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Zoomで双方向ライブ授業を実施しています【Part. 2】

皆さんこんにちは。AOアカデミースタッフのFです。前回に引き続きZoomでの映像授業についてお話したいと思います。今回のテーマは「録画とライブ映像授業の違いについて」です。

Zoomでの双方向ライブ映像授業を実施するにあたり、生徒さんや保護者の方から、「Zoomだと、きちんと授業になるのか不安」というご意見をいただいたのが、この記事を書くきっかけです。

1.前提条件と定義

本題に入る前にお伝えしておきたいことがあります。それは「双方向ライブ映像授業であっても通塾での(実際に教室で行う)ライブ授業を超えることはできない」ということで、これが当塾の考えです。(このお話についてはまた改めてどこかでお伝えできればと考えています)

しかし、録画映像授業と双方向でのライブ映像授業とでは、かなり性質が異なります。その違いがまだ広く認識されていないので、その説明をしたいと思います。

まずは「録画映像授業」と「双方向ライブ映像授業」の定義です。

A「録画映像授業」:塾講師が教室やスタジオなどで予め授業を行い、その様子を録画、編集する。後日、その映像を生徒が教室や自宅などで見る授業のこと。

B「双方向ライブ映像授業」:塾講師が教室で授業を行い、生徒は遠隔で(自宅などから)参加する授業。授業は録画ではなく、その場で行い、生徒はその場で質問をしたり、回答をしたりできる授業のこと。

2.メリット・デメリット

両者にはメリット・デメリットがあります。以下の表をご覧ください。 (*あくまで一例です)

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上記の表中に赤字で示しましたが、両者の大きな違いは「生徒と講師のコミュニケーションの有無」と「授業に積極的に参加できるかどうか」にあります。

3.両者の大きな違い

まず、コミュニケーションについて。これは録画での映像授業を受講したことがある方はご存知かと思いますが、授業をされている講師と生のコミュニケーションを取ることは困難か、実質不可能です。分からないことがあってもその場で解消することは難しいです。

しかし、当塾で行っているような双方向ライブ映像授業では、生徒と講師がやり取りしながら授業を進めています。質問と回答がその場でできるので、一見すると通常のライブ授業を行っているかのようです。

次に授業に積極的に参加できるかどうか。ここでテレビを例に挙げてみます。テレビを見ているときに脳の働きを測定すると、「後頭葉(見る)と側頭葉(聞く)は活発に働くが、前頭葉(考える)の活動が抑制される」ということは有名な話です。

一方的に送られてくる情報を受け取るだけになると、脳が受動的になってしまうのです。これは映像授業も同じで、録画映像授業ではどうしても受け身になってしまいます。

一方、双方向ライブ映像授業では講師から質問をされ、それを回答するといったコミュニケーションを取りながら授業を進めます。授業を受けた生徒さんからは「映像でもいつもと同じような授業体験ができた」といった肯定的な感想をいただいています。

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(上記写真は実際に当塾で英語の授業をした際の様子です)

もちろん、この双方向ライブ映像授業は少人数でないと成立が難しいです。また、ライブなので安定した通信環境は必須です。

最後に録画映像授業にもメリットはたくさんあります。録画映像授業すべてを否定しているわけではありません。

4.次回は・・・

簡単ですが、録画映像授業と双方向ライブ映像授業の違いをお伝えしました。

それでも、「やはり録画の映像授業でも変わりないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

次回は当塾で行っている「Zoomでのライブ授業+Zoomでの個別添削」についてお話したいと思います。これを読んでいただければ、双方向ライブ映像授業の良さが更にお分かりいただけるのではないかと思います。

ぜひ次回もご覧いただけますと幸いです。


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