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あなたの言葉があなたを導く

人生は、言葉によってつくられている。

「賢者の書」喜多川 泰 (著)

日本には「言霊」という言葉がありますが、それに通じる言葉だと思います。
自分が言った言葉で、自分の人生が築かれていくということですね。

「お金持ちだ」と言ったらお金持ちになるというわけではありません。
ポジティブな言葉を発することによって幸福や成功を手に入れられるということです。
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「私はお金持ちになることが幸福なんですけど!」
と言われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
「お金が欲しい」と思うことは「お金がない(少ない)」というネガティブな言葉なのです。「お金が欲しい欲しい」と言っていることは「お金がないお金がない」と何度も唱えているようなもので、より一層お金がなくなってしまいます。
なので、今あなたが持っているものに感謝して「なんて自分は幸せなんだろう」と思うことなのです。お金などの富だけでなく、スキルでもいいでしょうし、友人や家族などの人でもいいでしょう。自分の今の状況をポジティブに考えて幸せだと思うことが、より一層の幸福を呼び寄せるのです。
世の中では「引き寄せの法則」なんて言われていたりもしますね。

例えば、「私は無能だ」「私は使えない」「私は不幸だ」と言っている人と、
「私は自分のできることを精一杯がんばる」「私はついているんです」と言っている人と、あなたはどちらと一緒に仕事をしたいですか?
ほとんどの人はポジティブな人の方だと思います。
お金を払ってお家を建ててもらう大工さんだったとしたら、やはりポジティブな人にお願いしたいですよね?
そうなんです。人も仕事もポジティブな発言をしているところに集まるのです。

しかし、ポジティブなことを言い続けるということは、かなり難しいことだと思います。一見すると何もない一日を「成功した一日だ」「幸せな一日だ」と思うことは難しいですよね?
特に「賢者の書」では発する言葉だけでなく、心の中でつぶやく言葉もポジティブであることを推奨しています。そうできれば理想的だと私も思います。ですが、今までできていなかったのに今日から発する言葉も心のつぶやきも、何があってもポジティブにするというのは、いささか難しい修行になってしまいます。
そこで、たとえ思ってもいなくても発する言葉だけでもポジティブなことを言うことから始めるのが、よいかと私は思います。実は、これは斎藤一人さんという著名な方の言葉なのです。また斎藤一人さんは「幸せだ幸せだと歩いた道が幸せの道になっている」ともおっしゃっています。これを理解するのは難しいかもしれません。私自身なかなか理解できませんでした。こればかりは実践してみないとわかりませんでしたね。半年やってみて、何となくわかったようなわからないような感じで、1年やってようやくわかりつつあるような程度です。かつての自分は幸せをあっちこっちで探していました。そしてようやく見つかっても、すぐに色褪せてしまっていました。そして今は、幸せを探すのをやめて何気ない一日のさまざまな出来事を成功だ、幸せだと思うようにして、そして自然と思えるようになることで、これまで気づかなかった幸福やチャンスに気づけるようになりました。

最後にもう一度、「第八の賢者の教え」を私の解釈でまとめると、

  • 一見すると何もない一日でも成功した一日、幸せな一日と思うことが自身を幸せに導いてくれます。

  • 発する言葉も、心のつぶやきもポジティブであることが望ましい。

  • 最初から何があっても心の底からポジティブに思うことは難しいかもしれません。

  • その場合にはたとえ心の中では思っていなくても、発する言葉だけでもポジティブなことを発してみよう。

  • いずれ心もポジティブに思えるようになることでしょう。


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