川岸が「いつもの川岸」に戻っていた

今日も暑い東京の生息地域で汗を垂らしていた青鳥(あおどり)なのです。
取り敢えず網戸にして暑さを凌ぐのです。

そんな暑さの中、行かなければならないのは、買い出し、なのです。
食材を買うために赤いショッピングカートを引いて行くのです。

宣言解除前は納豆がなかなか手に入らなかったのですが、最近はなんとかなるようになってきたのです。欲しかったお安い納豆、久し振りなのです。パスタソースのパックも、大量にあるのです。他にも欲しいものをカゴに入れて、大量買いなのです。一週間はこれでいいのです。

買い物を済ませ、大量のお米を炊いて小分けして冷蔵庫に入れて・・時間が余ったのです。
なので、川岸に行くのです。
なにせ今日は暑いのです。川岸に行けばなんとなく涼しい気持ちになれるかなー、なのです。

辿り着いたいつもの川岸は、いつもの川岸になっていたのです。
人が殆どいないのです。
土手であんなにたくさんの人とすれ違っていたのに、すれ違うのが難しいくらいの人の数、なのです。
河川敷のグラウンドには、これもまばらな子供たちの姿。

自由に出歩いていいのなら、そりゃ刺激のない川岸になんて、人は来ないのです。
楽しいものは他にたくさんあるのです。
それにしても、この人の無さに驚き、なのです。まあ、静かになってトリさんたちはホッとしているかな、なのです。

そんなに人がいないから、おじさんはわんこをリードもなしにお散歩しているのです。本当はリード、必要なのです。
が、おじさん、わんこ無視してずんずん歩くのです。わんこ、遥か後方に置き去り状態なのです。それでも必死にヨタヨタ歩くわんこなのです。ちょっと心配なのは、あれじゃあ、連れ去られてもわからないよね・・なのです。
と、おじさん遠くで立ち止まって「チラリ」と後方確認、なのです。またさっさと行ってしまうのです。
リードもなしに、自由にさせて人に危害を加えたらどうするつもりだろう? と一瞬思うものの「そりゃないか」と思うのです。
そのわんこ、標準より明らかにタプタプしているのです。わんこらしい動きは出来そうにないし、体力もあまりなさそう。
察するに「ダイエット目的のお散歩」みたいなのです。
わんこ的にも体重は落とした方が負担が軽くなっていいかも、なのです。
たくさん歩けよわんこ、なのです。
そしておじさん、そんなわんこでもリードは一応しないとね。万が一があるからね。

そんなこんなで夕方の、太陽が力を失いつつあるなか、心地よい涼しい風が吹いてきていたいつもの川岸に、すっかり心地よくなった青鳥なのです。


いない

これが土手の道に行く階段。

ひとがいない、かいだん。


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