7/22 私の「文化」概念のアップデート

一橋大学の令和3年度入試問題で、鶴岡真弓「「芸術人類学」の誕生――「根源からの思考」」という文章(『芸術人類学講義』に入っているらしい)が出典となっていて、載せられている部分を読んだのだが、英仏における「文化」の言葉のニュアンスは、独や日本とはだいぶ異なっているらしい。曰く、英仏においては、「「文化」という言葉には「特殊的」で「排除すべきもの」というニュアンスがある」。これを読んでふと記憶の底から呼び起こされたのだが、いわゆる「カルチュラル・スタディーズ」という潮流の名のニュアンスが、それがいわゆるサブカルチャーや抵抗文化を扱ったということの意味が、何となく腑に落ちた気がする。

しかし文化といえば、五輪絡みで、カルチャーについて数日前から感じているのだが、この国にはサブカルチャーしかないのだろうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?