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ひとと大いなるものと宇宙のつながりのはなし

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#魂とつながる

じゃがいもとワンネス

小中学校と 親の事情で 祖父母宅の近くの学校に通っていた。 朝は自宅から登校し、 放課後は祖父母宅に帰宅した。 おやつはいつもたくさんあったし、 テレビはいつでもついていて、 一年中こたつがあった。 もういまは 取り壊してしまった祖父母宅だけど、 記憶に真っ先に浮かぶのは、 こたつと こたつの上のおやつと こたつに座る祖母の、 6畳の畳の部屋に ぎゅっと詰まった あたたかい光景だ。 第六感があった祖母から、 科学的根拠はなさそうな 感覚的な、 先人の智慧のようなはなし

9才が語る②「こころのとびら」と信頼のはなし

「パパは、ぽーんって開くと思う。  今はたくさん寝て、夢の国で学んでいるの。  今はまだ、こころのとびらは閉じているけれど、  ぽーんって開くよ。  ママはじんわり。  今これくらい。  あともう少しで、いっぱいに開く。」 9才娘の言葉。 確かに、夫はとてもよく寝ている。 大天使さんから言葉をもらってからの彼女は、 ここ最近ずっと「こころのとびら」が大きなテーマのようで、 常々よく話してくれる。 「ママにいいこと教えてあげる。  こころのとびらを開いていないと何もはじ

風がわたしに運ぶもの

ここ数日、風の強い日が続いている。 季節もよくて、日差しも暖かくて、寒くもなくて暑くもない。 この、どんなに強くても、 からだがぴたりと包まれてしまうような風に、 わたしは「好き」以上の、こころをわしづかみにされる何かをいつも感じる。 記憶のなかの、どこかにそのまま連れていかれそうになる。 初めて「風」をそんなふうに感じたのは、いまからずっとずっと前。 大切なともだちとニューヨークに滞在していたとき。 そのともだちとは、高校で出会った。 知っているひとが誰もいない、入学

9才のわたしが出逢った「いま」につながること

そして、9才のときのわたし。 1月生まれのわたしは、 4年生の大半を9才で過ごした。 2年生のときに、クラスに転入生がやってきて、 その子の影響で、 ガールスカウト活動を知った。 何度か体験に参加して、 3年生から実際に仲間に入りたかったのだけれども、 親が説明会のようなものに参加できずに、 もう一年先送りになった。 そして迎えた4年生。 家庭でもなく、学校でもない「組織」のひとりとして、 「わたし」という個人がそこにいる、ということが、 わたしを満たした。 とにか

ひとが9才のという節目に出逢うもの

ひとは必ず9才のときに、 この先に関わるひとと出会う。 ルドルフ・シュタイナーのことば。 そのはなしを聞いたのは、 去年の春。 娘のクラスの保護者会で。 それ以来、 ずっと、ずっと、この1年、 わたしは9才のときに誰に出会ったか、 今に至る何があったか、を 探し、考え、思い出しつづけてきた。 会うひと、会うひとに、 「9才のときに何があった??」 と尋ねてまわった(笑) 9才のときの印象に残るできごとや、 出会ったひととの関わりが、 いまのそのひとの道につながってい

娘の小児科と宇宙のはなし

昨年のこと。 11月末から激しい咳に悩まされていた当時小学3年の娘。 年末にやっと高熱を出せて、 咳もようやく治まりかけたと思っていた年明け。 またまた高熱を出し、激しい咳ふたたび。 咳が出ることや高熱が出ることに関しては、 「出る理由」があってのことだから、 全く心配はしていないのだけれども、 症状があまりに激しいと、さすがにどうにか和らげてあげたいと思い、 めったに行かない、でもかかりつけの病院へ行った。 娘の学校の校医もしてくださっている先生は、 おおらかであたた