風邪だと思ったら肺炎だった話
最後の学生生活、人生で最も遊ぶべきこの3月に体調を壊した可哀想な私の話（こんなにいい子なのに）
北海道旅行から途中離脱
修論発表が2月に終わり、最後の学生生活を謳歌するため私は卒業旅行をみちみちに詰めていた。
北海道旅行もその一つで、バイト先の子と4人で3/2〜3/4の2泊3日の予定だった。
3/2、1日目はめちゃくちゃに美味しく、膨大な海鮮丼を食べた、これ米300 gあるらしい。完食したもののさすがにズボンのホックは外させてもらった。
夜はジンギスカンとビール、宿に戻って恒例のitoをしてその日は寝た。
3/3、2日目の朝、顔が熱い、頭がぼーっとする。
部屋がなかなかに暑かったのでそれかなと思ったけど、こんな熱いのは私だけみたい。
みんなから、大丈夫？と言われ、この日は私以外の3人で観光してもらうことにした。
熱い以外に、少し咳が出た。食欲はあったので、みんなが買ってきてくれたおにぎりやポトフなどを食べた。
3/4、3日目の朝、正直やばいと感じた。関節痛がすごい。昨日お風呂に入れてなかったので、シャワーを浴びるものの、寒気がすごい。
この日の20時ごろに新千歳発の飛行機だったが、それまで待てないと思った私は、先に自分だけ大阪に帰りたいことを伝えた。
ANAのU25のチケットを使って2.4万で帰れるものの、正直極貧大学院生には痛い、がそんなこと言えんくらいしんどい。
優しいみんなが札幌駅の改札まで見送ってくれた。
1人で大阪の家まで帰宅後熱を測ると、39.0度。えっぐ。もう絶対インフルやん、を確信して病院に行くものの結果はコロナもインフルも陰性。
こんなしんどいのに風邪と言われて、納得はいかんが大人しく薬を飲んで寝た。
高熱との戦い
3/5、朝起きたら35.6度。めっちゃ熱下がってる！病院やるやん！
次の日から4泊5日でりんごちゃんとタイ旅行に行く予定だったので、パッキングをして寝た。咳が強くてなかなか寝付けなかった、少し寒い感覚がしたけど怖くて体温計使えなかった。
3/6、タイ旅行初日。りんごちゃんとはまさかの現地集合なので1人で関空まで行く。着替えてる途中で、さすがに体がだるく、熱を測ると37.8度。ええ〜。北海道旅行では途中で1人で帰れたけど、あのしんどさは結構トラウマではある。
りんごちゃんにLINEして、タイ旅行はキャンセルさせてもらった。りんごちゃんは私が知る中で最も細く、最も強いお友達。申し訳ない気持ちはありつつも、1人でタイ観光を楽しんでもらうことにした。
ここから毎日熱が36〜39度を行ったり来たりする。一人暮らしなので、熱が下がった隙を見て食料を買い足したり、洗濯をしたりした。
肺炎判明、入院
3/9、体調を崩して約1週間、もらった薬もなくなるのに未だ回復しない。流石におかしいと思い、再び病院に行った。
先生は「肺炎かもなあ、レントゲン取ってみる？」と言って、胸部のレントゲン撮影をした。
レントゲン写真は胸の一部に白いモヤモヤがかかっており、大きい病院で詳しく検査することになった。招待状をもらって、タクシーを呼ばれ（お金ないのに😭）大きい病院に向かった。
タクシーの運転手は、「熱ですか？しんどいです？」などと聞いてきたが、どうみてもしんどいやろ、とキレたい気持ちを抑えて、咳で返答した。
大きい病院に到着し、外のパイプ椅子で待機。3月とはいえまだ寒い。こんな体調悪いのに外で待たされて泣きたい。
看護師さんがきて、長い綿棒を私の鼻に突っ込んだ。まじいってえ、泣いた。私の鼻の穴ってここまであるんやと気づいた。
コロナもインフルも陰性だったので、メソメソの私は中に入れさせてもらい、メソメソで問診を受けた。
CTの結果、私の右の肺はどう見ても肺炎で可哀想なくらい白かった。
正直極貧大学院生としては、入院したくなかったけど、これを見せられるとたしかに入院したくもなる。
点滴のため、針を刺してもらうが「こっちかな？うーん、こっち？」と2人の看護師さんが私の腕を見て悩んでいた。（健康状態が悪いとなかなか血管が出てきにくいらしい）（悩むのは可愛いが、不安になるのでやめてほしい）
針はなかなか太いため結構痛かった。泣いてたらお医者さんが私の手を握って（もちろん女性）「頑張ったね」と言ってくれた。泣いた。
入院のための服などは、彼氏が家からありったけの服をかき集めてくれた。本当に助かった。
この日母に電話した。母から言われた「体さんによくお願いしときん」が、幼少期に体調を崩した時に言われたそのまんますぎて泣いた。
この言葉は私が後世に引き継ぐ。
さいごに
1人で高熱がずっとしんどく、精神的にもかなり疲れていたため、入院してよかったなとも思う。
ただ、この一連の体調不良で旅行を2.5個も潰してしまっているのでかなり辛い。
繰り返し言うが、こんなにいい子の私がなぜこんな目に遭うのか。泣きたい。
さすがにトルコからトランジットで帰国後、次の日始発で北海道はやりすぎたかな。
今は脅威の回復力で退院日を巻くべく、超安静でスイカゲームに取り組んでいる。
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