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あなたから見える私の顔

自分の顔、姿は、
最も自分から遠い存在。

鏡に映った顔も、
写真に写った姿も、
それは虚像であって、本当の姿ではなく、
自分の姿形を、自らの肉眼で見ることは、
永遠に不可能。

そして人の顔、姿は、
それを眺める人の視点、嗜好によって変わるから、
自分の姿が他人からどんな風に見えているかは、
もはや永遠の謎だろう。

あなたから見て、
私の姿はどんな風に見えているのだろう。

もちろん好意を寄せてくれているから、
悪い風には写っているはずは無かろうが、
自分が想いも寄らないところを過大評価していたり、
自分が劣等感を持っているところを期待以上に見ていたならば、
気恥ずかしさとともに、
とっても自信をくれることだ。

自分の姿が他人からどのように写っているかを、
いちいち気にしていたらきりがないが、
自分の大切な人がいて、
その人の目を落胆させることがないようにと、
思う気持ちがあるのなら自然に、
あなたがそばにいるいないに限らず、
自分の立ち居振る舞いには気を使う習慣ができていく。


あなたに見られているから、
あなたにこの裸のすべてまで見せているから、

あなたに見える私の姿も、
自然に無意識に磨かれている。

そしていうまでもなく、
私の目に写るあなたの姿は、
日常においても、
裸体においても、
称賛の言葉以外浮かばない。

あなたよりも私の方が、
あなたの顔、姿を知っている。

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