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笑いは、親子を救う

ついに流行病にかかってしまったわが子。
何年も熱を出すことなく、
元気に過ごしていたから、
何年ぶりかの熱に私がビビってしまった。

40度近い熱。
こんな体温計の数字初めて見た。
1日中熱が下がらず、
苦しみながら
意識を失うように眠りにつく娘をそばで見ていて、
元気な姿を早く見たい。
早く良くなって、と祈った。

夜に高い熱が出ると、どんどん不安になる。
このまま熱が下がらなかったらどうしよう?
熱が高すぎて、後遺症が出たらどうしよう?
夜中は不安との戦い。

いつか終わるとはわかってても
夜が長かった。

次の日の夕方、まだ熱は高かったけど、
寝るのもしんどいというので、
ソファに座らせ、
気晴らしになるかなとテレビをつけた。

たまたまやっていた番組は、
お笑い芸人さんが旅に出るもので、
体を張ったその姿が
子どものツボにハマった様子。

39度の熱があるのに、
キャッキャッと笑ってテレビを見ている。

一緒になって見ていたら、
めちゃめちゃ面白くて、
お笑いってスゴいなぁ、
芸人さんってスゴいなぁ、
なんて、ありきたりなことを思ってしまった。

私は、普段テレビをつけないので、
お笑い番組を見ることがない。

だけど、親も子もこんなに大笑いできるなら、
たまには見るのもいいなぁ。

子どもの笑顔を取り戻しただけでなく、
久々の笑い声を聞くことができて、
親の私も救われた出来事。

笑いって、何よりの薬だな。

子どもを元気にしてくれてありがとう。
感謝の気持ちでいっぱいになった。

あの時のお笑い芸人さん、これからも応援しています。

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