夜明けのすべて

-------------------------------------------------

ネガティブな気持ちが多い投稿なので、
ご気分を害す可能性がありますことを
先にお伝えします。。
また、自分のPMSについても書いています。
せっかく開いてくださったかたでも、
すぐ閉じていただいてもかまいません。

-------------------------------------------------

イライラする。
寝不足もあるけど、
数日前から色んなことが気に障る。
早朝4時。
1時間くらいまえに起きた息子の相手をしている。
さっき授乳中に噛まれた所がめちゃくちゃ痛い。

着替えを嫌がってぐずる息子を
乱暴にふとんの上に倒して着替えさせようとすると、
息子が大きな声で泣いた。
正直、今のは乱暴だったと自覚がある。
でも、敷布団のうえにさらに掛け布団が
あるところで頭を上にして倒したので、
そんなに痛くはないはず…
言い訳を考える。

いや、痛かっただろうか。
怖い顔で乱暴に倒したのは自覚がある。
こんなに泣かせてしまった。
怖かっただろう。
これって虐待だろうか。
消えたい。
消えてしまいたい。
大好きな息子に、こんなことするなんて。

息子に謝って再度授乳する。
ずっと消えたいと思っている。

カレンダーを見て気づく。
PMSの時期だ。

自分のPMSに気づいたきっかけは、
旦那とケンカしたときにたまたまつけていた日記である。
ひどく落ち込むような出来事があるとき、
共通点があった。
生理の1週間前くらいに起こるのだ。

たまたまかなと思っていたけれど、どうやらそうではないらしい。
ほぼ毎月のように、
生理のきっかり1週間くらいにガクンと気持ちが落ちる。
ずっと消えたいと思っている。
生理1、2日前くらいには頭痛が起こるので、
そちらには気づいていたが、
精神的な落ち込みがもっと先にやってきていたことは最近ようやく気がついた。

そんなときに出会った本。

夜明けのすべて｜水鈴社

主人公の藤沢美紗はPMSだ。
職場でけっこうなキレ方をしている。
でも、さすが瀬尾まいこさん。
優しく主人公を見守る職場の方や、
パニック障害の青年とのエピソードで、
主人公の魅力を柔らかに伝えてくれる。

「自分を大事にできない人間は人を大事にできないって、よく聞くよね」

「そんな理論がまかり通ったら、人を粗末にする人が続出しますよ。聞き間違いじゃないですか
一一自分のことは嫌いでも、藤沢さんのことは好きになることはできます」

そうだろうか。
消えたいって思ってても、
ちゃんと周りを大切に出来るだろうか。

普段は大事にしているって思っている。
でも、いくらPMSだからって、
イライラを家族にぶつけて良いことはない。
苦しいけれど、自分の気持ちをコントロールしなくては。
やっぱり家族に甘えがある。
だって、PMSの時期だって見ず知らずの人には笑顔で対応できる。

毎日2歳児の要望（無茶振り含む）に応えることと3度のごはん、散歩で精一杯の毎日。

幸せな自覚はある。
大事な人に囲まれている。

PMSでなくても、わたしはポジティブではない。
ネガティブなことが必ずしも悪いとは思わないけれど、PMSだからって、いちばん大切な家族に当たり散らすって、やっぱり嫌だ。

主人公の藤沢美紗は、
PMSのときは感情的になるけれど、
普段は穏やかで、仕事もしっかりとこなし、
それを周囲から認められている。

わたしはどうだろうか。
普段は穏やかで家事育児をしっかりこなし…
と言いたいところだけれど。
でも、大切に思うひとがいて、
わたしも大切に扱ってもらっているのだ。
あんまり自分を責めても良いことはない。
反省はしつつ前を向く。
って先日ブルーハーブのLIVEで思ったばかりなのに、現実は難しい。

とにかく今日も眠るまであと少し、
機嫌よく過ごすことが今の目標である。