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【さしすせそ後記03】解像度上がって -素顔のピクセル 演奏動画-

こんばんは.
蒼都です.

私も所属しているBloom Wind Orchestra,今回はその演奏動画の編集に携わってきたのでそちらの内容で.Opening Concertと順番前後してしまいましたがお許しください!
しっかり書き始めるくらいのタイミングが1000回再生越えたくらいのようで(筆遅いのがバレる)…本当にありがとうございます.
奏者もみんな大好きな素顔のピクセル,もしご覧になってない方いらっしゃれば,見てからきてね.


ちなみに4月末に開催されたStreet Fes×LIVEでも披露されているのでそちらもよろしければ.

Bloom Wind Orchestra(以下Bloom)のことをしっかり書くのが初めて…
のつもりで書き始めていたのがそうではなくなっちゃった.
入るまでに悩んだ~とか経緯とかはどこかの機会で書くのでそちらで.

さて,素顔のピクセルの演奏動画の話.

…といっても意外と書くことがなくてですね….
なぜなら入れたかった編集が案外できなかったから,です.シンプルかつ一番大変なところでもあり.PCのメモリ不足がとても痛い.32GBはほしいな…

ちなみに素顔のピクセル,初の演奏動画というジャンルでした.ここからまだまだ成長していきたい所存.先に書いておくと,私は楽器経験はないので楽譜は小中学校で習った程度しか読めません.流れと感覚で軽くは読めるくらい.転調とかは感覚ではわかるけど譜面上では厳しいです.勉強したいけどな!
親は学生時代にそれぞれトランペットとトロンボーンを吹いてたみたいです.実は家にトランペットがまだあるとかないとか.

私が演奏動画作成の話をいただいてからの流れはざっくりと以下の通り.

  1. Score印刷.デモ音源と原曲,原曲Offvocal,歌詞やその他映像から入れたい編集を記入.

  2. ざっくりのメモをベースに具体的な配置(座標)まで決定.

  3. 実際に編集ソフト上で形にしていく.

じゃあまずは1. から.
たまにいってる「概念とやらを形にする」の部分でもある.いまだにこういったメモはアナログ派.歌詞と一緒に思いついたままに記入していきます.動画の流れとメロディーはこのパート,ってのも書くためにScoreを使うことに.ただこれは正攻法なのかもわからん.
ここでは原曲の歌詞割とかそれに基づくパート割とかを参照.今回は編曲者のウニさんから「大枠こんな感じで,他はおまかせします!」だった.人数多いので全編全員載せなくても〇,ということだったのでパートごとに参加しているところだけ.人数減らした箇所(Aメロとか?)のメロディー部分のパートは真ん中に少し大きめに,他はそれを囲うようなイメージで.今回全員にフレーム?輪郭を入れたんですけれど,「切り取ってくよ」のところとかあの振り付けに合わせて正直くるくる動かしたかった.
今回の背景はFes×LIVEのステージ照明に合わせています.細かくあの模様作ろうとかもっと光当てたいとかあるけどそれはメモリ不足によりできなかった…
他入れたかった編集はというと,
フィルムカメラ風フレーム+「ピース!」に合わせたシャッターモーション
がメモに残ってた.それ以外もいくつかあったから思い出せたら更新されているかもしれない.

2.の部分はそのままで,大まかに横動画/縦動画だから,この辺りに入れ切るのがちょうどいいな,とかいうのをxy座標で決めます.
今回は人数が多いのもあって3.の途中で変えた部分もあったけど,大枠は変更なし.ここまではさっくりと作業が進みます.

3.編集ソフト上で手を動かしていく部分.ここからが長いんだぞ,編集は.そして今回は特に苦労した部分.
まずはタイミング合わせから.基本的に先にデモ音源をいただいているので,そこに合わせて開始のタイミングと,途中でずれがないかの確認.大まかなカットも音ハメと合わせて.

Aviutlあるある.カットして使わない部分は削除するんじゃなくて非表示のレイヤーに入れたほうがエンコードが軽く済む.
ただこれのせいでレイヤー数が大変になった.
で,各音ハメまで終えてエフェクト類を入れる前にテストでエンコード(圧縮)をしようと思ったら…

…できない…!?

開始1秒でクラッシュ.
普段はメモリ8GBのノートPCで編集してるのですが流石に18動画分入れたら持たなかった.というかこれまでよくメモリ8GBで耐えてたなぁ…
これを2連休の1日目朝に直面したためよりメモリ大きい研究室のPCでの編集を決意.
この時ほどAviutlでよかったと思うことない.ソフトの導入(+スクリプト類の移行)さえしてしまえばフォルダごと移植可能.今回は編集ファイルと入れる動画類をすべて同じ階層に突っ込んでいたので,本当に移しただけ.普段フォルダごとに分けていたのに今回たまたま整理してないおかげで自分が助かる羽目になるとは….
どうせエンコードに時間がかかることを覚悟で背景のエフェクト類をすべて編集.シーンチェンジと色分けのタイミングはすべて音源データを参照に区切っていたのでそのあたりも終わらせて,いざ仮エンコード.テスト用ですね.修正点見つけつつ本番のエンコードにかかる時間を見積もってどこまで手を加えられそうか,の確認も兼ねてる.

リモート先でPCが止まった…???メモリ…不足…??(やめろこれ以上メモリ不足というな!!)
全編通してエンコードするのが普通なのですがもう諦めて,各パートに分けてエンコード→劣化なし結合に切り替え.実際には1/7くらいずつエンコードしたのに各2時間くらいはかかったらしい.「機械さん…!!」ってずっとお祈りしてた.編曲者ウニさんともこまめに連絡とってましたがこのあたりお互いに「機械さん…!」がかなり多い.研究関連が佳境のタイミングじゃなくて助かったね…
仮エンコード終えたら関係各位に確認をお願いし,修正して本番エンコード.無事に期限に間に合わせられてよかった.1週間前に相当重いことに気づいたのはよかったね.

サムネは今回といさんにお願いしました.本当に素敵なサムネ.ぴったりすぎる…いつもありがとうございます!!

動画は公開されたらもうにっこにこでTLの反応を見るだけ…なのですがこの日確か104期生お披露目配信…の日だし,私は,というとわいわいわい2 in TYS夜公演に行ってたので遅くになってからみたような記憶.ただ反応がかなりよくて動画編集冥利につきますね…関わった皆様に大感謝!!この人数の多重録音って成り立つんだ…このクオリティで出せるんだ…すごいな,Bloomメンバー…っていまだに思ってます.
今回分割エンコード→結合でメモリの限界がまだ先にあることを知れてしまったので多分20くらいは行けそう.知らんけど.

入れる場所失ったのでここで.
各パートの提出音源・動画を確認した後でMix音源を聴いて,「ただ重ねるだけじゃなくこれがこうなるの!?」っていう感動があったんですよ.Mix担当していただいたたまごさんに大感謝です.こだわりを確かに感じましたね….(詳細はたまごさんがTwitterに書いてくれてます!読んで納得した)

今回に限らず(???),演奏動画の編集をするとなると,原曲やその背景,編曲後の音源にも,そして各パートの音にもしっかり向き合ういい機会になって,とても新鮮な気分でした.耳が肥えているわけではないので,なかなか全体の音を聞いてどのパートががどんな動きしているかーとか,各楽器どんな音色を出せるのか,とかを聴き分けるのが難しいのですが,構成要素がわかると聴ける範囲がちょっと増えるというか.普段メロディー吹くことの多いパートがそうでないときにどのように曲を彩っているのか,支えの低音が何してるの,とか,そういうところに耳を傾けられるきっかけになりそうで勉強になることばかり.色んな曲に触れるたび各楽器が持つ多彩な側面も見えてくるのかな?この機会をいただいたおかげでOpening Concertとかじっくり聴いて感想書けるようになったのかもしれない.まだまだ成長していくぞー!!
いざ編集するとなると色んな情報を持ってこようと努めるので曲やコンテンツへの思い入れがさらに強くなります.配信とはいえ🪷2nd兵庫Day2みたときには久々に素顔のピクセル披露されてめちゃくちゃ喜んだ.
まだまだ演奏動画は試行錯誤的なところが多いのでこれからも継続してできればいいなぁと思う次第です.

P.S.
どうもありがとう
じゃなくってぇ…
動画公開の後に開催されたStreet Fes×LIVEでも披露されましたが,動画とはパートや人数振りが一部違っていてこれはこれで大好きです.軽快なドラムからカホンになってがっしりとした下支え感が増してた.会場の響き方にもよるのかも.さらにアルトサックスがよりきこえやすくなっててサビでより顕著.個人的にとても気持ちいいなぁと感じます.
Street Fes×LIVEは配信だったので,Bloomの素顔のピクセルいつか私も演奏を現地で浴びさせてくれませんか…??機会があるといいな.

以上!
編集した動画の話は今後も個別にまとめていきます.
お楽しみ動画の話…もいつかね.


タイトル,
編集作業→さぎょう→さ行→さしすせそ
です.フリーです.今後ともなにとぞ~!


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