ダイソーの生物学カードゲームCELLが意外と面白い。遊戯王プレイヤーの感想
ダイソーの生物学カードゲームCELL
先日これを紹介している記事を見まして、さっそく買ってきた。
1箱110円。ポケモンカードも安いスタートデッキ売ってたけど、これは1箱に2つのデッキが入っているので、220円で4つのデッキとまあ安いww
免疫学vs微生物学の方を1人で2役こなして遊んでみた(カードゲーマならよくやる)ので、2人で対戦する人向けにルールや楽しさ、戦術や強いカードなどをカードゲーマー(元ショップ店員)から見た視点で紹介していく。
※1人や3、4人などで遊ぶやり方もあります。
先に言っておくと生物学カードゲームは、駆け引きがある面白いカードゲームと言える。
意外と面白い生物学カードゲーム
CELLのカード配置(盤面)
まずカードの配置だけどこんなイメージ
若干アレンジしていますが左から青いカードがデッキ。その下が墓地。
で、真ん中はフィールド(モンスター・魔法・罠カードゾーン)。使う(プレイする・した)カードはここに置きます。
そして右側のカードはサブユニットと言って、ゲーム中に1回だけ使えるorゲーム中に常に発動し続ける特別なカードです。
最近のカードゲームに見られる主人公カードとか、そういうイメージですかね。遊んだ感じこのサブユニットで誰を引くか(赤いカードがサブユニットのデッキ)、サブユニットの効果をいつ発動するかが勝負の分かれ目に感た。
今思うとデッキとサブユニットの位置は逆でも良いかもですね。
で、数字が書いてるカードはライフとマナ。
ですがライフは以下のように「遊戯王 ライフ」で検索するとアプリがあるのでそちらが楽かと。電卓でも代用できますね。
こちらのアプリは設定で初期ライフを2500にできます(CELLの初期ライフは2500)。
マナの管理だけ頭使いそうなので、何か以下のような置物があると計算しなくて済みます。
生物学カードゲームのルール
付属のカードにルールは書いてあるので、カードゲーマーが気になりそうなところだけ書いておきます。
カードの種類
※()内は生物学カードゲームでの呼び方
ユニット(セル)
遊戯王でいうところのモンスター。攻撃と体力のステータスがある。効果持ちもちらほら
フィールド魔法(テクノロジー)
場に出てる限り全体に影響を与えるカードですね。地味に厄介なのが基本
装備魔法(オルガネラ)
自分や相手のユニットに装備できるカード。遊戯王だとあれな部類だが、生物学カードゲームでは重宝するかも
魔法カード(アーティクル)
使い切りのカード。生物学カードゲームでは自分のターンのメインフェイズのみ使用可能
サブユニット
切り札的存在。誰を引くか、どこで使うか。腕の見せ所
基本ルール
勝利条件:相手のライフをゼロにするorデッキがなくなるor相手のサレンダー(降参)
初期手札:先攻後攻ともに5枚(オリジナルデッキ使用時は4枚)
※マリガン(引き直し)は1回までドロー:毎ターンともに1枚。先攻は1ターン目のみなし
マナ:先攻は毎ターン3。後攻は毎ターン4チャージ
バトルについて
攻撃側ができるのはどのユニット(モンスター)で攻めるか宣言するのみ。相手のユニットを指名して攻撃はできない(遊戯王とは違う)
攻撃された側の選択肢は2択。相手の攻撃をそのままライフで受けるか、自分のユニットでブロックするか
ユニットの戦闘は攻撃力と体力で計算する。ユニットの体力はターンエンド時に元の値(攻撃される前の値)に戻る(回復する)。
と言う感じです。基本相手のターンに何かすることはできません(遊戯王の手札誘発や罠など)。
毎ターン自動でチャージされるマナの数値が、先攻と後攻で異なるのが面白いです。これ後攻有利なんじゃないの?と思いましたがやってみるとちょうどいい。
というのもユニット1体の価値が重いゲームだから。いかにユニットを場にキープし続けるかが生物学カードゲームの肝だと感じました。
生物学カードゲームの戦法
基本ライフの殴り合いになるんじゃないですかねwww
というのもどれだけ相手の場にユニットがいようが、相手がブロックしなければライフに通るんです。
「え?じゃあ逆にライフ通らなくね?」と思うでしょう。でも、ユニットの体力はエンド時に回復するんです。シャドバなどと違ってダメージが蓄積されないんですよね。
だから相手の攻撃ユニットを、ブロックしたユニットで破壊(ワンパン)出来ない限り、ブロックする側はずっと劣勢になってしまう。
※ユニットを出しても出しても相手の同じユニットに破壊されてしまうので。
どうせブロックし続けても相手のユニットを倒せないなら、ユニットを残して次のマイターンで攻撃した方がいいわけです。
で、1体のユニットでブロックできるのは1体までなので、場のユニットを増やして後半総攻撃とかした方が確実に相手を追い詰められる。
生物学カードゲームの楽しさ
ライフで受けるかブロックするか、という時点でまず駆け引きがあります。ライフで受けたら盤面を維持できて、次のターンで巻き返しを狙える。しかし、後半はブロックもせねばならない。その場合にどのユニットを犠牲にするか、判断が難しい。
相手のユニットを指名攻撃できないルールなので、なかなか自分の思うように攻撃が進まないのも面白さ。
また、相手にダメージを与えたときやユニットが破壊されたときに発動する効果などもあるので、何を犠牲にして何を得るかと言う面白さがある。
生物学カードゲームの強いカード
ここからは僕の独断で強いカードをピックアップ。まず前提として言っておくと相手のユニットに直接干渉できるカードは強い。
たとえば相手のユニットを破壊とか、ダメージを与えるとか。ユニットで相手のユニットを狙って破壊できないルールなので、モンスター除去カードは強いです。
免疫学vs微生物学で強いカード
免疫学編
ネクローシス(4マナ):対象のセルを破壊する
アーティクルカード。つまり魔法カードですが、相手のモンスターを指名して破壊できます。ピンポイントで破壊できるカードは貴重なので強い。
拒絶反応(1マナ):対象のテクノロジーかオルガネラを破壊する
相手のフィールド魔法か装備魔法をピンポイントで破壊。遊戯王だとまさにサイクロンみたいなやつですね。
オルガネラが厄介なゲームだと思うので強いでしょう。
抗体(2マナ):これがついたセルに-300/-300の修正を与える
オルガネラ。装備魔法ですけど実質相手のユニットに300ダメージを与える魔法カードみたいなもんですね。
低コストのカードならこれで破壊できますし、攻撃もマイナス300はデカいです。
ヘルパーT細胞(2マナ):これを除く、あなたのすべてのセルに+100/+100の修正を与える
場にいる限り他のモンスターの攻撃と体力100upのモンスター。フィールド魔法を備えたユニットって考えると強いですね。攻撃もできて、ブロックもできるわけですから。
くどいですが生物学カードゲームは指名攻撃できませんから、こういう全体強化のユニットが長く生き残るんです。ただ、自身は強化できないので直前に紹介した「抗体」で破壊されますがw
リゾチーム(3マナ):すべてのセルに400のダメージを与える
遊戯王のブラックホールみたいなもんですね。400なのでさっきのヘルパーT細胞も破壊できる。
ワクチン(1マナ):あなたのすべてのセルに0/+200の修正を与える
ワクチンを打つと体力が上がる。子供からすると「そういうものなんだ~」と、勉強になりますね。
生物学カードゲームは「遊びながら学べる」を売りにしているようなので、象徴するようなカードじゃないかな。
効果面で言ってもユニットへのダメージが蓄積されないこのゲームで、体力を上げられるってすげー厄介。指名攻撃もできないし、ブロックで破壊を狙おうにも相手の体力は上がってるし・・・と、結構強いです。
微生物学編
エボラウイルス(2マナ):これがついたセルに0/-400の修正を与える
装備カードですが、これまた実質相手ユニットへの400ダメージカード。また、400も下げてくれると相手のユニットをブロックで破壊しやすくなるので強い。
形質転換(1マナ):これを使用するとき、元のカロリーが②以下のオルガネラを1つ選ぶ。これは選んだオルガネラとして扱う。
ようはこれを先ほどの「エボラウイルス」として使えるんですよね。もちろん他のオルガネラとしても。コスト2以下という制限はありますが、十分です。
バクテリアファージ(2マナ):ターン終了時にこれがついたセルを破壊する
すぐではないものの、相手のユニットを確実に破壊できる。相手のターン中に自分はカードを使えませんから、これを破壊することもできない。
内毒素(1マナ):これがついたセルが破壊されたとき、対戦相手は自分のセルを1つ選び、破壊する。
自分のユニットに装備するのが基本でしょう。相手としてはこちらのユニットを破壊しにくくなります。
捨て駒的なユニットに装備して自爆特攻みたいな感じで、使われると嫌ですね。相手のライフかユニットを確実に削れるので、良いカードです。
ボツリヌス菌(6マナ):これと戦闘したセルは、戦闘終了時に破壊される
攻撃力700。体力1,000と微生物学のフィニッシャー。絶対殺すマン、いいですね。遊戯王のカタストルっぽいww
てか体力1,000てwww 最強のブロッカーでもある。
免疫学と微生物学はこんな感じ。遺伝子工学と生態学のカードはこちら。
hitono kane de 焼肉 ga kuitai