いいなりの女
熱いシャワーを浴びて、
バスタオルの下には何も身に付けず、
あなたと二人でソファーに並んで座り、
冷たいビールを飲み交わす。
二人で交わす会話はゆっくりで、
会話の内容よりも、
互いの優しい声が互いの心を癒し合う。
程よく酔いが回り始め、
体の中から熱いものがあがってくるのを感じ、
私はあなたの肩に左腕を回し、
右手でもう一度ビールグラスを取り、
ビールを口に含んだ後、
私に話しかけているあなたの唇をいきなり奪う。
あなたは会話の途中の唇をふさがれ最初は驚いたものの、
私の唇に逆にしっかりと重ねてくるから、
私は口の中のビールをあなたに口移しするけれど、
一滴も漏れない。
たっぷりとあなたに酒を注ぎ込んだ後、
私はあなたの体から身を離し、
向かいのソファーに移動して、
向かい合わせになったあなたに、
静かに命令する。
バスタオルを取りなさい。
あなたの私を見る目に淫乱の輝きが光り、
私の命令になんらためらうことなく、恥じらうことなく、
あなたは座ったまま自分の体に巻いたバスタオルを剥ぎ取り、
その裸体を明るい灯りの下で、私にさらけ出した。
一糸まとわぬ姿で、
そして煌々とした明かりの下でソファーに座るあなたと、
向かい合わせに足を組んで座る私。
私はビールを一口のみ、
あなたにさらに小さな声で命令をする。
脚を広げなさい。
座ったままあなたは脚を広げる。
両手は自らの太腿に添えて。
あなたの太腿の内側がさらけだされるが、
まだその奥が良く見えない。
もっと大きく足を広げなさい。
あなたは少し私を睨みつけるような目をした後で、
ぐっとその脚を大きく広げていく。
あなたの太腿には腱が浮き出て、
そしてその奥には妖しく輝く襞が浮き上がる。
あなたは覚悟を決めたのか、
両手をその太腿に添え、
脚が大きく広がるように支えて、
その中心を見つめる私の目を爛々と見つめ返している。
男のために一糸まとわぬ姿で、
脚をこれ以上無いくらいに大きく広げている女。
さて、今度はどんな命令をくだそうか。
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