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女性管理職が増えるためには慣れが必要

クオーター制を導入しようと言われていますが、
なかなか女性の管理職は増えません。
その理由が、女性が管理職になりたがらない場合が多いからだそうです。
女性は「完璧に管理職をしなくてはならない」と肩に力が入っているのかもしれません。

今日は、「女性管理職が増えるためには、女性側と会社側の双方に『慣れ』が必要だ」ということを書きたいと思います。


この本にも書いてありますが、
無能な男性管理職だっていますよね。
でも、「できない奴だなぁ」と陰口を言われるだけで、別に責められるわけでもありません。
その人のできない部分は、周りの人がカバーしているんです。
それで、会社は成り立っているのです。

だから、女性もそんなに緊張しなくていいのです。
「力不足だ」と言われても、
「ごめんなさい」ではなくて、
仕方ないでしょ。未経験なんだし」と開き直るくらいで良いのではないでしょうか。

地位が人を作る」といいますが、
女性が管理職になれば、管理職にふさわしい力が備わっていくのだと思います。
管理職を打診されたら、自分が成長できるチャンスだと思えば良いのではないでしょうか。

女の管理職をどんどん増やして、私たちの目を慣れさせて行かなきゃ。できるのも、できないのもいるって。誰もが「できる」って自信を持つんじゃなくて、「これでいい」「これでもやっていい」という自信が必要なのかもしれない。

「女に生まれてモヤってる!」より引用

そうなんです。
慣れなんですよね。
女性管理職側にも、慣れが必要だし、
周りの人にも、女性管理職に対する慣れが必要です。

時間がかかるかもしれませんが、そのうち慣れると思います。

そういえば、女医に対しても、慣れるのに時間がかかりました。
私が医者になった30数年前は、「医者と言えば、男」という時代でした。
患者さんから「看護婦さん」と言われることは、しょっちゅうでしたし、
主治医が私とわかると「なんで、男じゃなくて、女の医者なんや?女はダメやろ」
と、はっきり言われることが、珍しくなかったのです。

でも、30年以上経って、今は女医に偏見を持つ人はいないと思います。
女医は市民権を得ているのです。
30年という月日を経て、患者さんも女医に慣れていったのですね。

女性も、「管理職をやってみよう」「管理職をやってもいいんだ」と思えるようになるでしょうし、
周りの人も、女性管理職に対する偏見がなくなるでしょう
どちらも慣れるものです。


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