【数字でみる滋賀レイクス】12/29-30 ベルテックス静岡戦
前節は1ゲーム差の３位・熊本との直接対決に２連勝！
僕自身も初のダイハツアリーナでのホームゲームを体感できて、本当に素晴らしい時間でした。写真などは追々上げていくとして・・・。
年内最後の試合は、初対戦となるB3昇格組のベルテックス静岡戦。
どうにかここをしっかりと２連勝して、年内を気持ちよく終わりたいところ。というわけで、「数字でみる滋賀レイクス」の2023年（おそらく）最後の記事です。
ベルテックス静岡の特徴
試合ペースは速くないが、3P成功率が高く、シュート効率に優れる
勝ち負けの差が激しい（≒良いゲームと悪いゲームがはっきりと出る）
FT成功率が高いが、ファウルドローン数が少なく、結果試投数は最下位。
TRは平均よりやや少ない。特にORが取れていない傾向がある
１．試合ペースは速くないが、TOが少なく堅実で、3P成功率が高いため、シュート効率に優れる
1試合当たりの平均ポゼッション数を示すPACEは71.3回とリーグ12位となっており、速攻を重視する滋賀とは対極（75.9回/同2位）。しかし、TOが12回（同2位）と少なく、堅実な試合運びをするチームです。
攻撃回数は多くないですが、3P成功率はリーグ3位の35.4%（滋賀：33.8%/7位）と高い成功率を誇ります。
アテンプトは5位（25.5本）と順位としては上位ですが、リーグ平均が25.3本、滋賀も25.5本となっており、僅差で平均よりやや上という程度。
１位の山形（33.2本！）のように3Pを多投するチームというわけではなく、堅実なボール運びから確実に決めるべき3Pを沈めているチームといえるでしょう。
特に公式のマッチレビューにも注目選手となっていた加納選手（試投数：3.0本/成功率41.6%）、ブロープレー選手（試投数：6.5本/成功率：39.3%）には要警戒。大友選手や山田選手なども試投数はやや少ないものの成功率は高く、要警戒といえるでしょう。
3P成功率が高いため、3Pシュートに比重（1.5倍）をかけて補正したフィルドゴール成功率（EFG%）は53.00%とリーグ4位。シュート効率も55.90%でリーグ5位と堅実でじっくりとした試合運びから、効率よく点を取るチームなのでしょう。
2．勝ち負けの差が激しい（≒良いゲームと悪いゲームがはっきりと出る）
勝敗別の得失点を見てみると、敗戦時は失点が嵩んでしまっていることがわかります。堅守から少ない手数で効率よく、というチームなのでディフェンスで大量失点してしまうとリカバリーが難しそう。
逆に滋賀としては相手のスローモーなペースには付き合わず、自分たちの速いバスケットを志向して流れを作っていくことが重要そうです。
3．FT成功率が高いが、ファウルドローン数が少なく、結果試投数は最下位
静岡はFT成功率も高い（75.70%/同2位）です。しかしファウルドローン数が少ない（17.5回/10位）ため、試投数も14.6本（同13位）と少なくなっています。
個別では、ブロープレー選手、ジョン・ハーラー選手、岡田雄三選手の3名が主にファウルを獲得している様子。ハーラー選手以外はガードですから、マッチアップするガード陣にミスが嵩まないようにコントロールすることが重要ですね。
4．TRは平均よりやや少ない。特にORが取れていない傾向がある
TRはリーグ9位（36.7本）、ORは10位（10.9本）と苦戦ぎみ。外国籍枠をSGであるブロープレー選手に活用しているため、どうしても高さの面ではやや負けてしまう格好です。
ですがブロープレー選手も196㎝もあります。ガード相手では基本的にミスマッチでしょうし、リバウンドも平均で4.6本取っていますから、日本人のガード陣でマッチアップは厳しいでしょう。
しかし、滋賀の場合は湧川選手がいます（熊本戦GAME1はすごかった。自信満々に打っていましたね！GAME２のシュートの成功率は伸びしろ）。ここがさほどミスマッチを起こさないのは静岡としては嫌なポイントではないでしょうか。なので今回は湧川選手のStarting5も可能性ありそうです。
3番のモリ、みやもんが付くケースでは別の場所でミスマッチが起きてしまうでしょうが、そこをインサイド陣でしっかりと抑えたいところか。
いかがでしたでしょうか。
滋賀としては初対戦となる静岡戦。
直近は上位陣との対戦が多いなか、福岡から2勝を挙げるなど、勝率5割を維持できており、油断は絶対にできない相手でしょう。とはいえ、滋賀のペースに持ち込めれば十分に勝機があるはずですので、ホームアドバンテージを活かして、流れをつかんでほしいです。現地に応援に行かれるみなさま、よろしくお願いします！
年末2連勝で締めくくり、最高の年明けを迎えたい方はぜひいいねお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？