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8月と9月の記録

何してたん?

まず7月の終わりにフォロワーさん主催アンソロジーに寄稿するイラスト1枚、8月の上旬から9月の中旬までご依頼イラスト2枚描きながら、4万字の短編小説書き上げて完結しました。
ᕕ[  '֊' ]ᕗなんか充実しとる!!

アンソロジー寄稿とご依頼イラスト1枚はまだ非公開なので、公開済ご依頼イラストと短編小説について書きます。

ご依頼イラストについて

異世界召喚ファンタジー小説の表紙をご依頼頂きました。

七夜かなた様著作 「異世界召喚(聖女)じゃない方でしたがなぜか溺愛されてます」 Web小説/表紙

主人公の向先唯奈さんが現代の常識を持って異文化交流していき、そこでジェネレーションギャップに出くわすのが楽しかったです。異世界人はみな長髪で背が高く健啖家(向先さんと文化が違うため、彼女が少食すぎて異常、というのが世界観的には相応しいのかも)で、魔力を宿すので御髪が長い。
ヒーローのアドルファスさんは礼節を保つ人格者だが情欲を隠し持っていて、向先さんは恋に舞い上がって異世界に来てまで余計な恥をかきたくない、と成熟さ故の冷静さを保っており、ふたりの関係はバランスが面白い。
タイトルの聖女じゃないほう~にある通り、向先さんの他、財前さんという美少女が異世界では聖女と持て囃され、この子は向先さんの生徒でもある。恋のライバルではなく、双方のやり取りにより女性たちの個性や長所が引き立ち、そこにヒーロー含む男性陣も惹かれる、というプラスの関係なので拝読していると財前さんを守ってあげなきゃ、という気持ちになります。

作品リンクはこちらから。R18作品なので成人済の方のみお楽しみください。


短編小説/異界の花

人外×人間のファンタジーとして書きました。前の記事で企画に参加して遊んでたと記していますが、そこで作成していた自分のオリジナル設定が発達したので、一次創作として切り出してストーリーに仕上げたものです。舞台も自ら設定し、企画の要素は全て排したので別物となっていますが、キャラクターは同じ。

異界の花/全5話の短編小説

概要。
主人公、ルクスースは精霊のオクノスに救われて傀儡とならざるを得なかった巫女の地位を改善できたが、彼女は人と世俗に生きるよりは精霊が住まう異界でオクノスと共に生きることにした。そこではルクスースらしさを構成する全てを失い、人間の姿や概念は保てず、彼女は広大な花畑に佇立するオクノスの巨樹、その傍らに開花した一輪の花と成ったのです。

キャラクター紹介画像

ムーンライトノベルズ/R18

https://novel18.syosetu.com/n1918hv/


Nola/R18

ほんとにこれだけの話。あとがきとか他じゃ書かないからここに綴らせて下さい。
このふたりは人間にない力を持つ強力な存在という共通点を持ちますが、人間にために力を役立てないことを作品内では肯定しています。
劇中では占星術を僅かに扱っており、5話に詳しいのですが、これは天体(星の引力や重力、確かに肉体や環境に影響を及ぼす不可視のちから)を意識し、みえざる異世界(宇宙)と関わりを持つ人々、として取り上げています。ルクスースが丁度、オクノスと関わり、惹かれあったことに準えています。

私は作品を完全オリジナルで完成させた経験が乏しいので、これがひとつの終わりを迎えたことがとても嬉しい。今までも企画小説で2本書き上げたり、長編ストーリー書いたり、二次創作かいたりしたけど、「オリジナル小説の完結」とはまた違う。
自分の考えた舞台に生きる自分のキャラクターが結論を下し、世界にひとつの解をだして作品概念を方向付けたことが嬉しいです。
様々な方にみてもらえて、感想もいくつか賜りました。これが異類婚姻譚に該当するとの気付きも得られて、人様の知識に触れることもまた嬉しい。読んでもらえて初めて知る自作の様々な一面を私こそが教えて頂けました。Happyいっぱい、頬袋パンパン縞栗鼠になってます。