療育でマジックみたいなシールはり

 以前もこちらでちらっと触れたが、我が家の次男は療育に通っている。今は、主に指先を使うトレーニングをしている。

 その中で、先日、担当の先生から「最近シール貼りが上手になってきたんです。自分でシール面を下にして貼れるんですよ」と教えてもらった。私が毎日いろいろなプログラムをこなせるほどマメではないため、数か月前に思いつきでシール遊びをした後、家ではまったく触れていなかった。

 先生の話を聞き、家でもやってみようと思ってシールを引っ張り出してきた。少し取りやすくサポートしてあげると、指先でつまんで剥がす。

なんと!つまめている!そこで母は大いに感動する。そして、つまんだシールをノートに貼る・・と思いきや、手のひらで握った。

握った?!なぜ?!と思っていると、手のひらを広げた時にはノートに貼れていた。なんだ!?このマジックみたいなシール貼りは!!思わず笑ってしまったけれど、今の彼が生み出したシールを貼るという方法なのだろう。
 何度やっても、一度手のひらでくしゃっとする。うまくできるときも、できないときもある。そりゃそうだ。くしゃっとすることで、うまくシール面を下にむけて、手を広げたときにシール面が下にあるなんて、まぁ難しい。うまくいかなくてイヤイヤしているのもかわいい。

 多分、定型発達の子は、このうまくいかないステップが短いんだろうな。そう思いながら、自分なりにがんばっている彼を応援する。
 おそらく次男はこうやって、思いがけなく躓くステップがたくさんあるだろう。周りの方々のサポートを受けながら、自分たちも楽しみながら、一緒に成長していきたい。


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