東京のおうちの事情と鯉のぼり

今日は清々しい空気満載だった東京の生息地域の青鳥(あおどり)なのです。
昨日は雨で、外に出る気にもならず、今日、お散歩に行ってきたのです。

見上げると、高い空に刷毛で白くかすれるように引いた雲があちらこちらに。春なのに、というより初夏を思わせる日中の気温なのに、どこか季節感が乱される形、なのです。

そんな空の下、七分袖のシャツでふよふよー、としていたのです。
昨日は子供の日。
東京のこのあたりでは鯉のぼりは泳いでいるのかなー、なんて各ご家庭の様子をチラチラ見ていくのです。
覗きではないのです、不審者でもないのです。
ちょっと、気になっただけ、なのです。

歩けど歩けど、見つからない。
東京の生息地域では、どうやら鯉のぼりは泳がないらしい、ようなのです。
確かになー、なのです。
ポールを建てる庭がないしなあ、なのです。
なので大きな鯉のぼりは無理なのです。
それでは、小さめの、マンションのベランダでも置けそうなものは、というと、これもない。

仕方ないとはいえ、東京のおうち事情はシビアなのです。
諦めて別のルートでおうちへ向かっていると、個人宅の2階にある窓から小さなポールと連なる布のおさかなさんが!
風が弱すぎて少ししかそよがないのですが、紛れもなくベランダサイズの鯉のぼり、なのです。

一軒確保、なのです。

幻に終わるかと思われた鯉のぼり探し、かなりの範囲を歩いた結果、一軒だけ確認できて、なんとなく満足した青鳥なのです。


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