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生きるために必要な自尊心。忘れがちな他尊心。人生の成功にはそのバランスが必要不可欠。

自分だけが…と勘違いして、自尊心ばかり高めていく。そして孤立し、協力を得られず、人から煙たがられる。誰だってそうだ。自分だけが唯一無二の存在であると鼻にかけている人間に喜んでついていく人などいない。
(中略)
自分を他人よりも価値のないものとして卑下してはいけない。
自分を他人よりも優れているものとして傲慢になってもいけない。
自尊心と他尊心は常に同じ高さでなければならない。

「賢者の書」喜多川 泰 (著)

第三の賢者の「自尊心が大切」という言葉はすんなり理解できました。と言いたいところですが、著者の思惑のとおり?にガツンと気づきを与えられました。冒頭の引用のとおりに他尊心を忘れてはならないということです。
生きていれば悲しいことや失敗と思えることが起こります。そんなネガティブなことが起きると「自分はなんてダメなんだ」と自尊心は低くなってしまいますね。私自身も人生において何度も自尊心が暴落することを経験しているので、第三の賢者(著者)が最初に言う、自分はかけがえない存在であると自覚することは大切なことであると私自身容易に理解できました。なので今回(第三の賢者の教え)は「わかるわ〜」チャンチャンとなるのかと思う一方で「でも短いなぁ〜(ページ数がちょっとで終わり?)」とも思い読み進めると、やはり続きがありましたね。
そこで出てきたのが「他尊心」です。
私自身、他尊心を気にしてきませんでした。
これまでの人生を思い返すと、他尊心はあまりアップダウンしていないなと思う一方で、他尊心を考えようとか、他尊心を上げようなどとも思ったことはありませんでした。
他方で、自尊心はアップダウンが激しく、落ちているときは自尊心を上げようと、自尊心を意識的に考えることがありましたね。自尊心ばかり注目していたと思います。
そして、失敗と思えることが起きるとき、自尊心側がオーバーしていることに、第三の賢者の言葉から気付かされました。自尊心が下がっているときばかり自尊心を気にして、上がったときは放置していましたね。それが私の失敗の1つだと気づきました。
ただし、自尊心の上昇をストップさせてしまうのはもったいなことだとも第三の賢者の発言で、さらに気付かされました。
そう、今まで気にしてこなかった『他尊心』をアップさせればよかったのです。自尊心が他尊心を超えるとき、確かに傲慢になっていた(傲慢というのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、少なくとも調子には乗っていた)と思います。
人生を成功、いや豊かにするためには他尊心を意識して高めることが重要なのだと、気づくことができたのです。
他者に対する
「ありがとう」
の気持ち、そしてそれを実際に言葉に出すことの大切さを自覚することができました。私にはまだまだ訓練が必要ですが、意識的に周りの人へ感謝の気持ちを持ち、言葉で伝えることを心がけていこうと思います。

最後にもう一度、「第三の賢者の教え」を私の解釈でまとめると、

  • 自分ひとりだけでは生きることはできない。

  • そこには他者がおり、他者のおかげで自分が存在できることに感謝しよう。

  • 他者への感謝が他尊心である。

  • そして他尊心を高め、高めた他尊心まで自尊心もまた高めること。

  • それが成功への道になる。

  • 自尊心は生きるために大事である。

  • しかし、はじめに他尊心がない自尊心など、傲慢に過ぎない。


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