ハトとおじさん

今日は「開運館 上野マルイ」にて鑑定してきた青鳥(あおどり)なのです。
朝は微かに雨が降っていたのですが、気にならないぐらいでしたのでそのまま歩いて最寄り駅へ行ったのです。

今日は地面が濡れていないから、ハトさんが地面に降りて歩いているのです。
ハトさんかわいー、なんて見ていたのです。

が、妙なハトさんがいるのです。

ハトさんは普通に歩いているのです。
そこはいいのです。いや、やはり普通じゃないかも。
隣にはおじさんもいるのです。
ハトさんとおじさんは、同じ歩調で歩くのです。ハトさんの一歩はとても小さな歩幅なのです。だから必然的におじさんの動きはゆったり、なのです。

ハトさんとおじさんの距離は約30センチ。
その距離が近づいたり遠ざかったりしながらキープしつつ隣り合って歩くのです。
ハトさんはハトさんなのです。
首輪なんてないのです。
それでもハトさんは逃げないのです。
普通は嫌がったり、警戒して直ぐに飛び立ってしまうのですが、このバディはそんなことはないのです。

もしかして飼いハトさん?

そんなこともちらりと浮かぶほど、仲良しなのです。
朝の忙しい時間帯、皆はその隣を急ぎ足で駅の中へと行くのです。
ハトさんとおじさんの醸し出す空気は、それとは全く別で、長閑な時間なのです。

青鳥も急いで改札を通り抜けるタイプなので、その後はわからないのです。
ただ、この東京の片隅の生息地域では、こんなバディが存在するんだなあ、なんて東京のほっこり一面を堪能していた青鳥、なのです。

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