追いつけない前日とは真逆の展開に

  • 最終Q、ようやく川崎のウイング陣の外のシュートが決まり始め、じわじわと追撃する川崎。FE名古屋も得点自体は積み重ねるものの、点の取り合いとなると分が悪いのは前日を見れば明らか。OTO明けのポゼッションで得点差は再び4点まで詰まっていく。ここでエースの意地を見せたのがJJ。ドライビングレイアップをねじ込んでバスケットカウント→次のポゼッションでスティールして佐土原の3Pシュートをおぜん立てし、得点差を10点に拡大。直後に野﨑がスティールからの速攻で意地を見せたものの、即座に笹山がスティールからの速攻で佐土原が決め、さらに次のポゼッションでは佐土原がエンドワンを決めきって勝負あり

  • 機動力で川崎の上手さを抑え切ったFE名古屋がバウンスバックを果たした

Rating

6 根來 6.5
影のPotG。台所事情の苦しいチームを救った
8 佐土原 6.5 PotG
中でも外でも得点を取り切る、待ち望んだ日本人ウイングの姿
10 杉本 6.0
値千金の連続3P。それでこそ
11 ヘンリー 6.5
前日のイメージを活かしてパスを散らし9Drb9Astでトリプルダブル未遂
13 中村 6.0
4Stlで守備をけん引。オンボールプレーでもらしさを見せた
15 川嶋 6.0
クレバーな位置取りと守り方で相手にフラストレーション
16 満尾 -
誰の背中を追うのか、よりどりみどり
21 笹山 6.0
いいイメージが残っているのか、守備でも頑張れてるの大きい
22 JJ 6.0
機動力を活かした守備の中枢をこなしつつ勝負どころの活躍は見事
24 鍵冨 -
根來の背中を追いかけようね(2回目)
54 オマラ 6.0
ファウルトラブルで苦労したけどチームには逆に良かった感はある。仕事はしていた
HC 6.5
前日の反省とオマラのファウルトラブルで腹を括れたのが良かった

Impression

  • 横浜BC戦については、やはり河村勇輝にいかに得点じゃなくてアシストをさせないかだと改めて思う。次はしっかり分断してほしい

  • さすがにQで3点は最低記録だろうと思ったら同じ節で群馬が下にいて草。どこも苦労は絶えないね

  • 川崎戦については初日現地だったけど一緒に観戦した「グラぽ」ライターのダンコバさんが「質の高さを押し付けられた負け」と表現していたのが印象的。言いえて妙

  • 川崎は攻撃ではひたすら質の高いハーフコートオフェンスで殴り続け、守備ではクレバーさをフル活用して相手に質の高さを問うバスケをする。ファジーカスが大きくて上手いけど脚が遅いからそういうバスケになるという話

  • Game1ではその良いところだけ出されたけど、Game2は機動力中心の構成で腹を括った結果、良いところを出させないことに成功した。そんな2試合

  • にしても、少しでもオープンな展開になった時のアーロン・ヘンリーの破壊力はすごい。2日目はパスも配給してて、そこも含めてブラッシュアップされたらペリン・ビュフォード並みのチートキャラにまでのし上がれるかもしれない

90K

Game1:2872人
Game2:2754人

90000人達成まであと…54675人/残17試合/平均3217人必要

かなり厳しい感じだけど、やってるバスケのクオリティは上がってるから、クラブ側の頑張り時よ。

あと、選手ごとのコールはちょっと考えたいよね。選手がどう呼ばれたいかにもよると思うんだけど。個人的には

3ルーク→るーく
6根來→ねごろ
8佐土原→さどはら
10杉本→てんしょー
11ヘンリー→あーろん
13中村→ひろむ
15川嶋→はやと
16満尾→みつお
18相馬→そうま
21笹山→ささやま
22JJ→じぇいじぇい
24鍵冨→かぎとみ
54オマラ→おまら

が響きよく、混同することもなく叫びやすい感じはするかなあ。


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