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「オッドタクシー」がただの史上最高傑作な件。


おばんです。
Aohです。今回はアニメレビューメインのその主題歌紹介です。

オッドタクシーの感想(ネタバレ無)

「オッドタクシー」は
今年の4〜6月に放送されていたアニメです。

見てない方向けにあらすじを言いたいところなんですけど、余計なことを言いそうなのであえてそれは避けます。簡単な紹介をすると、動物たちが繰り広げるポップなミステリーです。

こんなチープな言い方すると見る気失せちゃうとは言わないで。余計な前情報なしにとりあえずみて欲しいっていうのが心境なのよ。

まだ興味湧かないなあって人向けにネタバレ無しの感想を下に置いときますんでぜひ読んでやってください。既に興味持った人はこんな記事読まずにとりあえずアマプラ行きましょう。

さて「セトウツミ」の脚本もされてた此元和津也さんの脚本によってできた漫画原作のアニメ「オッドタクシー」、こんなやっすい言い方するのも憚られるほど神作でした。

一般ピーポーがたらったら感想を述べるのもあほらしいっていうのは分かってるんですが語らせて下さい。

まず、ドラマ、アニメ、小説含むミステリー作品において最も重要なのは如何に伏線を回収するまでに人の心を離さないかっていうことだと個人的には思うんですよね。

例えば刑事ドラマなんかは1話で物語の主軸となる事件を起こしとく。それの解決を最終回に持ってくる。途中で進展されても困るからこっちは見なきゃいけない。けど大体の回はそれとは関係ない別事件。刑事ドラマはこの手法が王道パターンかな。超直近でいえば今やってる天海祐希さん主演の「緊急取調室」なんかがそう。

あとはひったすら同じ事件の謎を紐解いていくミステリーもありますね。「あなたの番です」パターン。大体、途中の回で謎を解くと、新たな「じゃあこれは?」が出てきて間を持たせて最終回っていう感じ。

なんでこんな列挙したかというとオッドタクシーはわりとどちらのパターンにも当てはまらないのでは?って思ったからです。惹きつけ方が独特だけどとても惹きつけられる。

「いやいやちょいとあなた、最初っから小戸川のバリバリトラウマ演出で謎吹っ掛けてきたやんw」っていう意見もあると思うのですが、それはちょっと違くて。というのも、このアニメで最初に惹きつけられるのは登場人物の会話たちだと思うんですよね。

同じ脚本家さんの作品のセトウツミをチラッと見たことがあるんですが、この人お笑いめっちゃ好きだよなみたいな、めちゃくちゃ惹きつける独特の会話を繰り広げさせる方なんですよね。言葉のキャッチボールじゃなくて言葉でプロレスしてる感じ。戦ってるって意味じゃなくて、レスバトルで間とか使って人を楽しませる会話させてるって意味。

主人公の小戸川のひねくれた感じがそれを増させてくれるんですよね。物事をひねくれた見方してるおかげで日常の出来事もひねた見方していて、そのおかげで会話もひねくれていてそれがまた面白い。

あとは世界観もそれを助けてくれていて。動物たちが繰り広げているわりにはやけに日常的な会話を繰り広げてくる、しかもマスコット的な動物たちのかわいらしい世界でありながら、それとは裏腹に物語の主軸は結構アウトローっていう、そのアンバランスさが初めに物語にしっかり引き込んでくれるんですよね。

そういうふうにしっかりと引き込んでくれたところで、んじゃあ、主人公のトラウマって何なのよ?ラジオで流れてきた事件の詳細は?めちゃくちゃテンポよく会話するけどこの人たちそもそもどういう関係?みたいな謎たちがしっかりと興味としてやってくる。

それらの謎を紐解いていく中でもしっかり飽きさせない。上記したように会話はもちろんなんだけど、それぞれが持ってる”劣等感と正義”みたいなのも綺麗に生々しく描かれているのがすごい。結婚したくてマッチングアプリだとか、負けるのが嫌だとか、SNS上での承認欲求だとか、とても現代的な自分の曲げられない正義みたいなものが人間臭い感じで綺麗に描かれてる。現代的ゆえに入り込みやすいのも凄い。

そういう各々が持つ正義が描かれているのでそれぞれの動物たちのキャラクターがしっかり立っていて、感情移入も容易なのがすごい。すごく凄い。

キャラが立ってるって意味では、昨今多い圧倒的声優商法とか萌え絵商法に走ってないのにここまで惹きつけるのはここまで評価高いのはマジですげえよ。もちろんそういうアニメを悪いとは言ってないけど。お笑い芸人をアフレコに使ってるのにそれを違和として残さずストーリーで圧倒してきてる。。

楽しませ方も現代的かな。サイドストーリー商法はいかがなもの?ってわりと思ってた側なんですけど、「これなしでもOK・より楽しむために」っていう精神を忘れないながらにしっかりと核心をついてくるサイドストーリーには脱帽。

決め手は最後の大どんでん返し。どんでん返しの内容も「あーまあそんなことか」ってものではなくて比較的革新的。しかも伏線もぜーーーんぶ回収して視聴者を驚嘆させてくれる。ぜーーーんぶ。それ当たり前やろって言う意見もあると思うけど、最近のドラマは謎を残して映画っていう続編商法が相次ぐこの世の中で、こんなにもきれいに終わってくれるこの作品はマジですげえよ。終わり方も謎全て掻っ攫ってくれて残るのは爽快感だけ。

まだ見てない方、ぜひ見てください。。

アマプラ入ってれば無料で見れるのでぜっっったい自分で見てください。

偶然にも興味を持ってくれたというそこのあなたは、サイドストーリーであるyoutubeのオーディオドラマも物語に並行して見るといいかも。でも見方を制限されると一気にめんどくささで遠のくのわかるからとりあえず好きなように見てみてください。一応オーディオドラマ置いときます。


というわけで
それでは今日のナンバー行ってみよう!

ODDTAXI/スカートとPUNPEE

ここが好き

・無限に聴けるメロディーライン
・アニメの世界観に合ったローテンションなヒップホップ
・スカートさんの高音

フリースタイルだのラップだのはせいぜい嵐の櫻井くんくらいしか通らずわりと無縁な生活を送ってきていたので、PUNPEEさんは存じ上げず、スカートさんも残念ながら存じ上げていなかったんですが、アニメ見てこの曲聴いたときはアニメの世界観も相まってビビッと引き寄せられました。

ローテンションって言い方正しいのかな。メロウなメロディーラインって言えばいいの?小手先のメロディーラインじゃないのとしっかりとラップ調特有の言葉遊びのおかげで無限に聴けるんですよね。

んでスカートさんの高音がめっちゃ刺さるんですよね。orange rangeとかcreepy nutsとか聴いてると、あくまで俺のイメージなんですけど、ラップって低音で言葉遊び刻んでくる感じあると思うんですよね。あくまで奮い立たせてくるのは低音での韻と力強さってイメージ。

そういうのもあって、スカートさんの高音ボーカルがいいところで入ってくる上に脳天にひびくんですよね。恐らくコラボ?普段から組んでやっているお二方ってわけではないだろうになんて相性の良さっていう。

終わり

以上、今日はこんなとこで。
前述したとおりオッドタクシーが神アニメすぎて見返してみようと思ってるので、ちょくちょく2週目だからわかる目線での各話ストーリーまとめみたいなの出していこうと思います。そちらもぜひ。

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