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よく争いの話を聞く週だった

今週はアメリカ大統領選から目を離せずにいたのだが、一方で任国からも思わず3度見するような情報が入ってきた。

【速報】エチオピア、戦争へ

翌日我が家で取っている新聞を見ても、アメリカの選挙の話ばかりかぁ…と思っていたら2日遅れくらいでニュース記事を日本語でも見るようになった。

私のnoteでは何回かエチオピアが落ち着かない状況になった話をしたが、今回は今まで私が書いたものと対立構造が違う。
政府対北部州政府。
北部はティグライ族の人が多く住む場所。ティグライ族の人口比は最新の国勢調査(2007年なんだが)で約6%。書いておいてなんだが混同してはいけないのは、争っているのはティグライ出身者によるティグライ人民解放戦線(TPLF)という政党であってティグライ族ではない、ということ。

足並みが揃っていないことは感じていた。
TPLFも一員だったエチオピアの与党連合が新党に移行するとき、TPLFは参加しなかった。
件の感染症の影響で、今年5月に行われるはずだった統一選挙が来年以降に延期されたとき、TPLFはこれに反発し9月に独自の議会選挙を行った。エチオピア政府はこの選挙を違法だとしている。


今エチオピアにいるでもないし、専門領域の話でもないので詳しく言及はしないしできない。
ディレダワで一緒に働いてたティグライ出身の上司はどうしてるだろう、ボランティアがエチオピアに戻れる日はいつになるだろう、と切ない気持ちでニュースを見ている。

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