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自分の意志で

私はある意味あの当時

マインドコントロールを

自ら望んでいたのかもしれません

もしくはマインドコントロールにおける

強烈な拒否反応から再び

そこから対極に存在していた

自己肯定を促してくれるという場所へ

時間と己の身を投じようとしたことが皮肉にも

結果的にマインドコントロールだった

ということになったのかもしれません


どちらにしてもなににせよ

誰かに縄で拘束されて意志と反する場所へ

出向かされたのではないわけで

私自身が選んでそうしたという前提での出来事…

そう思えば納得もできる気もしますが

受けた傷は到底短時間で癒えるものではなく

激しい感情が自分の中で渦巻いて

時折収拾がつかない時もある


でもそれも

今はまた独りになって

誰かに歩調を合わせなくとも良い環境に戻ったことで

時間をかけて自分を取り戻していけるという

安堵の気持ちもここに確かにある



だから今でも傷は痛むけれど

思い出せば感情は激しく揺さぶられる時もあるけれど

でも私が私の人生を自由に生きることができる

独りの世界に戻ってこれてようやく

心の開示をしようと思えた


だから

私にとっては

「オメデトウ」でもあるし

「ウレシイ」でもあるこの場所です




少し前

独りが嬉しいだなんて

到底思えない恋愛をしていました


独りを感じるたびに

胸が引きちぎられるような想い

大切な人には

私より守らなければならない人が

いた


この恋愛がそんな苦しみを私に残すことくらい

想像できたはずなのに

この人と同じ景色が見たい

この先必ず感じるであろう孤独感は

その欲求を超えてはくれませんでした


彼と一緒に居られた時間は

ある日突然終わりを迎えてしまいました

彼が説明したその理由については

私なりに分解したものをまた

書いていこうと思っています


この恋愛の終焉の前と後

二人のカウンセラーに関わることによって

私はかつてないマインドコントロールを

受けていきました

カウンセラーに私自身がなりたかった

かつて学生時代に専攻した心理学の世界は

私にその世界に留まることを諦めさせるくらいに

道のりは険しいものでした

あっさりとその希望は捨てたものの

これまで味わったことのないような苦しい恋愛において

当時の私には誰かの先導が必要でした

この痛みを同じように感じてくれて

この苦しみから逃れる方法を

誰かに授けてもらいたい

その方法が本当に手に入るならば

どんな努力も対価も惜しくはない

そんな気持ちになってしまうのです


そして自分がなりたかったカウンセラーに

クライアントとしてドアをノックすることに

なりました


この恋愛を始めてから6年が経過していました


aoi










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