見出し画像

【電子書籍】東大生の親に学ぶ"自発的に学ぶ"子育て 0歳から6歳までの戦略「自立脳を育てる24のヒント!」

【NOTE初掲載_記念】

今回、NOTEでの初販売を記念して、スペシャルプレゼントをご用意しました。
購入した方には、Udemyでベストセラーになっている下記の動画教材(4時間)、または60分の個人セッション(3万円)をプレゼントします。

Udemy動画1ャ

※先着5名とさせて頂きます!

このチャンスに、活字と動画で、言語・非言語的の両面から学んで下さい!!!

それでは、ここからお読み下さい ↓ ↓ ↓

画像1


はじめに


はじめまして!
東大生を育てた子育てコーチの、蒼 京子と申します。


まずはご挨拶をさせてください。
「この本を手に取ってくださって、ありがとうございます。」


そして、もしこの本の「東大」という文字から、子どもを東大に入れる方法だと思われたら、先に、おわびをしなくてはなりません。


残念ながら、私は「東大に入る子」を育てたわけではなく、この本でお伝えしたいことでもないからです。


それでは、なぜ、この本を私は書こうと思ったのでしょうか?

それには理由が2つあります。

◆1つ目・戦後最大規模といわれる教育改革!

現在、ママカフェという「ママのためのカフェスタイル勉強会」を定期的に開催しています。そこで、これからの未来の子ども達をサポートするための知識を楽しく学んでいます。
皆さんの子育ての悩みを聞きながら、お子さんへの愛情や教育への関心の高さをとても感じています。


※ママカフェとは!
2016年より教育者、著述家、講演家、教育評論家である、石田勝紀先生が始めたママさんの学び場です。これまで1,000名以上のママさんが参加されています。私はこのママカフェのファシリテーターの1人です。ここで最新の教育事情を学んでいます。


そこで、皆さんが戦後最大規模といわれる教育改革や、すでに到来しているAI時代について、期待と不安を感じているのを目にしています。


テレビや報道で、ゆとり教育からの学力低下や、失われた30年という言葉を耳にするようになりましたね。


事実、文科省で来年度(2020年)から、小学校でのプログラミング教育の実施をはじめ、センター試験の廃止など、大きく教育改革が始まっています。
おそらくこの3年はピークではないでしょうか?(現役教育者のお話から)


この現状は、今、お子さんが小さくて、また、これから親になろうとしている皆さんには、直面する問題です。
予測できない社会に、我が子はどう生きていくのだろうか?と心配せずにはいられないでしょうから。


そんな親御さんと関わっている中で、先輩ママとして、子育て経験や学びからの知識や知恵、そして想いを伝えたいと思いました。


◆2つ目・加熱する早期教育!


私は、息子が「勉強しなさい」と言わなくても、自発的に学び、精神的にもとても自立した子に育った経由から、いろんな世代のママから「子育て」を聞かれます。


皆さんのお話を聞くうちに、どんどん教育熱が低年齢化している事に懸念といいますか、違和感を感じるようになりました。

少子化という事もありますが、受験する年齢も、中学受験は、最近ではあたりまえになりつつあり、小学校受験も普通に耳にするようになってきて、驚かなくなりました。


我が子の時代、もう20年ほど前になってしまいます。
その頃から教育熱心な親御さんが多い地域に住んでいたので、珍しくはなかったのですが、最近はそれがあたりまえになってきていますね。
もっとも東京や大阪といった大きな都市においてかもしれませんが。


ただ受験のために、本当に小さい時からそのための勉強をしています。
受験したママの話を聞くと、とくに行儀作法というのでしょうか?
くつを脱いだらすぐにそろえる、あいさつをきちんとする、などのチェックが厳しいそうです。


受験しないお子さんでも、小学校にあがる前に、本当に多くの習いごとをしています。週に4つ通わせている知人もいて、それに驚かなくなった自分が怖いです。


そして、こうも思うのですが、例えば、慶應の幼稚舎に入ったら、もう慶応義塾大学ってなりますよね?
早稲田も小学校から入学したら早稲田大学に進学しますよね?


これって、子どもが望んだことではないですよね?


良い環境を与えたいという親の気持ちはよくわかります。
ただ心配になるのは、子どもの可能性を、逆に決めてしまっているように感じるからです。大きなお世話と思わないでくださいね。


慶應幼稚舎→慶応大学、早稲田の小学校→早稲田大学、両方とも素晴らしい大学ですが、当然、小さい時は学校を選択するという意識はないので、これは本当に親御さんの考えしだいとなります。


誤解しないでほしいのですが、慶應幼稚舎や早稲田の小学校に入れることを懸念しているのではありません。


そこに入れたとしても、大学を最初から決めないでほしいのです。
もっと自由にお子さんの選択ができる方向へと導いてあげて下さい。

何のために学び、何のために大学に進学するのか?
この意識を偏差値にとらわれないで考えることが、これからは必要です。


最近では、学校名よりどんな授業内容なのか?何が学べるのか?という事を意識する子や親御さんも増えているようですが、まだまだ、自分の古い価値観でお子さんを見ている方が多いように思います。


だから、加熱する「早期教育」について、今、「ちょっと待って!」という気持ちになるのです。


ここで確認という意味でも、お伝えするのですが、私は親が教育に関心を持ち、知識を得ることには賛成しています。むしろ、持つべきだと思っています。


事実、教育に関心の高い親御さんと、そうではない親御さんとの意識差が、教育格差と言われる現状を作っているのは確かですから。


ただ、心配しているのは、その熱心さゆえの熱い想いが、どういう矛先に向かっているのかが気になるのです。せっかくの愛情が子どもにとって足を引っ張る結果となっては悲しすぎますが、こういったケースは非常に多いのも事実です。

そして、急激な教育改革や、加熱する早期教育によって親御さんが惑わされ、本来、もっとも大切にすべき「親子関係」に悪影響をもたらさないかと思うのです。


なぜなら、幼児期にしかできない事があります。


人間の脳は、3歳で80%、6歳頃までに、大人の90%程度まで大きくなります。
また、脳科学の研究では「思考パタ~ン」は0歳~6歳頃までの経験により、95%が決まるとわかっています。


つまり、0歳~6歳までの時期は、子どもも自身の「自分の土台」を作る大事な時期なのです。


だからこそ、この時期に最優先させるのは「勉強」ではありません。
自発的に学ぶ土台を作り、IQはもちろん、EQ、SQの土台を育てる時期なのです。


※IQ(知能指数)は、頭の回転の速さや記憶力を数値化したもの。
※EQは「心の知能指数」と呼ばれています。
※SQは「社会性の知能指数」社交性や対人能力などを表します。

だからこそ、自発的に勉強する子に育った、我が子への子育てと、コーチングや心理学・脳科学の知識、そして仕事での人を育てるマネージャー経験が少しでも役に立てればという気持ちで、この本を書いています。


自分で言うのもなんですが、頭の固い50代が多い中でも、かなり柔軟というか、気もちは若い?と、かってに思っております。(笑)
ですので、ゴリゴリの教育ママ?が書いた本ではありません。


この本を読み終えた最後には、きっとあなたの「母としての軸」が定まります。


そして一番手にしてほしい「円満な親子関係」を築くマインドとスキルを知ることができるでしょう。
どうぞそれを期待して、お読みください。


第1章 早期教育について!

◆「習いごと」について考える!

ママ達の話を聞く中で、もっとも驚くのは、小学校にあがる前の「習いごと」の多さです。
土日も入れて、1週間まいにち、何かしらの習い事をしている子もいるそうで。


特に最近では、小学校で導入される「プログラミング教育」の関係で、「プログラミング教室」に通う子が増えているそうです。


知り合いの子を例にあげれば、水泳・ピアノ・公文(くもん)・お絵かき・プログラミングと5教室に通っていました。
その子に限らず、平均3~4つ、通っている子が普通?のような空気感です。
これは東京だけの現象かな?と思い、全国を調べてみましたが、小学校にあがる前にだいたい2つぐらいの習い事をしているのが平均のようですね。


私は幼児期にあまり多くの習い事をさせるのは良い事だとは思いません。


習いごと、そのものは否定しませんよ。
子どもが興味をしめし、楽しいと思うものであれば通わせてください。


ただ、数の多さと、親が望む習いごとを選択するのはどうでしょうか?
早期教育という意味では、英語やピアノ、そろばん、絵画教室、最近ではプログラミング教室などが人気のようです。


親御さんは、子どものために良かれと思って、習いごとを多くさせているという事態が発生しています。


聞けば、「子どもがやりたいと言っていますから。」
と、言われるのですが、子どもは親を喜ばせたいという気持ちが本能的にあるので、それが本当かどうかはわかりません。


目安は子どもの表情です。楽しそうですか?わくわくしていますか?
そこをしっかり見守りながら観察して下さい。


ただ、数が多いと、いつも受け身の状態が続くように思います。
一般的に習いごとってカリキュラムがあって、教えられているという構図ですから。

何もない、自由な状態で、自分達で工夫して遊ぶという時間も必要です。


私個人として、小学校にあがる前は、多くて2つぐらいで良いように思います。
それより、親子の会話時間をたくさんとってほしいですね。
あとで振り返ると「至福の時間」となりますから、これ本当に!


◆オルタナティブ教育とは!


ママたちをサポートしている関係で、モンテッソーリやシュタイナーをはじめとする「オルタナティブ教育」への関心が、近年、高まっている事を知りました。


※「オルタナティブ教育とは!」_Wikipedia調べ
代替教育(だいたいきょういく)、「非伝統的な教育」や「教育選択肢」とも言い、主流または伝統とは異なる教授・学習方法を意味する。


まあ、思いっきり簡単に言うと、今までの教育では、これからの時代を生きぬく子どもが育たない!という事に、かなり前から言われていましたが、さすがに皆さんが、ここ何年かで気づき始めたようで。


「NOTEブログ」という媒体を使って皆さんに発信しているので、そこにこの「オルタナティブ教育」について著された、才能あふれる子の育て方「世界7大教育法」という本についての所感を書きました。


蒼(あおい)京子「NOTEブログ」
https://note.mu/aoi2019


また仕事の関係で、自分の子どもの時には行った事がない「中学受験セミナー」に参加したり、モンテッソーリやシュタイナーなどのオルタナティブ教育に関心を寄せて本を読んだりしました。


さらには関係者の方にお話を聞いたりと、一時期は知識が頭の中でパニック状態なぐらいパンパンに詰まりました。
そして今は、良い具合にそぎ落とされています。


最後はやはりシンプルです!


モンテッソーリやシュタイナー、レッジョ・エミリア、イエナにしても、子ども達の生まれ持った可能性や自立をサポートする素晴らしいプログラムや理念をかかげています。


そして共通している想いは、「子ども自身が持っている自立する力のために、子どもを自由にさせておく、環境や仕組みをつくる!」


この想いには両手をあげて賛同します!


ですが、この教育を今、皆さんがふつうに受けるのは正直難しいです。
(※数が少ないし、やはり主要都市に集中していますから)


仮に、取り入れやすい環境にあったとしても、どうしても心配というか不安を感じます。


そのエッセンスを知識として親御さんが一部とりいれるぐらいなら良いと思うのですが、今までの古い教育を受けてきた親御さんにありがちな思考が、ちょっと心配なのです。


つまり逆に追及しすぎて、○○教育じゃないといけない!
という、ねばならないになりそうで…!


そして、さらに、極めつけの言葉を伝えます!


お母さんに勝る教育者はいない。保育士の方々がどんなに子供達を可愛がってもお母さんにはかないません!

※安田弘氏のことば: 実業家、安田学園(東京都墨田区)理事長


オルタナティブ教育は「教師の力量」がものすごく必要であり、先生達が並々ならぬ熱意で関わってくれていますが・・・。


上記の言葉どおり、やはり子どもにとっては「家庭」が一番、
親御さん、お母さんがすべてなんですね。(特に幼少期は)


となると、やはりカギをにぎるのは「母」である、あなたです!


いくらオルタナティブ教育の幼稚園やインターナショナルスクールに通わせても、親であるあなたの関わりが連動していないと、子どもは、家と外での大人の違いに戸惑いますよね。大人に不信感を感じるかもしれません。


よく聞くケースで、学習塾の先生とお話する機会があるのですが、「塾でモチベーションをあげても、お家で下がってしまうんですよね。」という事になりかねません。


つまり「預けたんでよろしく!」というのは、厳しい言い方をすれば、親としての役割を放棄しているのと同じです。


私は「ママがお子さんのコーチ」になる事を推奨しています。そしてそのプログラムを受講されているママも、お子さんを幼児教室に通わせていましたが、週1の教室に子どもだけが通っても、何も変わらない。やっぱり自分が変わらなきゃと思ったのが受講のキッカケと聞いています。


少なくとも18年間は子どもと一緒に過ごすのですから、親の影響が一番強いのは、考えたら当りまえですよね。


この時期を、この時間を楽しんで、親になった喜びを感じながら、お子さんだけではなくあなた自身も成長、違う言い方をすれば、バージョンアップしてほしいと思います。

ここから先は

31,573字 / 1画像

¥ 1,200

いつも読んでくださりありがとうございます!サポートは、勉強代として大切に活用させていただきます。