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学内バイトのススメ 選考編

イギリス留学時代の話を書くnote、前回からかなり間が空いてしまった。

先日出演したFMもなかの冒頭でちらっとした学内バイトの話。

留学生にとってお金の問題は深刻だ。授業料・住居費・生活費だけでもかなりかかる。でも旅行もしたい。せっかくヨーロッパ近いし。
既にお金を借りてイギリスに来ているので、旅費の分だけ借金返済は遠くなる。せめて旅費は稼ぎたい!の一心で、私はINTO在籍時代からバイト探しを始めた。
今回は私が学内バイト@スーパーに受かるまでをざっと。


私が通う大学にはStudent Union(通称SU)という学生会があった。資金の流れとかは調べてないのだけど、SUはキャンパス内にカフェを持ちバーを持ちスーパーを持ちクラブまで運営していた。そこに働く人の大半は学生アルバイト。年に数回大学のウェブサイトで募集をかけてきちんと選考する。

このアルバイト、とにかく時給がいい。大学の外だと時給の相場が£7以下だったところで、スーパーの品出し・レジ打ちで確か£8.45(約1140円)。土日は2割くらい上がる。
お世話になっていたINTOの事務員さんに紹介され、絶対やりたい‼と応募したら、この道のりが遠かった。


まずは書類選考。大学のウェブサイトからフォームに入力するんだけど、しっかり色々聞かれる。

・あなたのコミュニケーション能力について
・店舗経験や同様の経験について
・チームで働いた経験について
・レジ経験について
・在庫管理経験について
・関連経験について

これプラス履歴書。向こうで言うCV。

書きながら新卒時代の就活を思い出した。
重いししんどいんですが。

英語ネイティブである事務員さんに添削もしてもらい、結果を待つこと2週間くらい。書類選考通過と2次選考の案内が届く。

この2次選考、私は面接(interview)と聞いていた。
が、当日会場に行ってみたら実際はグループディスカッションと筆記テストだった。

新卒時代の就活を思い出した。
重いししんどいんですが(2回目)。

グループディスカッションにはいい思い出がない。新卒就活では数十回やったけど最終的に就職したとこしか通らなかった。いやな予感。

お題は’Find New Seven Wonders’
Seven Wonders...?
七不思議かな…?
夜になるとスフィンクスが動くみたいなやつ?
Newっていうけどむしろ既存の七不思議って何…?

よく分からないからとりあえずチームメンバーの話を聞いてみようと思った。
「自分は蜂を推したい。生き物には不思議がいっぱいあって…」
…余計分からなくなった。

仕方ないのでその時なんとか適当にひねり出したものを2つくらい挙げた。本当に適当だったので、自分の答えは一切覚えていない。


最後に筆記テスト。電卓がなくてもできる程度の計算問題が20問弱くらいある中、異色の問題が1問。
『この中でSUショップに売っていないものはなにか?』

…え、いきなり店へのロイヤリティを試されるん?

この問題意図は答え合わせの時に明らかにされたけど、感心したし今でもずっと覚えている。以前noteで書いているので気になる方はどうぞ。


こんな感じの2次選考を終えた私は、大変微妙な心地だった。手ごたえが計算問題以外にない。しかも私、当日なぜか右目だけ涙が止まらずハンカチが手放せなかった。見たとこちょっと変な人。

微妙な心地のまま、添削してくれた事務員さんのところに報告へ。
「受験者何人いたの?」
ー30人くらいですかね。
「じゃあ大丈夫だよ。みんな受かるよ。」

これが本当だったかは分からないが、実際私は受かってバイトを始めることになる。
バイトしてた時の話はまた別のnoteで。

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