“生きるが終わるまで、好きなことをする”
西加奈子さんの本を久しぶりに読んだ。
再読。
初めて読んだ時は作品の世界観に圧倒されっぱなしだった。
西さんの作品はどれもこれも臨場感がものすごい。
読んでいるとあっという間に作品の中に引きずり込まれる。
言葉で綴られているはずなのに、匂い、感触、味覚、過去の記憶まで、
頭がフル回転で感情が揺さぶられるまくる。
今回もそうだった。
再読なのに、
一日で読み切るつもりはなかったのに、
読み切られずにはいられなかった。
言葉にできないもの。
小説という言葉の集合体。
それが言葉にできない世界をありありと表現してる。
そんな西加奈子さん作品が大好きだ。
自分には絶対できない。
でも、言葉にならないような、
自分のかけがえのない世界を
大切にしたい。
この本を読んでそう思った。
今の自分だからこそ読むべき一冊だった。
漠然とだけど、絶対にそうなんだと思う。
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